江西省の78歳の趙龍英さんが不当裁判に直面
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 【明慧日本2023年2月17日】江西省鷹潭(ようたん)市の余江区洪湖郷の法輪功学習者・趙龍英さん(78)は先月31日、鷹潭市月湖区公安分局の警官3人と洪湖郷派出所の警官2人によって連行された。その後、趙さんは鷹潭市留置場に送られた。

 2022年末、趙さんは検察庁によって、貴渓市裁判所で不当に起訴された。

 趙さんは洪湖郷李家村に在住。法輪功を学んでいる趙さんは、真・善・忍に従ってより良い人になるように努力し、数十年の頭痛の症状がなくなり、健康を取り戻し、穏やかな家庭を築いた。ある日、歩いていた趙さんはワゴン車にぶつけられた。車の正面が壊れてしまったため、周りの人が趙さんはきっと死んだに違いないと思ったが、趙さんはゆっくり地面から起き上がった。運転手がわざと事故を起こしたわけがないと思った趙さんは「私は大丈夫です」と言って、相手に迷惑をかけないように考えたが、運転手から壊れたランプの賠償を求められた。

 1999年7.20、中国共産党当局が法輪功弾圧を引き起こした。その後、法輪功を学んでいる趙さんは繰り返し、嫌がらせを受けた。2020年12月中に7~8回の嫌がらせをされた。

 2022年10月15日午後3時過ぎ、李家村の副書記はある人を連れて趙さんの家に行った。その2人は趙さんの家に入って、法輪功の本を見つけて奪い取った。突然の出来事で、趙さんは、跪いて本を返すようにと願ったが、返してもらえなかった。趙さんは立ちあがって、本を奪い返し、本を持って外へ出たが、洪湖派出所の3人に捕まえられ、派出所に連行された。それから、趙さんは警官に県の派出所に連行され、手形を取られて、帰宅させられた。

 10月17日、1人の女性警官が趙さんの家に行き、その後すぐに、派出所の所長が月湖公安分局の男性警官2人と女性警官2人を連れて趙さんの家に入った。さらに、村委員会の数人も趙さんの家に入った。警官は「村委員会のリーダーからおまえの『案件』を終わらせることを要求されたから来た」と言った。彼らは趙さんを囲み、犯人のような扱いをした。趙さんは病院に連れて行かれ、強制的に身体検査を受けさせられた。血圧が高かったが、派出所に連れて行かれ尋問を受けた。午後5時過ぎに帰宅した。

 同年10月19日、村委員会の人が出かけている趙さんを見つけ、家に戻るよう強要した。趙さんは家に帰ってみると、洪湖派出所の所長、月湖区派出所の警官数人がいた。所長は「案件」を終わらせたと言って、趙さんにサインを要求したが、「サインはしない。犯罪していないから」と趙さんは拒否した。その後、彼らは立ち去った。

 「案件」というのは、数カ月前のことである。月湖区の警官は、趙さんが監視カメラで法輪功の文言が書かれたステッーカを貼っている姿を撮られたことが理由で連行したが、疫病蔓延のため、趙さんを帰宅させた。

 しかしその後、月湖公安分局の警官は、同じの理由で趙さんを貴渓市検察庁に提訴した。2022年12月、趙さんは裁判所の裁判官から電話を受け、提訴されたことを告げられ、弁護士を依頼するようにと言われた。そのときから、趙さんは家から出ることを許されなかった。

 今年1月31日、趙さんは余江区洪湖派出所の警官2人と月湖区公安分局の警官3人によって、連行され拘禁されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/7/456520.html)
 
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