11月、法輪功学習者26人に不当判決(二)
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 明慧日本2022年12月23日】(前文に続く)

 4、南京市の高級エンジニア・張燕燕さんが不当な判決に

 江蘇省南京市玄武区裁判所は学習者・張燕燕さん(68歳女性)に懲役1年6カ月、罰金15000元(約30万円)の不当な判決を宣告した。張さんは判決を不服として11月4日、市南京市中級裁判所に訴状を郵送し、玄武区裁判所による(2022)蘇0102年刑初153号『刑事判決書』を撤回して無罪判決を求めた。そして、法律に基づき、不当に押収された法輪功の関連書籍、資料などの私物の返還も要求した。

 張さんは市情報センターの元高級エンジニアで、かつて何度も優秀な従業員に選ばれ、現在定年退職している。

 二、年配の学習者への迫害

 明慧ネットの報道によると、11月において9人の60代以上の学習者が不当な判決を宣告された。

2022年11月、60代以上の年配学習者が宣告された不当な判決の統計表
名前 性别 区・県 不当に宣告された刑期 罰金(人民元) 警官による押収 年齢
童素清 広東省 深圳市   1年6カ月 3000   77
劉韶珍 広東省 深圳市  

8カ月、1年猶予

2000   73
白興文 山東省 東营市   3年6カ月     70
張燕燕 江蘇省 南京市 玄武区 1年6カ月 1万5000 2000 68
季国栄 山西省 太原市   5年 不詳   68
陳華良 広東省 恵州市 博羅県 4年 2万   65
李芳蘭 江西省 南昌市 進賢県 3年 2万   65
来秀春 北京市   密雲区 2年     61
劉淑華 黒竜江省 ハルビン市   3年     60

 迫害の実例:

 1、深圳市の70代の童素清さん、劉韶珍さんに不当判決

 広東省深圳市の法輪功学習者・童素清さん(77)、劉韶珍さん(73)は2019年5月13日の夜、福田公安支局の梅林派出所の警官に身柄を拘束され、その後、保釈されて帰宅した。今年6月9日、南山区裁判所は童さんに懲役1年6カ月、罰金3000元(約6万円)、劉さんに懲役8カ月、執行猶予1年、罰金2000元(約4万円)の不当な判決を宣告した。

 南山区裁判所は何度も2人を召喚したが、童さんは無罪と主張し、召喚に応じなかった。今年1月17日、当裁判所は童さんを逮捕し、留置場に移送した。

 四川省成都市出身の童さんは深圳に在住の孫の世話をし、福田区に住んでいる。定年退職前、鉄道系統の医療関係者である。中共が法輪功への迫害を始めてから、童さんは少なくとも2回身柄を拘束された。

 江西省南昌市出身の劉さんは、深圳で孫の世話をし、坪山区に住んでいる。

 2、山西太原市の学習者・季国栄さんに懲役5年の不当な判決

 太原市の法輪功学習者・季国栄さん(68歳女性)は、不当に懲役5年の実刑判決を言い渡され、罰金を強要された。現在、山西省晋中市(しんちゅうし)楡次区(ゆじく)女子刑務所に拘禁されている。

 2021年12月14日、季さんは法輪功迫害の実態を伝えようと単身で晋源区金勝村を訪れたところ、中共による法輪功への誹謗中傷を信じている村人に通報され、金勝村派出所と晋源区公安局に連行されて家宅捜索を受けた。その後刑事拘留され、太原市第三留置場に拘禁された。同年12月28日に逮捕状を発布され、太原市古交市第四女子留置場に移送された。今のところ、季さんの家族は公安局、検察庁、裁判所のいずれからも事件の説明を受けていない。

