誓約に違背する重大さ
■ 印刷版
 

文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2022年6月10日】少し前のことですが、よく知っている女性の同修が突然、深刻な病業が現れ他県で亡くなったと聞いて、大変驚きました。昨年お会いした時の彼女の異常な様子や、長年の修煉状態を思い出すと胸が痛み、修煉の厳粛さを痛感しました。

 同修の夫婦二人は7.20以前に法を得て、師父にお会いしたことがあり、ご主人の方は当時の補導員の一人でもあります。7月20日に迫害が始まってから、夫婦二人はずっと法を正す進展について行けず、基本的に7.20以前の個人修煉の状態に留まっています。その後、ますます緩めていき、長い間、幸せな家庭生活に溺れていました。夫婦二人はよくあちこちへ旅行に出かけたり、子供や孫たちとの団欒を楽しんだりして、人を救うことはしない、あるいはほとんどしないという状態で、他の同修と接触することもなく、明慧の交流文章もほとんど読んでおらず、せいぜい家で煉功をして本を読んだりするくらいでした。私は何度も彼らに、「大法弟子は師父が要求される三つのことを行い、人を救う使命を果たし、誓約を守らなければなりません。さもなければずれてしまい、旧勢力が按排した道を進むことになり、非常に危険です」と注意を促しました。 残念ながら、二人は依然としてマイペースのままでした。昨年、師父は二人の身に危険が迫っているのを見て、同修の口を借りて再び啓示されましたが、それでも夫婦は悟ることができず、師父の慈悲によって与えられた良い機会を逃し、その結果、女性の同修が亡くなりました。

 5月4日の夜、私は夢を見ました。夢の中では、草木も生えず、とても荒涼とした空間に、人も少なく、数人の老人と病人、また低い空間に打ち落とされた数人の鬼だけがいます。私を見ると、みんな怯えたような顔をしました。その女性の同修はぼうっとしていて木訥な感じで一人ぼっちで歩き回っていて、私を見ると急につぶやき出し、夫に誓約を破るようなことを言われたと、私は感じました。それを言った後、彼女は私を避けてどこかへ行ってしまいました。私は彼女を探してみると、彼女は小さな荷物を肩にかけて、一言もしゃべらず、戸惑い、呆然として、何の意識もなく、一人で下の層の空間に向かって歩いて行きました。彼女は私に会うためにここで待っていたのだと分かりました。彼女にはまだかなわぬ願いがあります。それは、彼女の夫に、誓約を守り、使命を果たすことを思い出させるように伝えてほしいということです!

 その時に夢の中で、私は突然、とても高い金色の山の上に立っていました。上空に無数の神々が現れ、私の立っている山に向かって列をなしてゆっくりと歩いて、山の上には色とりどりの風船に囲まれた円形のアーチのようなものが立っているのが見えました。いろいろな艶やかな服を着ている西洋の神々、古代ギリシャの神々、東方の神々などが多くいました。彼らが整列してゆっくりとアーチを通り抜ける時、歌を歌っていました。その歌詞の最後の言葉が「故里が洪水に浸った」というのが聞こえました。その瞬間、私の顔面には涙が溢れ、心の中には師父の計り知れない慈悲を感じ、私は涙を流しながら、神々の代わりをして「師父、ありがとうございます」と何度も師父に感謝しました。その時、夢から目が覚めて、ちょうど朝の煉功の時間でした。

 師父が私にこのようなことを示されたのは、衆生を救う大きな事を更に努力してしっかりと行い、大法弟子の責任と使命を担わなければならず、他の同修ができていない部分を引き受けるよう、私に悟らせて下さっているのだと分かりました。同時に、落伍している同修を助け、師父を手伝って彼らを助けなければなりません。ここ数年、私は落伍している古い同修と交流してみましたが、中には完全に修煉を諦めた人もいて、彼らを見るたびに悲しみの涙を流していました。修煉を放棄した同修や、彼らの世界の衆生を思うたび、そして修煉が不十分な自分は彼らを救うことができないことで、悔しい涙を流していました。師父の期待に応えられなくて、師父に申し訳ないと思いました。

 私たち大法弟子は、落伍した昔の同修を諦めずに、急いで救わなければなりません。私たちは常人に対してさえ慈悲の心で救うことができるのに、昔の同修たちをなおさら大切にしなければならないのです。大法弟子が誓約を守らなければ、その結果が恐ろしいもので、それによってもたらした損失も恐ろしいものとなり、本当に犯罪なのです。

 私が見ているものは、あくまでも私個人の次元で見たものであり、そこには自分の修煉の要素が含まれており、私が悟ったものも私自身の境地で見たものであり、同修が法を師として受け止めることを願っています。法に則っていないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 合掌

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/31/444291.html)
 
関連文章