嫉妬心の夢を見た
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文/桜君

 【明慧日本2022年9月3日】私は嫉妬心がとても強いので、よく修煉ができていない同修を見下していました。この執着心はずっと前からあって、良くないとは知っていますが、真剣に考えませんでした。最近になって、それがひどくなり、自分の修煉の向上を妨げてしまいました。そのため、ようやく努力してそれを取り除き、慈悲と善の心で同修を受け入れるようになりました。「それを取り除きたい」という自分の姿勢を見ていらっしゃった師父は、夢の中で「嫉妬心を取り除かないと、深刻な結果になる」と啓示されました。

 夢の中で、普段軽蔑している同修が現れました。その同修は修煉を始める前は、ちょっと理性的ではない時もあり、不思議な言動をしていたのですが、修煉をしてから極端に走ったこともありました。夢の中で同修は西の方向から帰って来ると私に、「外で20分ほど煉功をしました」と話しました。その話を聞いた私は心の中で、「このような邪悪な環境で、公然と外で煉功して大丈夫なのだろうか」と思いました。そして同修は、「北側のドアの物を取って下さい」と言いました。

 それは鉄格子の門で、中に入ると下に降りる階段があり、中は暗くて、とても奥深そうでした。階段を下りて、しばらく歩くと、直感で「中に魔がいる」と非常に恐ろしく感じました。すると、「魚」の形の魔が見えたのですが、そのイメージは私たちの空間の魚ではありません。正確にいえば、建築作業員が使用するシャベルに似ており、頭の部分が幅10センチ、後ろが2~3センチくらいで、長さが20センチほどの長い三角形のものです。それは空中に浮いていて、私を殺そうとしました。私はとても怖かったのですが、「私は師父に見守られているから、それは私を傷つけることはできない」と思いました。そう思った途端、それが消えました。

 しかし、周囲の環境は相変わらず恐ろしく感じ、それが陰から私を見つめていることが分かりました。私は向きを変えて戻りながら、師父にご加護をお願いして、ようやく扉の前までたどり着きました。振り返ると、空中に浮いている魚のような魔がまた2~3匹いました。その時、「管理人」らしき者がやってきて、次のように話してくれました。「実は、そのシャベルに似ている魚は、歴史上とても有名な修煉者でしたが、嫉妬心がなかなか取り除かれていないことが原因で、この結末になり、最後に魔になりました」

 夢から覚めたとき、いろいろな感情がこみ上げてきました。師父はこのように説かれています。「嫉妬心という問題はかなり重大です。なぜならそれは、われわれが修煉して圓満成就できるかどうかという問題に直接かかわってくるからです。嫉妬心を無くさなければ、人の修煉した一切の心が脆弱なものになります。ここには一つの決まりがあります。すなわち人間は修煉の中で、嫉妬心を無くさなければ正果を得られないもので、そうしなければ絶対に正果を得ることはできないのです」[1]、「今日、わたしは煉功者に向かって話していますが、頑迷に固執して悟らないようではいけません。あなたが達成しようと思う目的はより高い次元へ修煉することですので、嫉妬心は必ず無くさなければなりません」[1]

 修煉は厳粛なもので、二度と軽く考えてはいけません。この夢は、自分への警告として、また、嫉妬心を取り除かなければならないということを皆さんに伝えるために書きました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/30/448245.html)
 
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