【明慧日本2022年7月16日】遼寧省大連市の法輪功学習者・張軍さん(男)は法輪功を実践しているとして、2022年5月24日に普蘭店裁判所に懲役1年6カ月と罰金8000元の不当判決を言い渡された。張さんはその後、大連市中級裁判所に上訴した。
法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。
大連市123中学校の元体育教師である張さんは2021年7月15日に連行され、大連金州拘置所に刑事拘禁された。張さんと妻の苗玉環さんが警官に連行されている間、他の3人が張さんの家を家宅捜索して撮影し、ノートパソコンや携帯電話などの私物も押収した。その日の午後6時頃、苗さんは帰宅した。
8月2日の朝、張さんの家族は登沙河派出所に私物を取りに行ったが、派出所では一部の荷物しか返却されず、他の荷物は返って来なかった。
家族は警官に、「張さんの最近の状態はどうなのか、いつから拘束されているのか」と尋ねた。警官は、7月22日付の金州検察庁の判決書を家族に見せ、張さんの家族の電話番号が分からず、連絡が取れないと主張したという。張さんの家族は判決書の写真を撮りたがっていたが、警官はそれを許さず、A4判の分厚い印刷物の山を持っていき、「読んでもいいものだけ読め」と言い、それ以外は読ませてくれなかった。
検察は証拠不十分として二度にわたって張さんを警察に差し戻したが、それでも警察は検察に起訴するよう迫った。2022年5月7日、普蘭店裁判所でオンラインを通じて裁判を受けた。弁護士である董前勇さんと陳智勇さんは無罪を主張した。
裁判官は2022年5月24日、張さんに1年6カ月の懲役と8000元の罰金を言い渡した。張さんは大連市中級裁判所に上訴した。
1999年7月20日、中国共産党の江沢民グループが法輪功への狂乱的な迫害を開始して以来、張さん夫妻は3回連行され、区政法委、教育局、登沙河派出所から十数回の嫌がらせを受け、金浦新区教育委員会に給料を差し押さえられたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)