文/湖北省の大法弟子 梅青
【明慧日本2022年9月4日】私は面倒臭がり屋で、家計の管理を夫に任せて、夫をとても信頼していました。いつの頃かわかりませんが、夫は我が家の全ての貯金、40万元(約700万円)以上を友人に貸したのですが、友人の会社が倒産してオーナーは夜逃げしてしまい、私たちが貸したお金は戻ってきませんでした。発覚後、家の中はざわざわして、息子が叫んだり嫁が騒いだり、私もこのことを聞いて頭が真っ白になり、身体の奥が痛くなるまで夫を怒りました。
子供の頃から家が貧しくて、物心ついた時から良い暮らしをしたことがないため、大きくなってから倹約家になりました。買い物する時は値段の交渉が好きで、あれこれと良い物を選んでいて、修煉してからもこれらの悪い習慣を変えませんでした。何度も溝や壁の隙間から小銭を拾った夢を見たので、自分には利益に対する執着心がまだある事が分かりました。しかし、現実の中で分かっていながらも、それらをきれいに除去しませんでした。
子供の頃から貧乏が怖くて、一生倹約してお金を貯め、将来は息子と孫に残そうと思ったのですが、一瞬にして貯金が全部なくなってしまい、その時は本当に泣きたいと思いました。暫くして少し落ち着いて、大法の法理を思い出しました。修煉者は何事に遭遇しても偶然ではなく、相手の立場に立って考え、内に向けて探しましょう。そう考えると次第に冷静になって、「数十年間、家計を管理して夫もなかなか大変だったでしょう。私は何も管理していなくて、その苦労を全部夫に任せっきりでした。今回、お金を友人に貸したのも利息を得るためで、全財産を失ったのは全く予想外のことだったのです。夫も80歳近くの人間で、朝から晩まで家族の非難を浴びて、今はとても自分を責めています。夫は、ぼうっとしていて転んで大腿骨を骨折し手術を受け、今は毎日多くの薬を飲んでいます。これ以上彼を責めてはいけない」そう考えてみると、はじめて夫がかわいそうで、大金を失い、家族全員から責められている彼は気の毒だと思いました。
修煉者の家にこのような大事件が起こったのは決して偶然ではなく、きっと私の修煉に漏れがあったので、心性を高めなければいけません。心を静めて法を学び、利益を重んじる心、面倒臭がる心、恨む心、私心、子供に対する情などたくさんの執着心を見つけました。私が悟ったのは、大法弟子のものは師が見ているので、他の人は盗むことができません。お金がなくなったのは、以前その人に借りがあって、このような形で返したのかもしれません。私は偉大なる大法弟子で、天上の神も私たちを羨んでいますが、このような小さなことも乗り越えられないのですか? お金は天国世界に持っていけますか? 私はそれから、自分で納得して夫に「このお金の件はなかったことにして、良い暮らしをしましょう、体を大事にしてください」と慰めました。
よく考えてみると、私が大法を修煉していなかったら、このことで夫が自殺するなど人命にかかわる大事件にまで発展していたかもしれません。今、家の中は昔の穏やかな雰囲気に戻ってきました。私もいつものように「三つのこと」を行っています。毎日『轉法輪』を暗記し、第二功法を2時間やり、グループ学法に参加し同修たちと一緒に精進し、真相も伝えて、平穏に修煉の道を歩んでいます。