夫の振る舞いを見て自分を修める
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2022年7月24日】私は2014年に夫と一緒に法輪功の修煉を始めました。修煉する前は、病院でも治せない多発性血管腫が後頸部にできて、3回も手術をしました。病院はこれ以上手術すれば命の危険があると言いました。血管腫は神経を圧迫するので、左側の腕が思うように動かなくなり、ほかにも腎臓結石、胆石、子宮腫瘍、卵巣嚢腫などにかかりました。私は肉体労働ができなくなって、ただ家で重い体を引きずりながら子供たちに食事を作ることしかできなくなり、当時経営していた小さなスーパーも止むを得ず閉店しました。

 姑が法輪功を修煉していたので、途方に暮れた私は2014年から姑について法輪功を習いました。最初は信じられなくて少し抵抗もしましたが、『轉法輪』を読んで、初めて修煉の真義が分かりました。不思議なことに、私の病気は本を読んだ後に良くなり、夫も喜んで法輪功は素晴らしいと感じて、私と一緒に修煉に入りました。

 夫婦が一緒に修煉し、一つの修煉環境を成すことは、互いに向上させることができるとよく言われていますが、実は楽なことばかりはなく、私たちの間も葛藤が生じました。夫と結婚して30年以上になりますが、よく喧嘩をしました。夫は気が荒く、なにかに遭ったら道理を言って解決を求めるのでなく、すぐに相手に罵声を浴びせます。毎日彼のそばにいる私はよく八つ当たりされて殴られました。修煉してからは夫の気性はずいぶん改善して、私も自分を変える努力をしています。たまに私も夫も気性をコントロールできない時がありますが、夫は怒ったあとすぐに後悔します。

 1、夫の振る舞いは、師父が私に与えた試験

 ある日、長男がカニを買ってきて茹で、もうすぐ茹であがる時に「日本海が放射能に汚染されたというニュースを聞いた、もうすぐカニが食べられなくなるだろうから、今のうちに多く食べておこう」と言いました。夫は「テレビのでたらめを聞くな」と言うと、長男は「ネットでもそう言っているよ」と言うと夫は怒って、長男に向かって「それはすべて中国共産党のでたらめだ、彼らの言うことを聞くな」と叫びました。子供たちは父親が怒っているのを見て、カニを食べずに帰ってしまいました。子供たちが自分を無視して相手にせず帰って行くのを見て、夫は更に激怒して、斧を手にしてドアを壊しました。それだけでなく、茹で上がったばかりのカニも全部庭に捨てました。私はずっと横で見ていて、「これは自分を高めるための試験だ」と思って、心を動じずにカニを拾って台所に置きました。

 表向きは夫と喧嘩をしませんが、心の中では「こんな振る舞いは修煉者らしくない」と夫を不満に思いました。何気なく「そんなに怒る価値があるのか」と言うと、夫は私の前に飛び出してきて「おまえは、いつも子供たちを擁護するが、おまえも出ていけ、離婚だ……」と言って、聞くに堪えない言葉を私に浴びせました。私も我慢できなくなり、電気自動車に乗って家を飛び出し、二度と戻らないと思いました。

 乗っている間に落ち着いて、「往々にしてトラブルが発生する時、それが人の心の奥深いところを刺すような激しいものでないと効果が上がらず、向上につながりません」[1]を思い出しました。私は修煉者なので、怒らないで我慢しなければなりません。『轉法輪』の中の言葉を暗唱しながら、知らず知らずのうちに同修のAさんの家に行きました。Aさんと法理に照らして交流するとやっと落ち着いてきて、Aさんと一緒に発正念をして家に帰りました。

 夫が怒った時、私は夫に道理を話さず、慈悲をもって接することもできず、不満だけをこぼして、その時の私は修煉者らしくありませんでした。夫の激怒しがちな性格に対する恨みは修煉の前からありました。修煉してから、師父によって人生の道を変えられましたが、恨みなどの執着心には、自分自身で向き合わないといけません。夫の激怒ぶりは私の恨みによって引き起こされたもので、根本的な原因は私にあります。どうして夫がかんしゃくを起こしたのか、これは師父が私に恨む心を除去させるための按排で、師父が夫の言動を利用して私の心性を向上させるために出してくださった試験問題だと見抜けなかったのでしょうか。私は内に向けて探しておらず、逆に外に向けて探し、ずっと夫の欠点を恨んできました。私に向上の機会を作ってくれた夫に感謝するべきで、どうして恨みや不満があるでしょうか。

