文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年5月26日】私は以前大手企業の中間管理職として働いていましたが、今は定年退職しています。1994年に縁があって法輪大法に出会い大法の修煉を始めました。本当に人生における大きな幸せだといえます。
私が5、6歳のころ、自分を害そうとする他の空間の生命体を2回も目にしたことがあります。そのころ両親は、私を祖母(母方)の家に預けて育ててもらっていました。そのころのことを、今でもぼんやりと覚えていますが、祖母の部屋の隅から急にひとつの生命体が飛び出してきて、私の首を両手で絞めて殺そうとしたことが2回ありました。私はすぐに気絶してしまいましたが、2回とも誰かが保護してくださったのか、間もなくして目が覚めました。年齢を重ねるにつれて、長い間無神論教育を受けたにも関わらず、私はずっと生命の神秘に迷い、疑問を抱いていました。青年になると、私も自分の人生にいろいろな憧れを持つようになりました。自分が有名になって家族の誇りになろうとしていたのです。
初めて法輪大法に出会ってからは、その奥深い法理によって、私は心身ともに大きな変化が起こりました。法輪大法は、現代科学を否定しておらず、現代科学に結び付けて簡潔な言葉で、今まで誰も知らなかった宇宙の真理を語り、またどれくらい多くの人が一生探究しても分からなかった天体、宇宙、生命、人体と異なる次元、そして、空間の一番低いところから一番高いところまでの相互関係の謎を明らかにしており、私の疑問は完全に解けたのでした。なぜ「人は迷いに中にいる」といっているのでしょうか? なぜ多くの人は、見えないものを信じないのでしょうか? 法輪大法の空間についての理論、人体の構造、得と失、精神と物質などについての論述は、私にそれらの謎を解いてくださったのです。
学法によって、法輪大法は本当の高い次元の正伝大法であると分かりました。そして私は、法輪大法の「真・善・忍」の要求に従って心性を修煉し、よい人になるように努力し、まったく新しい修煉の道を歩むことになったのです。
一、企業の良き管理者になる
私は会社の事務室や、党委員会、会社の管理部門で中間管理職として働いたことがあります。私は修煉する前も、真面目で自分の本分を守る人間だと思っていたのですが、名利を求める心はわりと強かったのです。法を得てからは、私はいつも師父の法で自分を律するようにしました。
師父は、「法を学びて法を得る 比して学び比して修す 事々対照し 做すところ到るは是れ修なり」[1]と説かれました。
会社の管理部門は、取り扱う部門と人数が多く、管理責任が大きく任務も多くて重いものでしたが、仕事中は大法に従って行い、公のために尽くし、私事を考えず、誠実で真面目にこつこつと仕事をこなし、週末もほとんど休みませんでした。
1999年まで、私は仕事がよくできていたため、ほとんど毎年会社の「優秀労働者」に選ばれていました。私は同僚に誠実、善良、友好的に接しました。困っている同僚のことを心にかけ、助けてあげたり、同僚と仲良くしました。またある部門や、または誰かが仕事でトラブルに遭遇していると、私は大法に従い、荒っぽく強制的なやり方は取りませんでした。問題の解決に協力し、部門の仕事により凝集力があるようになりました。
私の役職には一定の実権がありましたが、私は厳格に大法に従い、清廉潔白で私心を捨て公に尽くしました。費用の支払いは公私をわきまえ、得をしようとはしませんでした。また公的資金を個人の客のために使うこともせず、会社の車を個人のことに使いませんでした。事務室では会社のための仕入れや、印刷のプロジェクトがたまにありましたが、取引先はそのプロジェクトを手に入れるため、私と関係を持つために賄賂を使おうとしました。しかし私は、自分が法輪大法を修煉しているので、不義の財をもらうことはできない、ただ仕事の需要に応じて処理するだけであり、金銭で心が動くことはないと説明しました。取引先はみな、私を敬服してくれました。一度、子会社に出張したら、彼らは関係を持つために、贈り物やお金を渡したり、遊ばせようと(サウナ、異性マッサージなど)しましたが、私はすべて断りました。また数人で一緒に出張したことがありますが、どうしても断ることができない贈り物やお金をもらったりしたら、公益財団へ寄付するか職場に寄付しました。またある時、提携会社は会社の上層部の人たちに、一台ずつ輸入品の湯沸かし器を贈ってきましたが、私は丁寧に断りました。後で上司はそれを他人にあげました。またある時、私たちは三人で子会社に行って、審査を行ったことがあります。子会社の責任者は、審査を通してもらうために、私たちに一人1500元ずつ渡しました。その時は私ひとりではなかったため、仕方なくもらいましたが、戻ってからその全額を希望プロジェクト(教育を受けることのできない青少年に奨学金を与えるプロジェクト)に寄付しました。
