文/中国の大法弟子
【明慧日本2023年1月18日】(前文に続く)
小さな蓮の花を家々に届ける
私は建築品質検査の仕事をしているので、各家庭に入って工事の品質を検査する機会があり、異なる背景の家主に触れることができます。私は「法輪大法は素晴らしい」と書いてある手作りの小さな蓮の花を縁のある人に贈りました。
私が、毎日確実に学法と煉功をするようになってから、ますます仕事が順調になっていくのを感じています。以前は家主が建物の品質に様々な不満があって、私の仕事もやりにくかったのです。今は工事の品質がどんどん良くなり、仕事も楽になりました。引き渡しの後、私はいつも最後に離れます。家主がとても満足していて、私はお祝いのプレゼントとして、予め用意した折り紙で作った小さな蓮の花を贈り、同時に簡単に法輪功を紹介します。多くの家主は喜んで受け取りながら「とてもきれいですね」と言い、何度もお礼を言ってくれました。神聖で貴重な蓮の花は、人を救うエネルギーを持っており、私はこのような形で大量に配りました。
もちろん、いらない人もいます。私の話に興味を持っている人には、できるだけ大法について伝えるようにしています。その中には、真相資料を求める人もいれば、法輪功の9日間セミナーに参加したい人もいます。仕事を通じて人々に法輪功迫害の実態を伝えるため、私は通常、家主の読書や信仰、それに部屋の環境や飾り物などを話題にして話を展開します。
仕事の中でも心性を修める機会は結構多くあります。ある時、私は社員証を胸に掛けるのを忘れてしまい、ズボンのポケットに入れたまま現場に行きました。家主は機嫌が悪く、皆の前で「あなたは誰ですか、なぜ私の家に入ってきたのですか?」と私を責めました。私は「工事の品質検査をするために来ました」と説明しながら、社員証をポケットから出して見せました。その場にいた人はみんな私の部下だったので、私が辱められて面目を失ったように感じていました。私は内に向けて探しました。家主に丁寧に自己紹介をすべきだったのに、失礼なことをしてしまったと気づきました。それと同時に、メンツを重んじる心が見つかり、このことを通して、これらの執着心を取り除くべきだと気づきました。その後、家主は私たちの工事にとても満足し、「先日は誤解してしまい、すみませんでした」と私に謝りました。
同僚の1人は、毎日退勤時間にならないうちに早退するので、後の仕事を他の人に押し付けて、早く上がる仕事ばかりをしていたのです。最初、私の心は少し揺れましたが、考えてみると、彼がいてもいなくても、「自分のやるべき仕事をしっかりやり遂げなければならない」と思いました。ある日、彼と話しているうちに、彼の奥さんはガンで10年も苦しんだ末、亡くなったことを知りました。彼自身も3本の心臓の血管が詰まっていて、医者に余命3年だと言われたと言いました。この2年間、私の周りには、さまざまな健康上の問題を抱えた同僚がいて、1人は腎臓癌で退職し、腸の病気で職場を離れた同僚もいます。他にも2人がガンになったこともあります。中共ウイルス(コロナ)が大流行の中、多くの同僚がコロナに感染してしまい、私は感染していない4人の中の1人です。私は今年63歳になりましたが、同僚の中で一番健康です。私は、常人が 60歳を過ぎると、さまざまな病気に見舞われ、苦しみに陥っていることにかわいそうに思っています。大法を修煉することがいかに幸運であるかをさらに感じました。
利益の心を修める
私は小さい頃から家庭が貧しかったため、節約の習慣を身につけ、お金を大切にして、必要なところだけ使うようにしています。
2022年4月末、マレーシアはロックダウンを解除しました。私と妻はもともとマレーシアの新年の間に実家に帰省する予定でしたが、妻の義兄が突然亡くなったため、私たちはクアラルンプールに行って葬式に参加することにしました。ところが、クアラルンプールに滞在中、同級生の1人がシンガポールでバイクを運転中に交通事故に遭い、なんと亡くなったという知らせに驚いてしまいました。この同級生は、40年以上前に私と一緒にマレーシアの故郷からシンガポールに出てきたのです。彼の家はシンガポールに近く、マレーシアのジョホールバルにあります。彼の奥さんはシンガポールのことに詳しくないため、私に電話をして、夫の後のことを処理してくれるよう頼んできました。私はすぐにシンガポールの同修に電話して、助けを求めました。そして私も急いでシンガポールに戻りました。
この同修は、すぐに自分の数千元のお金を出して、葬儀や散骨などの処理を手伝ってくれたのでした。そして「友達だからお金を返さなくてもいい」とも言ってくれました。私は「本当に常人とは違うのですね!」と感心しました。そして大法弟子がお金に執着せず、他人のために私心のない援助に惜しまない境地に感動しました。そこからも私はたくさん学ぶことができたのです。同級生には娘が2人いて、1人は自閉症を患っているのでかわいそうだと思い、私がこの娘さんにかかる費用を出すとことにしました。
同級生の葬儀などが終わった後、私はクアラルンプールに戻って妻と合流し、長い休みだったので、帰省のチケットを予約しようとしました。最初は電車の料金が高すぎると思って予約しませんでしたが、翌朝起きてから予約しようとしましたが、すでに売り切れていました。そのため、バスで行くしかないので、チケットを購入すると、なんと電車の料金よりも高くなっていたのです。しかも道が渋滞していたため、通常8時間の乗車時間が、14時間に伸びてしまいました。バスにトイレがないため、途中で飲み食いもしませんでした。結局、節約しようとすればするほど損失が大きくなり、実に良い教訓になりました。このことから、物事に執着すればするほど、逆効果になってしまうと思いました。
私たち夫婦はともに大法を修煉しており、この機会に同級生の奥さんにも大法の素晴らしさを伝えようと思いました。その後、私たちは大法の書籍と真相資料を用意して、奥さんを訪ねました。彼女は私たちが葬式代を取りに来たと思って「医療費を返したばかりで、もうしばらく待ってくれませんか?」と困った様子で言いました。私たちは彼女に、「お金をもらうために来たのではなく、ただ何か手伝って欲しいことがないかと思い、あなたの近況を見に来ただけです」と言うと、彼女は感動して泣きそうになりました。
以上は私の修煉体験です。正しくないところがあれば、ご指摘をお願いします。
師父、ありがとうございます!
同修の皆さん、ありがとうございます!
(2023年シンガポール法会交流原稿)
(終わり)