成都市の王暁玲さん 警官の暴力で指を打撲
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 【明慧日本2022年11月23日】四川省成都市に住む法輪功学習者・王暁玲さん(65歳女性)は2015年12月、营門口派出所、楊柳派出所の警官らに連行された後、地元の裁判所に懲役4年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 王さんは2019年12月に釈放された後、退職金口座が空になっていることを知り、ショックを受けた。年金の支給がなくなったため、低所得者向けの補助金として月に数百元が支給されることになっていた。しかし、王さんは毎月、コミュニティで書類にサインをしなければ支給されないという。

 王さんは今年9月20日夜、コミュニティの職員から電話を受け、翌日事務所に行き、低所得者補助金の書類にサインするように言われた。

 翌日の午後1時30分頃、王さんが事務所に行くと、政法委員会の6人の職員が法輪功を放棄する声明書にサインするよう命じた。4人は名前を明かさず、2人の女性職員は苗字が「張」と「李」だと言っていた。

 彼らは、この行動は第20回党大会を前に安定を確保するためであり、政府のブラックリストに載っているすべての法輪功学習者を徹底的に調査することが要求されると主張した。王さんが拒否すると、彼らは新津洗脳班と派出所の警官らを呼んできた。そして、王差んを洗脳班か派出所に連れて行くと脅した。また、王さんの財布を取り、法輪功迫害の事実に関する資料を探した。

 午後7時、午後からずっと膠着状態が続いた後、数人の警官が調書にサインするよう王さんに強要した。王さんは彼らに強く手を掴まれたため、指にあざができた。それでも王さんは書類にサインすることを認めず、午後8時ごろやっと釈放された。

图1:王晓玲右手中指淤伤

图3:王晓玲右手手指变形。

警官の暴力により指にあざができた

警官の暴力により右手の指が变形した

 これまでの迫害経緯

 四川省の地質環境総合観測総站の元職員である王さんは、過去20年間、法輪功を学んでいることを理由に度重なる迫害に耐えてきた。

 2006年9月28日に初めて連行され、郫都区拘置所に拘禁された。2011年4月中旬に再び連行された。王さんの会社は、王さんのために退職パーティーを開くと騙して、警察と610弁公室の警官らが現れ、新津洗脳班に2カ月以上拘禁され、7月7日に釈放された。友人が王さんを探しに職場に行くと、上司は「王さんは仕事の研修会に参加している」と言った。

 2014年6月1日、警官とコミュニティの職員が王さんの家に押し入り、ベランダを捜索した。彼らは王さんが法輪功の資料を印刷するプリンターを持っていることを、派出所、610弁公室、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に告発し、その後、王さんを監視するようになった。

 2015年12月22日、劉臣学さん(当時74歳)の自宅で他の学習者13人と集まりに参加した時、王さんは营門口派出所、楊柳派出所に連行された。その後すぐに釈放されたものの、12月28日に再び警察から嫌がらせを受けた。王さんは翌日、郫都区拘置所に連行された。地元の裁判所は2016年9月、王さんに懲役4年の不当判決を言い渡し、王さんは龍泉女子刑務所に拘禁された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/18/450904.html)
 
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