小宝ちゃんの修煉物語
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年10月13日】私と小宝ちゃんの母親は、2000年12月中旬、法会に行きました。部屋に入って間もなく、複数の警官が窓を割って入って来て、あちこちを引っ搔き回し、私を無理矢理遠くへ引っ張って、もうすぐ小宝ちゃんの母親を捕まえようとしたとき、(そのとき小宝ちゃんはまだ生まれていません)同修が「彼女に触らないで! 彼女は妊娠しているの!」と厳しい口調で制止しました。その日私たち2人は正念でその場の迫害を否定しました。

 あっという間に2001年5月になり、小宝ちゃんの母親の陣痛がしきりにやってきて、もうすぐ産まれそうなとき、私は『轉法輪』を持ってきて、小宝ちゃんと母親に法を読み聞かせました。しばらくして、小さな生命はおとなしくなり、その瞬間私は、本当に小宝ちゃんが法を聞いているのが感じ取れました。その日、陰暦4月18日、1人の綺麗な女の子、大法弟子の小宝ちゃんと私たちは初めて出会いました。

 小宝ちゃんは私たちの同修の中で一番小さく、皆は小宝ちゃんのことが可愛くて大好きでした。これ以後、小宝ちゃんは頻繫に私達と共に学法し、法会に参加し、父母と共に衆生を救いました。

 小宝ちゃんがまだミルクを飲んでいる時期、母親が警官に不当連行され、親族は小宝ちゃんを抱っこして警官の所に母親の開放を求めに行きました。母親は正しい考え、正しい行いで、師父のご加持の下、皆と一緒に邪悪の妨害を否定して、5日後に帰って来ました。この期間、小宝ちゃんは父親と一緒にいて、とても賢く、わめいたり泣いたりしませんでした。母親が帰ってきたその日、小宝ちゃんはあらかじめ知っていたかのように、一日中ご機嫌で、父親も「この子はどうして、今日こんなにご機嫌なんだろう?」と不思議に思いました。母親が帰って来て、皆は小宝ちゃんがご機嫌だった理由を知りました。

 父親と母親はよく小宝ちゃんに、大法弟子は師父の話をしっかり聞くようにと教えていて、小宝ちゃんも本当に良い子でした。ある日、私と同修は小宝ちゃんの家に泊まって、集中的に正念を発して邪悪を取り除いていたとき、小宝ちゃんは1歳半になったばかりでした。発正念のとき、小宝ちゃんは誰かの蓮華手印が変形しているのを見つけると、何も言わずにその人の前に行って、手を上げて皆と同じようにするよう示したのです。また、私達が集団で第4功法煉功をしているとき、小宝ちゃんはベットの上に立って私たちの動作を真似て、「随機下走」(自然に従って、両掌を同時に上から下へと降ろす動作)のとき、わざと口を大きく開けて私達を笑わせてくれました。

 ある日、私達は小型カメラを使って学習する準備をしていたとき、小宝ちゃんはそれを見て面白そうに遊んで手放さず、取りあげようとすると泣き止みませんでした。数日後、私が録画したものを皆に上映するとき、小宝ちゃんも慌てて見ようとしましたが、母親に今回は抱っこして見てもらうように頼みました。しかし、小宝ちゃんは場所を変えたらもっと良く見えることに気づいて、「おばちゃん、抱っこして」と言いました。こうして最後まで見終わり、あの時のように触って遊んだりはしませんでした。私は小宝ちゃんを励まして「宝宝、この執着をすぐに取り除いて本当に進歩が早いわね。これから更に良くなるように頑張ってね」と言いました。小宝ちゃんは目を大きくして真剣に聞いていました。

 父親が法輪功関連の資料作りをすると小宝ちゃんはいつも一緒になって父親の前後で忙しく働き、父親は根気よく小宝ちゃんに教え、生後2歳足らずの小宝ちゃんはシール加工が出来るようになり、小宝ちゃんが加工したカレンダーは非常に良く出来ていました。