 2、相手の不足を見つけたら、自分の不足を探す

 今年のお正月前、子供たちは我が家に帰ってきました。夫は孫とトランプをやっていて、遊んでいるうちに、なぜか孫は夫を怒らせてしまい、夫は孫を叱って、孫は泣きました。私はとても腹が立って、何も言わずに夫を睨みつけました。夫はすぐにかんしゃくを起こし、私を殴って叱り、嫁は私を隣の部屋に引っ張りました。しばらくして息子が来て、「お父さんは鍋を割ってしまった」と言いました。それを聞いて、私は怒り心頭になりました。「どんなに怒っても鍋を割ることはない、お正月に鍋を割るなんて、縁起が悪いばかりでなく、近所に笑われるではないか」と思いました。

 突然、このことは私の修煉のために起きたことで、夫を恨むべきではない、これは自分の恨む心、メンツを重んじる心を除去するためだと思い付きました。しっかりできなかったのは自分で、感情的になって孫のために腹がたち、また夫を恨んでいました。しかし、私が自分の不足に気づいたら、夫も何事もなかったかのようになって、あとで尋ねても、「自分でも何故そんなに怒ったのかが分からない」と言いました。これは、私の心性を試すための試練だと思います。

 年が明けたある日、夫に頼み事があったので、同修のBさんが私の家に来ました。私はBさんに夫との問題を話しました。

 それを聞いてBさんは例を挙げました。ある日、Bさんともう一人の同修Cさんは出かけて、ある女性のそばを通った時、BさんはCさんに「あなたは、さっき何を考えていたのですか」と聞くと、Cさんは「さっきの女性は太くて顔が黒く、熊のようだと思った。どうして私の考えが分かったのですか」と答えました。Bさんは「さっき、一塊の黒い物質が女性の体に落ちたのを見ました。私たちは修煉者なので、相手をそんなに思ってはなりません。修煉者の念は力を持つので、彼女を悪く思うと、黒い物質は彼女のところに飛んでいって、あなたも業を造ったことになるのです」と説明しました。そして、女性の体に落ちた良くないものを除去するように二人は発正念しました。

 Bさんはまた「相手の不足を見た時、相手を直すか、それとも自分の不足を探して直すか。相手の悪いところを思う時、悪い物質は本当に相手に飛んでいきます。あなたの思いのせいで、相手は駄目になったのです。あなたはただ心を動じないで心性を守れば良いのです」と言ってくれました。

 私はいつも夫の欠点を見て、ずっと夫のところに悪い物質を送り込んで、同時に夫を見下して恨んでいました。これから自分に目を向けるべきです。実は、夫は修煉する前から情が深くて心の温かい人で、ただかんしゃくを起こしやすい性格を持っています。修煉してから夫は怒らないように自分を抑えて、努力しています。運転手である夫は毎日長時間運転しておりとても大変で、時には数日も家に帰れないこともあります。家に帰ったら時間を割いて学法して、3つのことをします。夫はずっと修煉を続けて、ここ数年の変化も大きいものです。私の夫に対する要求は高すぎるのです。人の修煉状態はそれぞれ違って、夫には夫が除去すべき欠点があり、私には私が除去すべき欠点があります。互いに暴露した欠点は、まさに師父が出した試験問題で、なぜ今までトラブルの表面だけを見て試験問題を答えようとしなかったでしょうか。これからも夫に私の欠点をいろいろ指摘してもらって、2人からなった「修煉グループ」はきっと和やかになり、私も冷静になって夫と法理に踏まえて交流し、夫と共に精進するように努力したいと思います。

 まとめ

 人の不足を見て自分を修める、その道理が分かった時、涙がこぼれそうになりました。修煉を始めたのが遅かったので、いつも今まで逃した時間を補い、勇猛邁進したいと思っていますが、ようやく今、分かり、心はとても明るくなりました。現世、夫と夫婦になり、同修になるのは縁のおかげです。これからは、師父が用意してくださった修煉環境を大切にし、自分の欠点をたくさん見つけて、夫と共に高めていきたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/25/443890.html)
 
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