文/アメリカの大法弟子
【明慧日本2023年1月9日】修煉者であれば、常人の映画やテレビは修煉者が心を落ち着かせて修煉することへの大きな妨げになることは、よくわかっていると思います。大学時代、私の最大の楽しみの一つは洋画を見るのことでした。12時間連続で洋画を見る時もあり、目が痛くても涙が出ても、止められませんでした。まるで、パソコンの向こう側からある力が放たれ、私をコントロールしているようでした。理性的に止めようとしても、体はそれに従いませんでした。
私は常人の映画やテレビを見ないようと何回も決意しましたが、どれも長続きできず、ついつい見てしまいました。ある時、絶対みないと思い、みるのをやめたら心拍数が200回にも達し、水を入れたグラスを持つ手が震え、心臓が耐えられないほどパニックになったのを覚えています。心の中で「法輪大法はすばらしい!」と読み上げましたが、我慢できずについにアメリカの映画を見ると、たちまち心拍数が正常に戻り、とても落ち着いた気分になりました。 しかし、よくよく考えてみると、何かに操られている様で、本当に怖かったのです。
師父はこのように説かれました。「人間には中毒という言葉がありますが、中毒とは何かを教えます。医学的に、快楽を司る神経が刺激され、発達すると依存症になると言われていますが、そうではありません。どういうことでしょうか? 時間が経つにつれ、あなたの体にあなたの姿形と全く同じもう一人のあなたが出来上がります。このもう一人のあなたは執着によって構成され、あなたを制御しています。とても強い執着があなたの姿形を形成したため、あなたの心を制御してしまうほど強い力を持っています。とても強い心によって形成されたからです」 [1]「パソコンやゲームに依存する場合も同じ作用が働いています。同じ仕組みです。やめてしまえば、この私を死なせる気かと承知せず、どうしても画面を見るようにあなたをコントロールするのです。見ないのですか? 仕事に対しても勉強に対してもやる気がなく、パソコンやゲームのことで頭がいっぱいで、夢にまで出てくるようにするのです」 [1]
この後、2021年の5月、2022年の9月と12月の計3回、業を滅することを経験出来ました。毎回、師父はミクロからマクロまで、私の体の中の悪いものを取り除いてくださいました。なぜ3回も業を滅することに遭えたかと言うと、最初の2回の業を滅することに遭ってから間もなく、再び安逸心に駆られ、また映画やテレビを見ることになったからです。しかし、3回目の12月に業を滅することに遭った時、すっかり目が覚めました。 大法弟子としてどうしてこんなに過ちを繰り返しているのか、修煉は子供の遊びではないのに、どうしてこんな重大な問題をいつも改善しないのかと自分に問いました。
一方、12月に業を滅する時は5月と9月の時とは異なり、緑色のねばねばした非常に不快なものが目からでてきて、それが目に触れると非常に痛かったのです。両目とも充血し、その様子はとても怖かったです。ある同修は交流文章の中で「悪いものを見ると、その悪いものが目から落ちてくる」と書いてあったのを覚えています。
これら常人の映画やテレビは、ストーリーで表現されていて、常人のさまざまな考え、七情六欲などが入っています。私たちがそれを見て受け入れる時、 思想業を強化することになります。常人の映画やテレビだけでなく、小説も同じです。今回業を滅して行く過程で、最初の数日間はとても辛くて意志力も弱く、寝ている間に2回ほど、読んでいたネット小説の世界にそのまま入ってしまいました。そこで見たのはとてもリアルで本格的なもので、体調が悪くて目が覚めなかったら、その世界にそのまま落ちていたかもしれません。 目覚めもまた恐怖の瞬間でした。
内に向けて探す過程で、今回業を滅することに遭ったもう一つの理由は、煉功するのを怠けたことに気づきました。私は一年を通して、五式の功法を一度もやったことがなかったのです。業を滅する間、私はもっと煉功と発正念をして、学法もできるだけ多くしました。そうすると奇跡が起きました。 以前から、発正念をしていると、いつも目をつぶった時、鬼や悪魔を見ていたのですが、今回は神韻で見ていたような美しい黄金の宮殿が見えました。その瞬間、私はとても嬉しく感じました。その翌朝、私は夢の中で金色の光に包まれ、慈悲なる師父が優しく私を見つめて下さっているのが見えました。
今回の体験談を書いたのは、これらの小さな出来事が、些細なことだと思ってはいけないことを知ってほしいからです。なぜなら、これらのことは私たちの足を引っ張り、精進することを妨げているからです。まるでカエルをお湯でゆでるようなもので、精進する意志を弱めてしまうのです。 一方で、なぜ新しいメディアのプロジェクトが立ち上げられているのか、その理由をより深く理解することができました。この世界はとても不潔で、かわいいと思っている映像であっても、それが旧勢力が設計した罠であるかも知れないからです。
修煉の道はとても狭くなってきています。最後に師父が説法で説かれた法を同修のみなさんと共有したいと思います。「自分を厳しく律するべきです。佛法修煉においては勇猛邁進しなければなりません。」 [2]
最後に、慈悲なる師父に感謝いたします。
間違いがありましたら、同修のみなさんの慈悲なるご指摘をお願い致します。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』