大法の力で「鬱」の靄から抜け出した
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年9月16日】「うつ病」という言葉は、現代人にとって身近なものになりつつあり、一見普通に見える明るい人でも、多くが悩んでいるようです。 この言葉が出ると、誰もが「心の病気」と思い込んでしまいます。 ほとんどの人が経験したことがなく、感じたことがないため、なかなか理解されにくいのです。 家族や友人が苦しんでいるのを目の当たりにしたとき、多くの人はどうしたらいいのか、慰めることができるのかと途方に暮れてしまいます。 今日、同修の提案で、私の長年の経験を書き出し、皆さんと共有し、同じような境遇の方々のお役に立てればと思います。

 私は中国の東北出身で、1998年9月末に夫と一緒に上海に行きました。 当時、私たちは頼る人もなく、体力と知力と運を頼りに、この華やかで騒々しい、色彩豊かな世界的大都市で居場所を見つけようとしていたのです。 その苦労とプレッシャーは想像に難くありません。

 2000年に娘を出産した際、子供の頃から悲観的だった私は、産後の「うつ病」に悩まされました。長期の失眠 と内心の孤独感、常に圧迫感に襲われ、苦しくて息ができないほどでした。あの体験は辛すぎて死にたいと思うことも多く、どのように人生を終わらせるかを考えていましたが、子供ができ・・・・・・。2006年、病状が悪化して病院に行ったところ、「重度の鬱つ病」と診断されました。 仕方なく、抗鬱剤をもらって帰りました。 その薬が強いため、服用後は心が幽閉(ゆうへい:人を一室に閉じ込めること)されたようになり、座っていると全身が鈍くなり、無表情、無反応になります。同時に私の内分泌系のバランスも著しく崩れてしまったのです。 活気のない自分の目と血色のない自分の顔を鏡で見て、思わず「生きづらいな〜」とため息が出ました。

 ある日、子供を寝かしつけた後、ベッドに横たわっていると、ふと『轉法輪』という本があることを思い出し、この功法を修めたいという強い思いが心に芽生えました。 その時、私は目に涙を浮かべながら「師父、法輪功を修めている人に会わせてください!」と懇願しました。

 翌日、生姜を買いに市場に出かけると、年配の女性が屋台の主人に法輪功のことを話しているのを目にしました。 私は大喜びし、急いでその法輪功学習者に声を掛けました。私も法輪功を修めたいと自分の境遇を話しました。 彼女は私のことを信用してくれて、その場で自宅の電話番号を教えてくれました。 翌日、彼女は師父が発表されたすべての経文を私にくれました。 朝、子どもを幼稚園に送ってから帰宅すると、私は貪るように師父の法を読み始めました。 脳血栓の症状がある弟子の業を消すために、師父が毒を盛られたのを見たとき、弟子のために、慈悲なる師父の多大な犠牲とご苦労に涙が出ました。

 私は修煉もまともにできないし、真剣に修めたことがありませんでしたが、たまに本を開いて読む程度ですが(不思議なことに、東北から上海まで持ってきた本は一冊だけで、それは『轉法輪』でした)、心の中では大法から離れたことは一度もありませんでした。慈悲深い師父は私を見放すことなく、同修に合わせて下さいました。また、各地の説法も大量に読むことができるようにしてくださったのは師父です。師父がまだ私のことを見守ってくださっていたことを物語っています。 法輪功学習者である私は、抗うつ剤の服用を止めるべきでした。 しかし、薬の説明書には、急に飲むのをやめると統合失調症になる可能性が高い・・・と書かれていました。しかし「なるようになれ! 私はただ、修煉者になりたいだけだ!」と胸を張って、 覚悟を決めて、薬を全部トイレに捨てました。

 突然の休薬で吐き気や目のかすみもありましたが、意識はそれほど朦朧としなくなり、徐々に意識がはっきりしてきました。 でもなぜか、いつも泣きたくなりました。 年配の同修は「悪い要素を取り除くために正念を送りなさい 」と言いました。 そこで私は足を組み、正念を発しました。

 発正念の口訣をを唱えた途端、心に喜びの波が押し寄せ、まだ涙は残っていたものの、笑顔が出て苦しくなくなるという奇跡的なことが起こりました。

 師父のご加護のお蔭で統合失調症の症状は出ませんでしたが、脱力感で元気がない感じがしました。 以前は、徒歩でスーパーに買い物に行っていましたが、今は自転車でないと行けません。 ある日、買い物から帰ってきて、カーポートに自転車を停めて 振り返ると、黒い幽霊が4人ついてきていました。彼らは頭からつま先まで真っ黒で、頭も顔もあって、あごが尖っていて、首が細く、手足があり、飛び跳ねるように歩いていました。 2人は身長3メートル、残りの2人は比較的背は低いが、それでも2メートル以上あったかもしれません。 私が振り向くと、慌てて隠れました。

 最初は自分の幻覚かと思いましたが、もう一度振り返って見ると、もともと立っていた彼らがしゃがみこんでいました。 カーポートの外に出て、もう一度振り返って確かめると、彼らはあえて私に近づかず、遠くから私の後を追うだけでした。 不思議なことに、臆病者の私はそんな怖いものに出会っても、まったく怖くなく、心が安らいでいたのです。 これは師父のご加護の賜物だと思い、いわゆる私の「うつ病」はこういうことが原因だったのだろうと、ふと気がついたのです。 師父は慈悲深く、私にそれらを見せて下さり「普通の人や現代科学の視点で物事を見るのではなく、私のこの精神状態は、本来この黒い幽霊の仕業なのだ」と気づかせて下さいました。 そして、それはすべて私自身が輪廻の中で作り上げた業力の結果かもしれないのです。 いずれにせよ、師父が私に示して下さったことは、業力とのつながりの一部でした。

 それからは、師父の言葉をよく聞き、もっと法を学んで煉功し、修煉者としての正念を持ち続け、より効果的に彼らを解消するようにしました。 徐々に失眠がなくなり、笑いもでるようになり、普通に生活できるようになりました。 法輪大法の修煉において、かつて「重度のうつ病」だった私は、ようやくうつ病の靄(もや)から抜け出すことができました。

 因果輪廻のサイクルには、それぞれの運命があります。 混沌とした複雑な現代社会において、うつ病という奇妙で理解しがたい「病気」にかかる人が増えており、その治癒は困難を極めています。 今日は、同じような悩みを抱えている方の参考になればと思い、私自身の経験をお話ししました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/17/446509.html)
 
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