中国法会|警官に真相を伝える(一)
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 文/東北地方の大法弟子 同修が整理

 【明慧日本2022年12月12日】不当に科された労働教養から戻ってから、私は毎日家で法を学び、正念を発することに大量の時間を費やしました。2年足らずの間に二度も煉功されたのはなぜなのか、私は内に向けて探しました。中国共産党(以下、中共)に立ち向かう正気は強かったのですが、法理はあまり明確ではありませんでした。

 ――この文章からの抜粋

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 1997年、私は法輪大法の修煉を開始しました。修煉前は生きているより死ぬ方がましだと思えるような病気に悩まされていましたが、修煉後はすべての病気がなくなりました。この数年来を振り返ってみると、師父が法を正すことをお手伝いした修煉過程は、師父のご加護と大法の導きがなければできなかったことでした。

 以下では、この数年大法弟子を迫害する警官に対処し、法を実証する過程で、私が悟ったこと、行ったことを書き留め、師父にご報告するとともに、同修の皆さんと交流したいと思います。

 はじめて連行される

 2000年10月2日、私は法輪功を修煉しているという理由で、市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と「610弁公室」の警官によって連行されました。警官たちは私を地元の警察署に連行しました。その時私の心に「どんな邪悪も私の大法書籍に触れることに値しないので、師父、ご加護をお願い致します」という一念が生まれました。この一念を念じると、警官たちは私の家の本を置いてある場所だけは手をつけずにすべての場所をひっくり返しました。

 警官たちは私に真相資料の出どころを話すように強要しましたが、私は協力しませんでした。その夜、私は市の留置場に連行されました。翌日、私は不当に尋問され、再び協力を拒否しました。「610弁公室」の担当者が、担当者が書いた調書にサインをするように私に言いましたが、私はサインをしませんでした。私は「610弁公室」の担当者に「私がどこの場所で治安を乱したのか、現場の証拠はどこですか?」と尋ねました。「610弁公室」の担当者は、私がこのような専門的な質問をするとは思ってもいなかったようで、どう答えていいかわからず、私をぼんやりと見つめていました。

 その時、留置場の副所長がやってきて、私の頬を叩いたので、私は副所長に「なぜ殴るのですか?」と質問しました。副所長は「犯人なんだから、入ってきたら叩かれるのは当たり前だ」と言いました。私はその時正気が強く、恐れず、警官たちに「私は犯人ではありません、合法的な市民です、あなたたちが私を連行したのです」と伝えました。私は「610弁公室」の担当者に指をさして「あなたたちが私を殴るのなら、私は法の番人による法律違反であなたちを訴えます」と言いました。

 警官たちは一日経っても何の成果もありませんでした。私は留置場の東側の警察犬基地にある2坪の犬檻に入れられ、執拗に迫害されました。

 私は、布団の生地を全部はがされ、犬檻には布団の中身の綿だけが置いてあり、その上で寝ました。食事や、大小便も犬檻の中でしました。これは、中共が大法弟子を貶めようとする方法で、私が警官たちの思い通りにならなかったので、警官たちは私を外に出さざるを得なかったのでした。

 留置場は郊外区域にあり、特に秋は蚊が多く、大型になったネズミが地面にうじゃうじゃいました。夜、蚊に刺されそうになった時、私は蚊と「私は大法弟子で、中共に迫害されています。もし私があなたに借りがあるのなら、私からすべての業力を吸い取ってください。もし借りがないのであれば、すぐに立ち去ってください」とコミュニケーションをとりました。私はただそこで座禅し、微動だにしませんでした。驚くことに、あっという間に蚊がいなくなりました。

 私は「(一)私は犯人ではない(二)私を犬檻に入れるのは大法弟子に対する侮辱である(三)いわゆる刑法300条を使って、大法弟子が社会の治安を妨害したと中傷しているが、犯行現場などはなく、証人もいない。彼らは法の番人が法を犯しており、捏造された罪名は成立しない」と思いました。警察犬基地では、ご飯は一粒も食べず水も一口も飲まない、と私は決めました。

 絶食による抗議から5日目、私は拘置所に送られ、再び迫害を受けました。その後、常人の方式によって家族に救出されました。

 二度目の迫害

 大法の真相を人々に伝えるため、そして自分の心の声を届けるために、私は2001年12月に北京へ陳情に行きました。北京に到着しましたが、大法弟子が法理を説明している場所はどこなのでしょうか? そして、私は天安門にやってきました。

 広大な天安門広場の中で、大法弟子の心の声を最もよく表現できるのはどこでしょうか? そうです、金水橋(訳注:天安門の門前にある、大理石で作られた五つの橋)まで行って、大法弟子の心の声を発すればいいのでした。私は弾む心を落ち着かせ、心の中で「師父、どうか私にご加護をお願いいたします! 師父、どうか私にご加護をお願いいたします!」と静かに念じました。私はこのように念じながら、落ち着いて金水橋まで歩き、中央まで来て、持っていた垂れ幕を取り出し、柱にかけました。その時、私の頭の中は空で、何の概念もありませんでした。私は観光客の方を向いて「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい! 私の師父は無実です! 大法の潔白を取り戻します! 天安門焼身自殺はデマです!」と叫びました。

 この時、武装警察や私服警官が駆けつけ、垂れ幕をつかみ、私を殴ったり蹴ったりして、私が叫ぶのをやめさせようとしました。私はその時痛みを覚えず、金水橋の端から端まで走りながら、懸命に闘いました。結局、私は車に引きずられて、北京の延慶区留置場に連行されました。

