【明慧日本2022年10月8日】(広東省=明慧記者)広東省広州市の法輪功学習者(以下、学習者)・馬民慶さん(53歳男性)と母親の王雪禎さん(78歳女性)は2019年7月9日、市公安局公共交通分局に連行された。昨年、海珠区裁判所にそれぞれ懲役7年6カ月と4年の実刑判決を不当に言い渡され、現在、刑務所に拘禁されている。重病を患い、介護を受けずに放置された馬さんの妻は今年8月に絶望のなかで亡くなり、娘は一人で生きていくことになった。
馬民慶さん |
王雪禎さん |
馬さんは華南農業大学の生物化学を専攻し、卒業した。「真・善・忍」の教えを堅持したため、中国共産党から何度も迫害を受けた。2001年、馬さんと妻は、自宅に戻れず、路頭に迷う生活を余儀なくされた。2006年7月、妻が連行され、労働教養を科され迫害を受けた。同年10月に馬さんは連行され、2007年7月、広州市越秀区裁判所に懲役7年の実刑判決を言い渡され、広東省四会刑務所に拘禁された。2011年末に解放されたが、帰宅後は仕事を失い、配達の手伝いをして家族を養っていた。
2019年4月、広州地下鉄の駅に法輪功迫害に関する情報が表示されたため、地下鉄黄沙駅派出所は同年5月13日、事件として立件した。7月9日と10日、広州市公安局の公共交通分局第二調査隊が、馬さんと母親の王さんを含む学習者9人を連行した。昨年12月20日、馬さんは広州市海珠区裁判所から懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡され、1万元(約20万円)の罰金を科された。馬さんが上訴した後、今年6月13日、広州市中等裁判所は上訴を却下し、原判決を維持した。8月、馬さんは広東省北江刑務所に連行された。
馬さんの妻、鄭潔兒さんはかつて法輪功を修煉していたが、2006年7月に連行され、労働教養の迫害を受けた。鄭さんは、広州市の槎頭女子労働教養所から戻ってから、修煉を断念した。2019年に馬さんと王さんが連行された時、鄭さんはすでに乳がんを患っていた。夫と姑がともに連行されたため、鄭さんは介護を受けられず、絶望と無力感の中で今年8月頃にこの世を去った。現在、まだ学生である娘が、一人きりで暮らしている。
昨年3月17日、王さんは海珠区裁判所から懲役4年の実刑判決と5000元(約10万円)の罰金を言い渡された。上訴したところ、同年7月15日、広州市中等裁判所は原判決維持の判決を下した。その後、王さんは広東省女子刑務所に拘禁された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)