師を信じ法を信じ 怨恨心を取り除く
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年5月22日】

 一、怨恨心を取り除く

 私はこの20年以上の修煉の中で、いつも自分が法との間に何かが遮られているように感じていました。これは何の執着心なのでしょうか? 私自身、法を勉強し内に向けて探していましたが、いつもその根本が見えていないような気がしました。『共産主義の究極の目的』を聞いて、邪霊が人間の体に憎しみの物質を入れて、理由もなく他人を憎ませ、優しさも寛容さもなく、善悪が報われることも信じず、更に神佛の存在を信じなくなることがようやく分かりました。

 夫はとても優しい人で、師父を信じ、大法を信じ、私の修煉を支持してくれています。体の不調を感じるとすぐに足を組んで結印をして、お守りを身体から離すことはなかったそうです。しかし、夫は酒に目がなく、家ではあまり飲まないのですが、友人に誘われて行くと、次々と飲みたくなり、いつも飲み過ぎて夜中にならないと帰って来ません。夫の仕事はトラックの運転や夜中の荷物の積み下ろしで、荷物を積んだトラックが皆帰ってきているのに、夫だけが戻ってこないことが何度もありました。しかも帰ってきたら、私に向けて怒鳴りつけるのです。荷物を降ろすときも、夫は嫌なことを言ったりして私を脅かしていました。その時、私は本当に彼を憎んでいて、「彼に罰が当たったらいいのに、彼に教訓を与え、私の憎しみを解消させることができるし」と考えたことがあります。

 常人の理から見ると、自分は100%正しいです。仕事は本人の事で、勝手に飲んで帰って、遅くなるのは勝手ですが、私が事前に電話で「トラックがもうすぐ来るから、仕事に遅れないように早く帰ってきて」と伝えたにもかかわらず、すぐに帰ってくるどころか、遅刻して仕事に影響を与え、逆に私を叱るのです。本当に理不尽です!

 しかし、修煉者の角度から見れば、悪いのは私です。私が彼に対して恨む心を持っていたから、彼は何度も過ちを繰り返しました。私は彼と話す時も、言葉に優しさが足りません。ときには、夫は表面上では聞いていても、頭の中に入っていません。その後、私は「今は仕事上での競争が激しいし、他人の会社で働いていて、誰かが上司に告げ口をしたら、どうするのだろう」と思いながら心配していました。それから党文化、きつい言葉、戦い、強制的に他人を変えようとするマイナスな考えや、後天から形成された人間の観念が次々と入ってきました。 そして、彼の表現は貪欲、利己的で、自分さえ良ければ良い、家族に対してまったく無責任です。邪悪が彼を利用して、私への魔難を作り出していました。

 私は心を静めて法を多く学び、内に向けて探し、これらの怨恨心を取り除いた時、自分は修煉者であること、師と法があることが分かり、一切心配しなくなりました。今までどうして忘れていたのでしょうか? 全ては師父が面倒を見て下さるのです。

 私は、自分が深く、徹底的に法を学んでいなかったこと、そして、いかなる状況でも師と法を100%信じるという状態に達していないことに気づきました。

 これらの執着心を見つけた後、私はすぐに発正念をし、党文化や後天的な観念、執着心を取り除きました。私は師父の弟子であり、師父がすべてを決めておられるので、すべてを師父にお任せしました。気持がすごくすっきりして、晴々としました。

 二、100歳の母親が魔難を乗り越え、その中には自分の修煉の要素もある

 母も20数年前から修煉し、師父のご加護の下で、多くの難関を乗り越えてきました。字が読めない母は、師父の説法を聴くことしかできず、毎日、法を聴き、発正念や、煉功をしています。

 母は98歳になった時から、動功を煉る時間が短くなり、座って動功を煉ることしかできない時もありました。2020年、母はすでに100歳になりましたが、頭は明晰で、耳も目も悪くありません。親戚と友人たちは皆、大法のおかげだと知っており、母自身も非常に師父に感謝し、いつも「真・善・忍は素晴らしい」と言っています。

 2020年8月上旬のある日、母が突然、何を言われても食べようとせず、起き上がれなくなりました。修煉していない弟は、母の面倒を見るために3番目の姉(修煉者)を呼んで来ました。弟は母を病院に連れて行きたいと言いましたが、私たちは賛成できず、師父にご加持して下さるように、発正念をしました。

 弟と嫁は断固として病院に送ろうとし、きつい言葉を沢山言いましたが、私たちは動じません。その後、弟は電話で病院に問い合わせたところ、病院に行くには、すべての人がPCR 検査を受け、その費用を自己負担しなければならないと医師から言われたそうです。それを聞いた弟たちは、2人の医者に頼んで家に来てもらい、母の検査をしてくれました。その時、家にいた3番目の姉は、師父にご加護をお願いして、家に来た医師を救い、大法を実証し、医師の明白の一面が大法弟子に対する善の念を抱くように、母のすべてが正常であるように、強い正念を発しました。

 2人の医師が母のベッドの前に来たとき、母は両手を大きく開き、「皆さん、こんにちは!」と言いました。2人の医師は驚いて弟夫婦に「お母さんは病気ではないです。見て下さい、とても元気にしているので、百歳には見えません。これは本当に修煉の結果ですね」と言いました。検査の結果は全て正常で、体温が少し高かっただけです。

 検査が終わると、医師は弟夫婦に「お母さんはどこも悪くないようで、心配要りません。家族に年配者がいるのは幸せなことです。今、コロナウイルスが流行っているので、もし病院に連れて行けば感染したらどうしますか?」と言いました。弟夫婦も病院には行かないと言いました。医師は「パチュリー10滴」という解熱水と抗炎症剤を処方し、帰って行きました。私たちは母を助けて下さった師父に心から感謝しています。

 その後の数日、弟夫婦は母に無理やり薬を飲ませたりして、いくら止めても聞いてくれません。最後に、弟は「今日中に、この薬を必ずお母さんに飲ませてあげないと」と言って外出しました。

 弟が用事で出かけた後、私は3番目の姉に「水を10滴飲めばいい、薬じゃないから、錠剤の薬は飲まなくていい」と言いました。よく考えてみると、どれも薬です。同修に薬を飲ませることは小さな問題ではなく、同修を迫害しているのではありませんか。そうすることによって、邪悪にすきに乗じられるかもしれません。また、責任を取ることを恐れ、自分を守る私心でもあり、師と法を信じないことにもなります。私は話しながら薬を捨てました。

 ここ数日、私は姉を家に帰らせ、姉の代わりに母に付き添って学法、煉功と発正念をし、他の同修にも発正念をしてもらうようにお願いしました。弟の嫁は、母のことに一切関心を示さなくなりました。母がトイレに行くのを手伝ったら、まだ手が熱くて体力もないことを感じたので、私は急に不安になり、母に「自分が大法弟子であることを忘れないで、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を念じて」と教えました。母はしっかりと唱えました。

 しかし、なぜ私の心は不安になったのでしょうか。同修の正念が足りないことを心配しているほか、「弟夫婦はなぜ熱を下げる薬を飲ませないのか」と考えました。やはり責任を問われることが怖かったし、何よりも自分の奥深いところに師と法を100%信じていない執着が隠れていました。この執着を見つけたとき、長年修煉してきた私は恥ずかしく思いました。

 この出来事を通して、相手の問題を見たときには、必ず自分を探さなければならず、そこには必ず自分が修めるべき執着があることは、以前より深く理解するようになりました。それは、師父が与えて下さった法の宝物からです。師父の慈悲深いご加護のもと、母はすべて正常になりました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/6/440588.html)
 
関連文章