時間への執着を手放すと身体の不調が消えた 
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文/海外の大法弟子  

 【明慧日本2022年9月3日】私は1999年「7.20」(法輪功が迫害を受ける時期)以前に大法の修煉を始めた弟子です。ここで最近の修煉体験を文章にして、同修と共有します。相互で注意し合い、共に精進したいと思います。

 真実を語る過程の2つの物語

 ある時、同修と近くの町内会の縁日に、法輪功への迫害実態の真実(以下、真相)を伝えに行きました。そこで50歳くらいの男性に会い、「こんにちは、お兄さん、三退(共産党組織を退く)で安全を守ることを知っていますか? 法輪大法はとても良いものなのですが」と挨拶したところ、彼は口を開くなり罵り始め、「またあなたは毎日毎日役場に来て、そこで働いている私は、あなたのせいで仕事が出来なくて…」と私の腕をつかみ、役場に連れて行こうとしました。強く引っ張られたものの私は動かず、怖くもなかったのですが、その瞬間、空気が凍りついたようでした。私は率直に、そして堂々と彼をみつめ、「衆生に大法を悪く言わせては罪を犯させることになる。それは衆生を破滅させることになる」と思いました。少しずつ周りの人が多くなりましたので、私は彼の手を見下ろして「手を放す」と思うと、彼はすぐに手を離し、ぶつぶつ罵りながら去って行きました。私は彼の態度に動じることなく、資料を配って真実を語り続け、その日は多くの人を救いました。

 また、本町で1人の中学生に真相を話しましたが、彼女は私が何を言っても信じず、悪党に植え付けられたものを私に突きつけてきました。私は動じることなく、別の言い方で「真・善・忍の3文字はどうでしょう? 真は嘘をつかないこと、善は人に優しく接すること、忍は辛いことを我慢し苦難に耐えることです。真・善・忍は良くないと言えますか? あなたは物事が分かる子だから、自分でも考えないといけないでしょう?」と言いました。彼女はしばらく考えて「仲間にいれてください」と言ったので、「そういうことではなく、法輪大法は正法であること、法輪功が迫害されていること、『天安門焼身自殺』は濡れ衣であることを理解してほしい」と言いました。彼女の考え方が変わり始めたので、私は真相資料とお守りのストラップをあげました。彼女の苗字に小花という名前をつけて三退させてもいいかと聞くと、快く同意してくれました。彼女は嬉しそうにストラップを手に取り、「私の名前は小花、三退した」と叫び、クラスメートのもとへ駆けつけました。しばらくして彼女は私のところに戻ってきて、「おばあちゃん、私も仲間に入れてください」と言ってきたのです。 衆生が救われた感動と喜びを見ると、世の人々は我々に、慈悲心を目覚めさせてほしいと願っているのだとわかり、感慨深い気持ちになりました。

 師父の導きで、時間への執着を取り除いた

 長年にわたって真実を伝えてきましたが、いつも緊迫感がありました。老若男女、人を選ぶことなく、出会った人々に話し、明白に話せなければ戻って再度話します。40人分の資料を持ち、いつもお守りやUSBも携帯しています。最近は真相を語ることをせず、サボり気味で、ただカバンの中に資料を入れているだけでした。人を見ても躊躇してしまい、あまり話したくなくなってしまいました。退くべき者は退き、そうでない者はどうせ言っても耳を傾けないというふうに思うようになりました。その感情は、もはや大法弟子が人を救う基準を満たさないのですが、自分ではそれに気づかず、内に向け探すことができず、法の中で正すことも出来なかったのです。

 ついに体の調子が悪くなり、表面上の表れとしては、夜に腹痛がするようになりました。それで私は法で悟り、内に向けて探し、発正念で眠りについたのです。しかし、朝の練功の時から頭痛や咳、胸焼け、体の痛みなどが再び始まり、その症状は3日間続きました。その過程で、自分がさぼっているかどうかを自問しました。怨恨心や闘争心、夫や子供に対する愛情、党文化などの人心、色んな面で内に向け探しました。たくさん探しましたが、身体の調子は良くなるどころか酷くなる一方で、どこが間違っているのか分からなくなりました。しかし、心は磐石のように堅持し、否定的な考えが出た瞬間に正し、取り除き、心の中はマクロからミクロまで全能の法で満たされていきました。

 3日目の夜、明慧のウェブサイトに同修の交流記事があり、「法を正す時期に執着するものではなく、もし法を正す時期が早く終わってほしいと執着するのであれば、旧勢力はそれを狙い、あなたを早く連れ去らせます」と書いてあるのを読みました。

 私はハッと目が覚め、感動の涙が流れ出しました。そして体に電流が流れたように「スッ」と、頭のてっぺんから足の裏まで一気に駆け抜けたのです。3日間にわたって体に出ていた症状が、その瞬間にすべて消えました。師父、そして同修の皆さん、ありがとうございました。師父はこういう形で私を悟らせて下さいました。この時、先日新唐人テレビを見た時のことを思い出しました。そこでは同修が瘦せこけ、骨が見えるほどの迫害を受けていて、私は何気なく「こんなに迫害がひどくても終わりが未だ見えない。みんなの感覚はもう麻痺している。時間が長すぎる」と言ってしまいました。こうして見ると、自分が時間への執着によって麻痺してしまい、真相伝えも怠けるようになったのでした。

 師父は「くれぐれも怠らず、緩めず、無頓着にならないように」[1]と説いていました。師父の言葉を真摯に受け止めず、時間にとらわれた大きな人心を隠していました。人心が旧宇宙、旧勢力の腐敗した因子物質を招き、身体に今までにない症状を引き起こしているのです。師父は私の心が動じず、修煉者の基準で関を乗り越えるのを見て、記事を使って私を目覚めさせると同時に、体を浄化してくださいました。その時の心身の変化は、本当に真に修め、乗り越えてきた同修だけが体験できるもので、言葉では言い表せないほどでした。

 私たちは、衆生が羨む宇宙大法が創造した偉大な存在です。師父と、法を正す時期に共にいる大法弟子であり、衆生を覚醒させて歴史に復帰させる使命を持つ、唯一無二の大法弟子です。それなのに、どうしてまだ時間に執着できるのでしょう。あとどれくらいの時間があるのかは、すべて師父が把握されています。

 私は修煉者として、師父が法を正すことへの手助けをすることに心を留め、3つのことをよく行います。師父に従い下界に降りたときの、衆生を救う誓いを果たしたいと思います。師父の恩恵に応えたいです。衆生の期待に背きません。

 注:
 [1] 李洪志师父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/20/444919.html)
 
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