 ある日、父親がCDディスクを焼こうとして、使えなくなった2枚のCDディスクで何度も試してたのですが、あきらめて廃棄しました。まさか小宝ちゃんが操作できるとは思わず、使えなくなった2枚のCDディスクを焼くことができました。小宝ちゃんがCDディスクを焼くのに成功したことを皆が知り、今回のCDディスクを焼くことは100%の成功率でした。

 小宝ちゃんは自分が進歩するだけでなく、頻繁に両親に注意を促しました。ある時、父親と母親の意見の違いで言い争って声が大きくなった時、小宝ちゃんは人差し指をもう片方の掌にあてて、大きな声で「やめて! 言わないで!」と言いました。

 小宝ちゃんが2歳半のとき、ある日母親が父親に怒っていて、小宝ちゃんは母親に「パパに言うのは正しいの?」(意味は、ママとパパが喧嘩するのは正しいのか)。母親は当時、小宝ちゃんが何を言っているのかが分からなくて、小宝ちゃんは何度も母親に同じことを言いました。母親がその意味が分かるととても驚き、母親は小宝ちゃんに「あなたはどう思う?」と聞くと、小宝ちゃんは「私は間違っていると思う」と答えました。

 ある日、母親はある出来事で怨恨心が出てきたとき、おもちゃで遊んでいた小宝ちゃんはすぐに母親のところへ来て、「大丈夫?」と聞きました。母親はすぐに自分のどこに間違いがあるのかに気づき、微笑んで小宝ちゃんに「大丈夫よ」と言いました。

 ときに母親が大法のことに没頭しているとき、小宝ちゃんがに母親に「発正念だよ!」とタイミング良く教えてくれます。小宝ちゃんは時間は分かりませんが、掌を立てる時間だということが分かっています。母親は時計を見るとちょうど5分前でした。ある日、小宝ちゃんは何も言わず脚を組んでいて、母親は不思議に思いましたが、また発正念の時間になりました。夜中、小宝ちゃんは頻繁に騒いで母親を起こし、そのとき、母親がふと見るとちょうど発正念の時間で、正確な時間でした。ある時、母親が夜中まで学法して、朝の6時の発正念に起きられない時、小宝ちゃんは絶えず母親を起こし、それだけでなく座って母親の手印を正していました。しばらくの間、母親は足が痛くて、発正念のとき単盤(たんばん。片足だけ、ももの付け根に足の甲を乗せる)をしていました。小宝ちゃんは母親の側に座って、自分の片足を持ち上げて、双盤したのです! 母親はすぐに、自分も発正念のとき双盤しなければと悟りました。

 また何度か、私は小宝ちゃんの母親と世間話をしていて、気持ちが少し高ぶったとき、自分でおもちゃで遊んでいた小宝ちゃんがすぐに来て、世間話の邪魔をし、私達が話の本筋に戻ると、小宝ちゃんはまた静かにおもちゃで遊びました。小宝ちゃんはまるで鏡のように、いつも私たちの精進を促してくれるのです。

 小宝ちゃんはたまに泣きわめくこともありますが、テレビをつけるとすぐに泣き止むのは、小宝ちゃんが法輪功の真実を伝えるDVDを最も見たがっており、師父が出ておられるのを見ると喜んで母親に「師父だよ!」と教えます。

 小宝ちゃんの母親は、学法するとき声を出して読まず、小宝ちゃんはいつも本を引っ張って「見る! 見る!」と言い、母親はとても怒り、小宝ちゃんが邪魔をすると思っていたのですが、何度かした後に母親が気づいたのは、小宝ちゃんは学法したいのだと思ったので、声を出して読むようになり、小宝ちゃんはとても真面目に聞き、もう本を奪うことはなくなりました。

 現在、小宝ちゃんはまだ3歳になっていませんが、彼女の修煉物語はとても多くあります。数日前、私が小宝ちゃんの家から帰る時、小宝ちゃんはいつものように母親に抱っこしてもらって私を玄関まで見送ってくれ、私は小宝ちゃんに、「私は大法弟子である小宝ちゃんの物語を書きたいと思っているけど、良いですか?」ときくと、小宝ちゃんは笑ったので、私は「あなたを誉めているのではないのよ」と言いました。小宝ちゃんは嬉しそうに母親の胸に寄り添って、はにかみました。

 
 
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