文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年9月15日】去年の冬、ある法輪功学習者Aさんが不法に裁判にかけられ、わずか1時間で終わりました。Aさんの家族や親せき、そして、他の法輪功学習者に対し、裁判官は「私もこのようなケースを引き受けたくない。私にはどうすることもできないことだ。しかし、判決を下すときは『銃口を1ミリ上げる(権力の及ぶ範囲内で最善を尽くすという意味)』」と伝えました。
開廷前、裁判官は検察官と話しました。検察官は、Aさんの親族から資料などを受け取ったが、裁判官も受け取ったのかと尋ねました。これに対して、裁判官は、「分厚い資料だけでなく、(真相)電話も途切れたことがない」と答えました。
裁判では、Aさんは法律項目を挙げて法輪功の合法性を主張し、弁護士も様々な証拠を並べてAさんのために弁護しました。検察官は卓上カレンダーを製作した目的を聞き、Aさんは「人々に真実を伝えるため」と答えました。すると、裁判官は「検察側、質問に注意するように」と注意しました。検察官が再び「君がカレンダーを製作し、伝播した…」と言うと、裁判官は「検察側、質問に注意しなさい。製作だけであり、伝播ではない」と検察官の質問を遮りました。
裁判終了後、Aさんの弁護士は、「通常、各地の裁判官は弁護側に話させず、検察側の好き勝手にさせるが、今回の裁判官は違っていた。ちゃんと弁護させてくれたし、検察側の意地悪な質問にも注意してくれた」と話しました。
裁判所の外で待っていたAさんの親族や同修たちは、裁判所から出てきた裁判官と少し話しました。現在、コロナ禍の関係で、どの裁判も親族による傍聴ができないので、法輪功学習者だから故意に傍聴させないのではないことを、裁判官は丁寧に説明してくれました。
法輪功学習者たちは裁判官に「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」、そして、できる限りこのような(大法弟子を迫害する)ケースを引き受けないよう伝えました。裁判官も今回、本意で引き受けたのではないことを話し、そして、判断を下すときは「銃口を1ミリ上げる」と言いました。
また、この裁判官が言うには、アメリカからの(真相伝えの)電話を受けたそうです。