文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年12月29日】私は1998年5月に法輪大法の修煉を始めました。この20年あまりの修煉を振り返ると、魔難の中でだんだん成長してきたと感じました。私は過ちを犯した後にも諦めず、多くの技術を学び、人を救うプロジェクトの中で一人前になり、実際の行動で倍に償い、師に手伝って衆生を救っています。
私は大法の真実を伝えることを仕事のように重点を置き、法の勉強が少なく、確実に修めることも分からないため、旧勢力に隙に乗じられ、不当判決を下されて刑務所に拘禁され、もうろうした状態で「五書」を書かされました。出所後、私は家に閉じこもって、毎日たくさんの学法をしました。『轉法輪』のほかに、師父の40冊以上の説法を1カ月余りかけてすべて読みました。ある日、夢の中で、何人かの旧勢力の悪い神が憎々しげに私を見て「このような人をも済度するなんて」と言いました。つまり、私が大法を学ぶ資格がないということで、彼らはとても納得できない様子でした。目が覚めた後、私は「必ず精進し、確実に修煉して過ちを償う」と誓いました。
警官らは私を連行し、私の資料拠点を捜索する際、2000元(約38万円)以上の現金といくつかの大法の資源を奪いました。このことを思い出すたびに、私の心の中ではいつも悔しくて、大法に対して申し訳ない気持ちでした。私はこれまでの過ちを倍に補うと思っていました。当時の環境は非常に厳しく、新たに資料拠点を立ち上げることは無理でした。また、私は大量に法を学んで、自分の執着心を見つけ、それらを取り除く必要がありました。そこで私はパソコンの技術を学び、周囲の同修を助け、より良く大法を実証することができると思いました。
私は、師父が助けてくださっているように感じました。しばらくして、パソコンに詳しく経験豊富な技術者の同修に出会いました。最初にパソコンの設置から始めました。彼が他の同修に教える時には、一歩一歩手順を話しながらとても丁寧でした。同修たちはメモを取りながら学んでいました。ところが私になると、彼は厳しい口調で「習いたいですか?」と聞きました。「もちろんです」と答えると「それなら一つ条件があります。メモではなく、頭で覚えることです」と言われました。気に障るところもありましたが、仕方なく承諾しました。一度見ただけで覚えました。こんなに順調で、私も不思議に思いました。
技術的な質問をしてくれた同修に感謝します。私が大法を実証するために出てきたばかりの時、ある年配同修は一枚のメモを持ってきて、私にパソコンに関する問題を5つ質問したことがあります。当時、私は心の中で「この私に何ができる? 私に聞くなんて」と少し面倒がっていましたが、解答しているうちに、まさか、本当に解決出来るとは思いませんでした。これがきっかけで、私はこの同修と深い縁を結び、何年も経った今でも協力しています。彼女は問題があるとすぐに私のところに来て一緒に考え、私が解決できなければ、技術フォーラムで調べて解決しました。私が一番速くレベルアップする時は、同修の問題を解決する時で、知らず知らずのうちに向上しました。後に独学でCDの原盤ミラーを作り、明慧ネットから動画をダウンロードし、原盤にして書き込みするよう資料拠点に提供しました。
その後、地元の協調する同修たちは、地元の迫害を暴露する小冊子を作ることを話し合いました。私は当時PDF版の小冊子を編集した経験がなく、ドキュメントの編集しかできませんでしたが、不思議なことに、全員一致で私が担当するよう求めました。私は無理やりウェブサイトで調べるしかありませんでしたが、複雑すぎると感じました。その時、私は「大道は至簡至易と言われている。こんなに複雑であるはずがない」と考えを改めました。たったこの一念の差で、なんと小冊子作成用のプラグインを見つけ、作成に成功しました。それ以来、セレクション、レイアウト、イラストなどすべて私一人で完成させました。この過程で、心性の試練がたくさんありました。原稿を協調する同修たちに見せると、レイアウトが間違っているとか、フォントが小さいとか、色の組み合わせが悪いとかたくさん指摘され、何度も修正しなければなりませんでした。
レイアウトと画像の編集を覚えるため、朝から晩まで何日もかけて勉強しましたが、なかなかうまくいかず、焦って泣き出すこともよくありました。心が折れそうになった時、私は師父に助けを求めました。師父は私が本当に人を救いたいと思っているのを見て、私に知恵を与えてくださり、問題を解決させてくださいました。私はウェブサイトを調べるなどもできますが、方法が複雑で時間がかかります。そのため、いつも何かもっと簡単な方法がないかと考えていました。それができれば、資料拠点の同修たちもより制作しやすくなり、作業時間を短縮して、より多くの時間を割いて法を学び、より多くの人を救うことができるようになると思いました。私は研究を重ね、大量に写真を取り替える各種の型番のテンプレートを作成しました。明慧ネットが新しく発表した大法のお守りカードを直接テンプレートに当てはめれば、大量に取り替えることができます。これが実現したことで、私が直接各資料拠点に行って手を貸す必要はなくなりました。資料拠点の同修たちもこなして、自立して作業することができるようになりました。何度も問題があって、解決する方法が見つからず困っていると、不思議なことに、頭の中に突然ヒントが現れてきて、以外にも簡単にできました。これは神から与えられた知恵でしょう。