私はどんなに小さいことでも、公私をわきまえました。修煉してからは職場の紙一枚、ペンの1本でさえ持ち帰ったことはありません。その当時は携帯電話を持っていませんでしたが、長距離電話をする時は非常に不便でしたが、それでも私は職場の電話を私的なことに使ったりはしませんでした。私は大法の法理に従って行動したので、会社の中ではわりと高い信望を得ていました。
2000年、私は大法と師父のため公平な話をするために、北京へ陳情に行きましたが、それを理由に党内の管理職を失い、一般社員に降格されました。しかし、私は師父の教えに従って、一般社員の職位になっても今まで通り、真面目にこつこつと仕事をしました。上司から与えられた仕事は、街で会社活動関連のチラシを配布することだったり、会議で必要なものを運ぶことだったり、会議資料を起草して準備することだったとしても、真剣に一つずつ真面目に行いました。そのため、同僚から尊敬され、上司は満足していました。また新しく転任して来た上司が、業務をよく知らなくても、私は嫉妬せず、消極的に扱わないばかりか、真心をこめて彼のために考えました。そして、自分のノウハウを隠すことなく、彼を助けて部門管理の仕事をしっかり進めました。その上司も、私に感激して非常に敬服して私のことを気にかけてくれました。会社のある責任者は、定年退職を前にしていた私に、そっとこう言いました。「あなたは、我々の会社にとって誰にも劣らない優秀な幹部です!」
二、住民の良き隣人になる
私は家に帰ると、近隣関係においても大法の要求に従い、全てのことにおいて近くの住人を思いやり、他人に便宜を与えました。公共の階段が汚れていると気づく度に、自ら清掃しました。このマンションの清掃員は、月に1回水を使って階段を掃除していましたが、その掃除が終わる度に、二階の踊り場のくぼみにいつも大量の水がたまり、住人が通るたびに靴が濡れることに気づいたので、毎月適時にたまった水をきれいにしました。また自分の家の前の階段の照明用電球も自ら交換しました。住人の中には、自分で生活するのが困難な年配者がいましたが、彼らの体調を気遣って訪問しました。彼らが私の助けを必要とする時は助けて、問題を解決しました。時々マンションの水が止まったりしましたが、彼らが使う水が足りずに困っていた時は、私は外に出かけて水を汲んで、彼らの家に届けたりもしました。
2009年に私の母が世を去り、80歳を超えた父を迎えて一緒に暮らすことになり、私は3階の古い家を貸し出し、他のエレベーターがある3DKの物件を借りることにしました。私が引っ越そうとしていると、隣近所の人たちがやって来てとても残念がりました。私が引っ越してからは、古い家の環境はだんだんと悪くなっていきました。
2018年、私が貸し出していた古い家の住人が変わることになったので、貸し出す前にリフォームすることにしました。階段は長年管理されておらず、石灰でできた壁は長い間の風化を経ており、まるで老いた木の皮のように凸凹になって傷だらけになり、泥や砂が穴や隙間から流れ出し、壁の下のほうに設置されたレンガと手すりはすっかり汚れてしまいシミだらけになっていました。また2階から3階の階段の電球は、長い間誰も交換する人がいませんでした。上の階の住民が言うには、彼らは長年にわたって暗闇の中を手探りで歩くか、懐中電灯やライターを持って歩くしかなかったと話しました。私は、住民たちが便利に使いやすいように、古い家をリフォームすると同時に、2階から3階への通路もリフォームしようと決意しました。私はリフォームの作業員に、古い石灰の壁をはがして漆を塗らせ、私自らの手で、壁の下のレンガと手すりの汚れをふき取ってきれいにしました。そして2階のランプの口金は使えなくなっていたので、業者に頼み、口金を変え、新しい電球を取り付けました。そうすることで階段の通路は一変し、暗闇で探ることをなくしました。後になって、住民たちはこれらすべてが、私の自腹だったと知ると、彼らは深い感謝と尊敬を表しました。皆は口に出して言いませんでしたが、心の中では「法輪功を修煉する人は、みな良い人だ」と分かっていたのです。
中国共産党(以下、中共)は、数十年にわたって無数の人をつるし上げる運動をやり、全ての運動は「指導者が性質を定め、罪名を無理やりかぶせ、証拠を捏造し、世論が先行し、群衆が批判し、専制道具で鎮圧する」模式を取って来ました。長年、全国各地で内情を知っている多くの人がいわゆる「法輪功の自殺、殺人1400例」の真実を暴露しています。それは完全に悪人が迫害に迎合し、人の手柄を横取りして昇進するために捏造したものです。いわゆる「天安門焼身自殺」や「法輪功の自殺、殺人」はすべて捏造された嘘です。2001年8月、国連教育開発機構は、中共当局が法輪功を迫害するために「天安門焼身自殺」の偽物の事件をつくり上げたと強烈に批判し、「国家恐怖主義的行為」だとしました。
私は自身の実践をもって、人々に本当の法輪功とは何かを伝えています。善良な人々が嘘に騙されず、善悪を分別し、良い未来を選択することを期待します。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「実修」