【明慧日本2022年5月1日】フィラデルフィア地区の一部の法輪功学習者(以下、学習者)は4月24日午後、フィラデルフィアのチャイナタウンで集会を開いた。活動では、1万人の学習者が行った「4.25」平和陳情の23周年を記念し、迫害の終結を呼びかけた。
資料を受け取り学習者の説明を聞く通行人 |
集会では、学習者が掲げた「法輪功への迫害を停止せよ」、「中共を解体してこそ迫害が終わる」、「学習者の生体から臓器摘出は許されない」などの横断幕が特に目立っていた。通りかかった多くの中国人と欧米人が集会に関心を示し、法輪功の資料を受け取り、法輪功への迫害停止を支持する署名用紙に署名した。また、14人の中国人が中共の組織から脱退した。
当時の「4.25」平和陳情を自ら経験した清華大学出身の博士や漢方医、および中国の刑務所で迫害された学習者は、集会でスピーチをし、中共が「4.25」を利用して法輪功を残酷に迫害した真相を明らかにし、一刻も早く迫害を終わらせるよう呼びかけた。
元清華大学の博士「23年間の迫害を経て、法輪功は打倒されるどころか、世界中に広められた」
元清華大学博士の黄奎さんは23年前、在学中に法輪功を学び始めたとき、「4.25」平和陳情を経験した。
「4.25」の当時を振り返る黄奎さん |
黄さんは法輪功を学んでいるという理由で、中国で停学処分を受け、5年間も不当に拘禁され、拷問を受けた。集会で、「4.25」の実体験を振り返った黄さんは、「1999年4月25日から今日まで、学習者はあまりにも多くの苦しみを背負い、多くの栄光を作り出しました。中共の弾圧によって、法輪功は消滅するどころか、ますます世界中に広がりました」と述べた。
「4.25」の体験者「学習者がしたことは自分のためではなく、人々のためである」
漢方医師の龔沁華さんは、「4.25」平和陳情に参加した1万人の学習者の一人であった。当時から23年が経ったが、その時のことは今でも鮮明に覚えている。
漢方医師の龔沁華さん |
龔さんは、「1999年の『4.25』の時、学習者は自分の信仰のために努力しているように見えますが、実際はすべての人の信仰の自由のために努力しました。しかし、無神論を唱え、偽・悪・闘を指針とする邪悪な中共は、依然として善良な学習者に対して血まみれの迫害を開始したのです」と述べた。
学習者「家族全員が計19回も不当に連行された」
学習者・劉楽存さんは、4カ月前に中国から紆余曲折を経てアメリカに来た。劉さんと家族は中共の残酷な迫害を経験し、累計19回も連行され、11年間の労働教養を受け、2回洗脳班へ送られたことがある。当時4歳だった娘も洗脳班に連行されたという。
集会で一家が受けた迫害を語る劉楽存さん |
フィラデルフィア法輪大法学会の会長「『4.25』は学習者が自らの行動で真・善・忍を示した」
フィラデルフィア法輪大法学会の会長・楊景端医師 |
フィラデルフィア法輪大法学会の会長・楊景端医師は集会で「『4.25』は学習者が自らの行動で真・善・忍を実践していることを示した」と述べた。
楊会長は、「学習者たちが政府に陳情し、法輪功の真実を伝えたのは、真理を堅持することであり、政府に法輪功を制限し迫害する方針を転換させるためです。学習者たちは危険性が高いことを知っていましたが、それでも恐怖心や自分の利益を捨て、勇気を持って政府に事実を伝えました。彼らは自発的で、平和的に陳情を行い、そして静かに帰りました。これらはすべて、真・善・忍を大いに現したものです。残念ながら中共政府はこのような人たち対して容赦なく弾圧し、残忍な迫害を加えました」と述べた。
迫害反対活動を支持する人々
通行人は次々と足を止め、法輪功のことを理解し、中共による法輪功への迫害に反対する署名用紙にサインをした。
ハンナ・コルザーさん |
ペンシルバニア州ハバフォード大学の学生ハンナ・コルザーさんは、午前中にフィラデルフィアの独立記念館広場を訪れた際に法輪功迫害の実態を知ったばかりだという。コルザーさんは、「臓器狩りは間違いなく人権侵害です。多くの残虐な行為はほとんど理由がなく、(共産主義の)イデオロギーは本当に恐ろしくて気分が悪くなります」と言った。
メインズ・ジョナサンさん |
フィラデルフィア郊外のラ・サール大学の学生メインズ・ジョナサンさんは、「中共を知っており、学習者の生体から臓器摘出は許せません」と、法輪功を支持する署名をした。
迫害反対活動を支持し署名する人々 |