【明慧日本2023年1月19日】（前文に続く）
2012年、迫害されて新たに死亡した学習者の人数は、少なくとも154人に上った。
2013年、中国の27の省、区、市で学習者を迫害するための洗脳班が、157カ所新たに設置され、少なくとも737人の学習者が610弁公室の洗脳班で強制的に洗脳された。
2013年、少なくとも108人が迫害されて死亡したことが確認された。うち、2013年に迫害により死亡したのは74人で、2013年以前に死亡したのは34人であった。2013年、少なくとも4942人が連行され、16人が労働教養を科され、少なくとも796人が不当な判決を受けた。
2014年、中共による計画的に学習者を連行する事件が多発した。明慧ネットの統計によると、2014年に不当に連行された学習者の数は6415人に上ったという。
2014年7月18日、吉林省長春市で29人の学習者が連行された。9月2日、吉林省通化市で学習者とその家族三十数人が連行された。9月17日、江蘇省公安庁と610弁公室の関係者は自ら連雲港に行き、当日100人以上の学習者が不当に連行された。
張淑賢さん（53）は2014年8月7日、図們市国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の警官に連行され、24時間以内に拷問により死亡した。家族が張さんの遺体と対面した時に目にしたのは、張さんの胸から太ももにかけて黒と紫のあざがあり、太ももの肉は裂けており、陰部周辺には電気ショックを与えられた跡があり、背中にも蹴りや靴で踏みつけられた血痕が残っていた。当時、法医学者は「死因は拷問によるものだ」と明言した。
明慧ネットの報道によると、2014年に1000人近くの学習者が連行され、158の洗脳班に収容されたという。
崔占雲さん（女性）は2014年9月9日午後、楡樹市国保の警官らにより連行され、9月12日に楡樹市洗脳班に送られた。崔さんは正体不明の薬を投与された後、体調を崩し、腕、首、背中から骨までが痛み、食事ができなくなり、2014年11月3日に亡くなった。
2014年に迫害されて死亡した学習者は91人であった。王海金さんは2014年4月22日に警官に連行され、家宅捜索を受け、同日、撫寧留置場に拘禁された。不当に拘禁された3カ月間、王さんは殴打、灌食、労役、性的虐待などの迫害を受け、身体が衰弱し、意識が朦朧としていた。2014年10月9日、46歳の王さんは、心に傷を負った妻と2人の子供を残してこの世を去った。
統計によると、2015年に中国の30の省、市を巻き込んで、少なくとも1万9095人の学習者が連行され、家宅捜索、嫌がらせを受け、少なくとも1万8895世帯が深刻な嫌がらせを受けたことが明慧ネットにより明らかにされた。
2015年、95人の学習者が迫害されて死亡し、少なくとも8人が中共刑務所の迫害により死亡した。
シニアエンジニアの董漢傑さん（男性）は2015年2月11日、涿州市裁判所に再び懲役5年の実刑判決を言い渡された。8月16日頃、家族は留置場で董さんと面会したことがある。直後、董さんは冀東刑務所に拘禁された。それから2カ月も経たない2015年10月10日、董さんが河北省冀東刑務所で迫害され、死亡したという知らせが届いた。享年62歳。
明慧ネットの報道によると、2016年に1265人の学習者が中共の裁判所に不当な判決を宣告された。そのうち、1162人が2016年に不当な判決を宣告され、103人が2015年に不当な判決を宣告された。2016年、少なくとも91人の学習者が迫害され、死亡した。 2016年11月7日、遼寧省遼陽市の許桂霞さん（47）は遼陽市留置場で「釘打ち」と灌食による拷問を受け、顔面をメチャクチャにされ、死亡した。
2017年2月から、中央「610弁公室」は、学習者に対して全国規模な「ドアノック行動」を実施した。「ドアノック行動」は中央610弁公室によって計画、指揮した学習者に対する嫌がらせ、迫害運動である。明慧ネットの報道によると、2017年には少なくとも7632人が連行され、1万4892人が嫌がらせを受け、1134人が不当な実刑判決を宣告された。連行や嫌がらせは、中国の28の省、自治区、直轄市の259都市に及んでいる。
2017年には少なくとも40人の学習者が迫害により死亡した。広東省佛山市の学習者・馮娟さん（67）は、2017年4月に三水洗脳班に連行された。10日間後、激しい嘔吐、下痢の症状が現れた馮さんは、帰宅してわずか2カ月で内臓が衰弱し、2017年10月1日に亡くなった。毒殺された疑いがある。
(完）
徐海斌 |