 季さんは太原市万柏林区に在住、定年退職した。1999年の7.20以降、季さんは法輪功を学んでいるとして2回労働教養処分を科された。家族も大きなダメージを受けた。

 2015年7月、季さんは法輪功迫害の首魁である江沢民を告訴し、10月に柏林区龍泉派出所の副所長・樊昭慶と警官らに身柄を拘束され、拘禁された。

 三、経済の迫害

 明慧ネットの統計によると、中共の裁判所は11月において、学習者に合計69万5千元(約140万円)を強要した。

2022年11月、中共の裁判所に罰金を課された学習者の統計表

名前 区・県 不当な刑期 裁判所による罰金(人民元) 警官による押収 年齢
趙天華 広東省 恵州市 博羅県 7年 50万   51
于守芬 遼寧省 大連市   4年 4万    
紀金睦 山東省 青島市 膠州市 4年 3万2000    
遅桂花 遼寧省 大連市 普蘭店 3年 3万    
陳華良 広東省 恵州市 博羅県 4年 2万   65
李芳蘭 江西省 南昌市 進賢県 3年 2万   65
練日光 広東省 恵州市 博羅県 4年 2万   56
張燕燕 江蘇省 南京市 玄武区 1年6カ月 1万5000 2000 68
王東霞 河南省 平頂山市   5年 1万   57
童素清 広東省 深圳市   1年6カ月 3000   77
劉韶珍 広東省 深圳市   8カ月、1年猶予 2000   73
孫淑芬 吉林省 舒蘭市   2年 2000    
牛小娜 黒竜江省 ハルビン市   15年 1000   47
合計         69万5000 2000  

 迫害の実例:

 1、広東省の趙天華さんに懲役7年と罰金50万元の重刑

 広東省恵州市博羅県の法輪功学習者・趙天華さん(51歳男性)、陳華良さん(65歳男性)、練日光さん(56歳男性)の3人は2021年5月11日、博羅県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と九潭派出所の警官によって連行されて拘禁された。

 今年10月27日、恵州市恵城区裁判所は弁護士の法律に基づく弁護を無視し、趙さん、陳さん、練さんの3人に刑事判決を下したという。弁護士の無罪弁護を無視し、いわゆる「法律の実施を破壊する罪」として、趙さんに懲役7年、罰金50万元(約1000万円)、陳さんと練さんに懲役4年、罰金2万元(約40万円)の判決を宣告した。そのほか、趙さん妻のパソコン、携帯電話も押収された。3人はすでに上訴した。

 2、大連市の于守芬さんに懲役4年を宣告

 大連市の法輪功学習者・于守芬さんは今年8月30日、甘井子区裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡され、罰金4万元(約80万円)を強要された。甘井子区裁判所の裁判官は金華であり、于さんを陥れた検察官は、甘井子区検察庁の記暁慧、そして副検察官は胡同軍であった。

 3、遼寧省普蘭店の遅桂花さんに懲役3年、罰金3万元の不当な判決

 今年9月22日、遅桂花さんは身柄を拘束された。11月、遅さんはオンラインで裁判が開かれ、懲役3年、罰金3万元(約60万円)の不当な判決を宣告された。家族は罰金を支払わない場合、懲役7年の判決を宣告すると脅迫され、罰金を払ったという。

 4、山東省東営市の白興文さんに懲役3年6ヵ月の不当判決

 山東省東営市の白興文さんは2021年地元の警官に身柄を拘束され、拘禁された。その後、警官の違法行為を告訴したが、区裁判所に一度立件されてから突然撤回された。1カ月後、白さんの案件は区検察庁、裁判所に起訴された。今年7月29日、白さんは区裁判所に裁判を開かれた。11月8日、白さんは区裁判所に懲役3年6カ月、罰金2万元(約40万円)の不当な判決を宣告され、白さんは法廷で上訴した。

 結び

 今年11月30日、法輪功迫害の首謀者である江沢民が死亡したことが報じられた。江沢民の在任中、汚職と腐敗が横行し、法輪功に冤罪を着せ、中国国民そして中華民族、世界にも極悪の大罪を犯した。江沢民は民族と歴史の罪人である。過去20年間、江沢民は世界18カ国で告訴され、正義の審判が裁かれるよう呼びかけ活動は今でも続いている。江沢民の死は犯した罪を抹消できず、清算される日は必ず来る。法輪功迫害に加担した多くの人はすでに罰を受けている。まだ迫害を継続している人に直ちに情勢を認識し、危険の一歩手前で踏みとどまり、過ちや罪を償うことを勧める。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/8/452650.html)
 
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