文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年10月7日】私たちは大法の修煉者なので、政治に関心を持つべきではなく、中国共産党(中共)に押し付けられた誹謗中傷以外、私たちが政治に口出しすることはありません。 しかし、長年にわたり、同修が真相を伝えるとき、法に適合しない一部の言動により、一般の人々に「政治的な行動」と誤解させる現象は確かに存在します。
例えば、いつもは穏やかな表情で落ち着いた口調なのに、一旦、中共の話になると、たちまち表情や言葉が憎悪に満ち激しくなります。しかも、話している同修は無意識でしています。
これは 稀な現象ではありません。ある時、中国本土から 長年離れていた女性の大法弟子が、海外のテレビ番組で、インタビューを受けているのを見たとき、まさにその状況でした 。
最初は穏やかな口調で淑やかな女性でしたが、中共の話になると、表情も口調も一瞬で変わり、硬い表情で声も大きくなりました。それを見た私は衝撃を受け、同修の変化があまりにも大きいと感じました。
同修の気持ちは、理解できます。なぜなら、数多くの同修が、長年にわたって中共に迫害されていますし、ひいては、一つの家庭により何世帯も迫害されている家も多くあります。長期間の大きな圧力と苦痛、屈辱と恐怖、無限に続く苦難を涙で耐えてきたので、中共を本当に骨の髄まで憎悪しています。大法弟子は修煉者ですが、まだ捨てられない人心があるため、常人と同じ行動をするのは当然のことです。
常人が中共を憎むのは問題ありません。常人ですから。真相を伝える時、中共にやられた人や憎悪している人は、中共のことをしっかり認識できる場合が多いのです。
しかし、大法弟子は絶えず、人心と執着を取り除かなければなりません 。 憎しみは人心ではないでしょうか? 修煉の過程で人心をすべて取り除かなければ、圓満成就はできないでしょう。考えてみてください、神や佛や菩薩は人を憎むでしょうか?
「憎しみ」と言葉で伝えれば、同修は「それは人心だ」とわかりますが、中共に対する憎しみも人心だと認識するのは簡単ではありません。中共がどんなに邪悪でも、私は憎むことはできないのです。
中共は非常に邪悪ですが、大法弟子が圓満成就した後に振り返ると、それは何でもない存在です。
ただ旧勢力が、衆生の業力を消し、大法弟子の人心を取り除くのを助けるというのは、 これは口実で、変異した邪悪なものに過ぎません。
すべてその背後にある旧勢力と悪霊に操られているのです。大法弟子は、みな師父に保護され、天龍八部をはじめとする護法の神によって守られています。大法弟子の人心が、背後にある邪悪に利用されたからこそ、中共は大法弟子に多くの悪事を働けるのです。
中共を憎悪するとき、その迫害は、人間に対する迫害と同じく 、自分自身を非常に低いレベル、中共と同じレベルにまで下げているのではないでしょうか?
この考えに、多くの同修が気づいていないのは、中共への憎悪が、その悪事を暴露することによって、下記のような状況が現れるのです。修煉者(未来の大覚者)が冷静かつ理性的に衆生に真相を伝えるのではなく、中共に対する個人の憎悪と不満のはけ口を衆生にしているのです。このとき、私たちの口から出た言葉は「蓮の花」になるでしょうか? 中共や悪霊を解体する高エネルギー物質になるでしょうか? 残念ながら、恐らくそうではありません。そうなってしまったら、真相を伝えることも効果的にはならないでしょう。なぜこの時、衆生(自分の友人や親族を含む)が耳を傾けようとせず、焦ったり反対したりするのでしょうか。良心や同情を示すどころか、中共側に立つのは、なぜでしょうか? ひいては、「誰が中共と戦えと言っているのか? 勝てるのか? あなたたちがこんなにやられたのは、自分自身が招いたことではないのか?」という人もいます。
このような状況に遭遇し、 同じような言葉を聞いたことのある同修は多いのではないかと思います。なぜでしょうか? 真相を伝えるべきではないのでしょうか? 違います。それは、このときの私たちが適切な状態になく、大法に則っておらず、宇宙の特性である真・善・忍からかけ離れているからです。この時、私たちは常人のレベルまでに落ち、憎悪の状態では、私たちから強力な法の力を発することができず、衆生を操る中共や悪霊を解体できません。常人はどうやって悪魔を倒すことができるのでしょうか? そして、この憎しみは中共を解体させるどころか、憎しみの塊の悪霊や赤い悪魔を強化してしまうのです。これは簡単でわかりやすい道理なのです。ですから、目の前の衆生は中共に操られ、あんなことを言うのです。
また、修煉の観点からも、中共を憎むということも、憎む心、恨む心です。この憎む心を取り除かなければ、邪悪はあれもこれも憎ませるようになります、邪悪な生命では憎悪の心を取り除かせるために、どんどんあなたの周りに憎しみを買うような物や人を現れさせます、それは、邪悪に利用されたのではないでしょうか? 衆生が真相に耳を傾けようとしないのは、この心が原因である可能性が高いのです。
しかし、目の前にいる常人は将来、あなたの未来の世界の衆生になるかもしれません。これらの衆生の誰もが、慈悲深く賢明な主や王が話してくれる天機や真相を聞きたくないと思うでしょうか? それは彼らの救われる唯一の希望なのですよ! 私たちがまだ取り除くことができない人心は、衆生に本当の姿を見せるのを邪魔しているだけなのです。
ですから、魔難や苦難を乗り越え、中共に対する憎しみなどの人心を取り除くことを重要視すれば、慈悲なる神や佛の境地まで自分を高めることができるのです。大法が授けた無限の法力で常人を操る邪悪を解体し、衆生に慈悲深く賢明に真相を伝え、冷静に中共の本質を明かします。衆生自ら罪悪から離れることができれば、良い未来を選ぶことができます。衆生は、正法時期の大法弟子と一緒に、師父と無限に美しい新しい宇宙に向かい、共に救われます。
そのような状態であれば、知恵がどんどん湧いてくるでしょう。 真相を伝えるとき、常人の心に届くように語りかけられるでしょう 。 私たちがこの問題で真に向上したら、常人も変わると思います。かつて救いようがないと思っていた人たちが、耳を傾けるようになるかもしれませんし、「政治的な行動」と誤解されることもなくなります。
以上は私の感想ですが、不適切なところがあれば、慈悲なるご叱正をお願いします。