ここ数年、私も少なからぬ技術者の同修と接触してきました。彼らが受けた迫害は深刻で、2人が迫害によって亡くなり、数人の同修が拉致されて不当に拘禁されています。ここで私は自分の考えを述べさせていただきます。パソコンの技術のある同修は、われわれ大法弟子の中での人材であり、人を救う過程で重要な役割を果たします。彼らの中には人柄がよく、何でも相談に乗ってくれる人が多いのです。一見良い事にも見えますが、他の同修がパソコンやプリンターなどに関して、自分たちがやるべきことを、技術者の同修にすべて任せることになります。このままでは同修に依存心をもたらすだけではなく、知らず知らずのうちに、技術者の同修は他の同修の修煉を阻むことになります。なぜなら、すべての大法弟子は自分自身の修煉の道を歩まなければならないからです。旧勢力は隙があれば大法弟子を害しようと窺っています。普段から同修たちは技術者の同修を特別な存在として尊敬しています。これによって、一部の技術者の同修は人の頼りになることや、褒められることが好きになり、執着するようになってしまいます。また、他の同修は随時に修理してもらうために、技術者の同修に食品や衣類などを与え、距離を縮めようとします。
実は、インターネットが発達した今、すべての大法弟子に技術を学ぶ機会を与えてくれたと言えます。技術フォーラムには各技術の特集コーナーが設けられています。しかし、真剣に技術を学び、問題にぶつかったら自分で解決しようとする人が何人いますか? また、困った時に自分の心性に何か問題があったのではないかと考える人が何人いますか? 修煉は自分のことなのに、技術者の同修に任せています。
これらの問題を見て、私は周りの同修とどのように接し、同修たちを独立させるのかを考えています。私は最も分かりやすい方法を考えました。年配の同修が多く、受け入れ能力が限られているので、私は図解と説明文章をそろえて、一歩一歩非常に詳細な手順をまとめ、勉強用の資料を作りました。それを複数コピーして、私たちの地域の同修に参考にするよう提供しました。
長年の模索の中で、私は最近になってようやく「技術は学ぶだけでなく、修煉によって得るものだ」と気づきました。心性が高まるにつれて、スキルもますます高くなり、うまくなります。資料を作成している中で、往々にしてよくできた資料は、私が苦了して研究したものではなく、心性の試練を乗り越えた後、師父が私に知恵を与えてくださって得たものです。このようにして1つ1つ徐々に積み重ねた結果、スキルアップにつながり、最終的には自由自在に応用することができました。
技術を担当することも大変ですが、その中で修煉する素晴らしさもたくさんあります。ある時、私は地元の法輪功迫害の実態を暴露する小冊子を作成するために丸二日間夜遅くまで頑張りました。学法と煉功を終え、飲み食いの時間も、睡眠の時間も利用して作業を続けました。後10分で発正念の時間になったところ、あまりにも眠くてそのまま熟睡しました。目が覚めて時間の無駄に後悔しながら時計を見ると、とても信じられませんでした。私は7分しか寝ていないのに、深い睡眠を取っています! よく思い出すと、自分の主元神は現実の時間を避けて、別の空間に入って寝たように感じました。とても不思議に思いました。師父、ありがとうございます!
私は、前に自分が迫害された時に、大法の資源を警官らに奪われたことを思い出す度に悔しくてたまりません。私に補いたい気持ちがあったため、師父は何度も同修を手配してくださり、私に資料拠点の使えない紙と廃棄した4000枚~5000枚のCDを処理するように言われました。私は完全に使えないCDを大法の文句が書かれているきれいな飾り物に変え、まだ使えるCDを選別して『共産党についての九つの論評』や『共産主義の最終目的』のカーCDを作成して人々に贈りました。そして、廃棄された紙は福字のお守りにして、ラミネート加工してから人々に配って掛けるようにしました。特に、中共ウイルス(コロナ)時期に、地元の同修たちが協力して「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」などの文句が入った飾り物やお守りをたくさん作って配り、大勢の人に大人気です。
昨年、ベランダで熟したばかりの大きなヒョウタンの上に、手のひらほどの大きさのところに、一面に咲き誇る優曇華の花を見つけました。本当に嬉しかったです。師父はこのような形で、さらに精進するよう私を励ましてくださいました。師父、ありがとうございます!
現在も、中国共産党は世を救う大法を狂気じみたかのように攻撃し、世界中の人々に害を与えています。大法弟子として、より多くの人を救わなければなりません。私たちは、大法弟子という称号を大切にし、自分たちの使命を忘れずに共に精進し、師父が法を正すこの最後の時間を大切にするべきです。よく行っていなかった同修は、自分の過ちを補い、修煉に悔いを残さないように精進しましょう。