文／中国の大法弟子
【明慧日本2022年8月1日】今日の昼間、深刻な病業に陥った同修のAさんに付き添い、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」の九文字を書くことを手伝いました。しかしAさんは「真」の字をよく間違えて、真ん中の三つの横を二つに書いて、何十回注意しても、やはり時々書き間違えます。
夜、家に帰ると、ちょうど師父の新経文が発表されたので、私はすぐに書き写しました。新経文で師父は「すべての大法弟子はいかなる状況下においても法をしっかり勉強し続けなければなりません」[1]と説かれています。昼間にAさんに注意した場面を思い出して私は気が重くなりました。
翌朝、「法をしっかり勉強し続けなければなりません」のお教えを思い出して、私は心を落ちつかせて両足を組み、一心不乱に『轉法輪』の暗記を始めました。何も考えず、ゆっくりと句読点も含めて一文字ずつ、頭の中に刻みました。それにしても、四つの字を2回も連続して間違ってしまいました。私が何かに執着しているせいでしょうか。そう思った瞬間に師父のご教示を頂き、自分の間違ったところが分かりました。私は外に向けて探し、難の真っただ中に陥っているAさんに対して慈悲と思いやりが足りませんでした。
Aさんの素晴らしいところを思い出しました。Aさんは1999年前から修煉を始めた古い弟子で、私がAさんと知り合った時、Aさんは地元に法輪功の資料を提供していました。今日まで、Aさんは地元に行き、必要な資料の大半を提供し、他の同修のパソコンやプリンターに問題があれば、すぐに直しに行きます。Aさんは中学しか出ていないのに、衆生を思い、衆生を救うという大善があるので、こんなことができるのでしょう。多くの苦労に立ち向かい、修煉者の忍を持っていなければ、できなかったでしょう。しかもそれらを私は、「Aさんが引き受けるのは、Aさんに技術があるからで、できるのは当然だ」と、思っていました。
Aさんは勤め先から奨励として香港観光の機会をもらいました。ただ香港行きのビザは自分で申請しないといけません。「法輪功学習者である」という理由で公安局はビザ申請を却下した後、Aさんが考えていたのは自分の損得ではなく、公安局の人に過ちを犯させないことでした。Aさんは会社に授与された奨励証書を持って、公安局のスタッフに真相を伝え、心から彼らを救いたいと思っていました。これはまさに衆生に対する最大の善であり、Aさんは20年来平穏に修煉の道を歩んでいたのです。
私の理不尽な非難に対してもAさんは一笑に付し、修煉者の忍を以てトラブルに対処し、足を止めることなく、妨害されることもありませんでした。
『轉法輪』を暗記する中で私はAさんとの差に気づいて、汗顔になりました。この場を借りてAさんに謝ります。『轉法輪』を暗記する中で、内に向けて探すことも覚えました。これから、師父のお教えに従ってしっかり学法し、もっと良く、もっと力強く衆生を救っていきたいと思います。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『チェコスロバキア法会へ』