 数日後、私は職場の上司と警察署長に連れられ、留置場に不当に拘禁されました。その後、何の法的手続きも経ずに、私は1年間の労働教養を不当に言い渡されました。労働教養所に行く途中、私は師父に救ってくださるようにお願いし、私は師父に「師父、私はそこに行くわけにはいきません」と申し上げました。師父のご加護の下で、健康状態が不合格だった私は、労働教養所に受け入れを断られ、留置場に戻されました。

 私は迫害に抵抗するために絶食を始めました。8日目には心悸(訳注:心臓の動悸)になり、血圧が40に下がりました。身長165cmの私の体重は35kgか40kgしかありませんでした。 一見すると、人体の機能がとても衰弱し、いつ私の命が危険にさらされてもおかしくない状態でした。留置場側は責任を問われるのを恐れて、私を病院に送りました。私は医療スタッフに「私は病気ではありません。私を迫害したのは警察で、私の体をこのようにしたのです。もし、私に薬を飲ませ、私の命が危険にさらされるようなことがあれば、あなたたちは全責任を負わなければなりません」と伝えました。私の話を聞いて、看護師は「私たちはあなたのことを構いません」と言いました。そして首をかしげて立ち去りました。

 「610弁公室」の担当者がやってきて、私に「何をしてるのですか? このような方法で外に出ようと思っても、どうにもなりません」と言いました。当時、私は「法理」をはっきりと理解しておらず、法に則って「あなたの言葉に決定力はなく、すべては師父にお任せします」とは悟りませんでした。中共は、乗ずるすきがあると見ると、私の意志を揺さぶるために「あなたの義理の姉(大法の弟子で、同じく投獄されていた)が絶食して体がもうもたず、死にかけています」と肉親間の感情を利用しました。義理の姉のことを聞いた時、私は心が揺れ動き、人心が出てきました。私は「早く私を帰してください」と言いました。私は人心を動かし、留置場から帰されました。その後、不当に1年間の労働教養を言い渡されました。

 公安局の中で真相を伝える

 不当に科された労働教養から戻ってから、私は毎日家で法を学び、正念を発することに大量の時間を費やしました。2年足らずの間に二度も連行されたのはなぜなのか、私は内に向けて探しました。中国共産党(以下、中共)に立ち向かう正気は強かったのですが、法理はあまり明確ではありませんでした。

 法を学び続ける中で、私は「私は大法の修煉の恩恵を受けており、法輪大法は正法である。大法弟子を迫害する警官たちは、上司の命令を実行することしか知らず、大法が迫害されている真相を理解していない。法を正すことが終わった時、このような悪事を働く公安・検察・裁判所の司法関係者が淘汰の憂き目にあうとは、なんと悲しいことだろう。それなら、私は大法弟子として、彼らがごまかされないようにする責任がある」と悟りました。

 師父が法を正すことをお手伝いするために、救い済度し得る人を救い済度するために、私はまず私を迫害した警官に真相を伝えることにしました。私はまず、国保の「610弁公室」の担当者に会いに行きました。最初「610弁公室」の担当者は私に話をさせなかったので、私は「610弁公室」の担当者の背後にある、大法と大法弟子を迫害するすべての邪悪要素を根絶するために、心の中で正念を発し、しばらく座ってから戻りました。時間が経つにつれて、「610弁公室」の担当者は変わり始めました。私が頻繁に会いに行くと、事務所に他の人がいる時に、「610弁公室」の担当者は「彼らにも真相を伝えてあげてください」言いました。最初は、私は何か意図があるのだと思い、真相を伝えるのを恐れました。その後、私は「私は真相を伝えるためにここにいるのではないのか? どうして話す相手を選ぶのか?」と思い切りました。そこで、私は公安局の中で真相を伝えました。

 ある時「610弁公室」の担当者のところで「610弁公室」の担当者のリーダーの一人に会い、そのリーダーに真相を伝えるように「610弁公室」の担当者に促されましたが、そのリーダーは聞く耳を持たず、さらに「あなたたち外国で法輪功を修煉する人は、電話をしてきて人を罵ります」と言いました。私は「私たち大法修煉者が人を罵ることは徳を失うことなので、あなたを罵ることはあり得ません」と言いました。私はそのリーダーに「どのようにあなたを罵ったのですか?」とに尋ねました。そのリーダーは「私が鬼だと罵りました」と言いました。私は微笑みながら、そのリーダーに「あなたな漢民族ですか、それともマルクス・レーニン主義者ですか?」と尋ねました。そのリーダーはぎょっとし、私は「『共産党宣言』は『ヨーロッパに幽霊が出る。共産主義という幽霊である』という言葉で始まっています。その幽霊とは何でしょうか? 中国では、幽霊は鬼ではないのですか? 鬼は人間らしい心を持たないので、悪事を働きます。もし、あなたがマルクスやレーニンの子孫になりたければ、それはあなたの人生100年の終わりにやってくるのです」と言いました。

 私は、法の番人が法を犯すようなことをしてはならず法輪功修煉者は合法的な市民であり法律を破ってはいない、ということを伝えました。そして「憲法35条、36条、37条は、言論、出版、集会、宗教、信仰、印刷、パレード、デモの自由を規定しています。あなたたちは、国民に奉仕する警察であり、国民を守るべきであり、善良な人々を迫害してはいけません」と伝えました。するとそのリーダーは急いで「あなたにはかなわない」と言いました。そしてあたふたと出て行きました。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/17/451507.html)
 
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