夜話 - 崇文塔の仏像が女の子を救った
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 【明慧日本2023年3月1日】陝西省涇陽県に明の時代に建てられた崇文塔があり、13階建てで高さは87.22メートルである。毎年の正月15日には塔会が開かれ、各地から仏像を拝み、焼香をする人が集まり、大変な賑わいを見せている。2002年正月15日の塔会の日に、腕白な8歳の女の子が崇文塔の12階の防護柵を潜って出ていった。

 そして女の子が誤って塔から落ちる危険な場面があった。当時、下には1,000人ほどの遊覧客がいて、全員が呆然としていて、救援措置を取る暇もなかった。女の子が落下した瞬間に、崇文塔2階の南西側にある1体の石刻仏像が奇跡的に腕を伸ばし、女の子を受け取った。塔の下にいた100人以上の人々がこの不思議な光景を目撃したと言われている。女の子は仏像の腕の中でひたすら泣いていた。女の子のところに行った家族は、彼女は少しのかすり傷もなく、無事であることが分かった。

 不思議に思った人々は、石刻の仏像が女の子を救ったと考えている。家族は女の子を連れて焼香し、その仏像に赤い絹をかけた(信仰と尊敬を表す)。今日でも、崇文塔の2階の南西側に、1体の仏像に赤い絹がかけられているのが見える。それが崇文塔内の100体の仏像の中で唯一赤い絹がかけられているもので、手を伸ばして女の子を受け取った仏像である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/22/456945.html)
 
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