黒龍江省の李長安さん 刑務所で迫害され健康状態が心配される
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 【明慧日本2023年3月10日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省方正県の法輪功学習者・李長安さん(53)は、2015年10月28日、不当に懲役12年の実刑判決を言い渡され呼蘭刑務所に拘禁された。刑務所のいわゆる「規則」、「要求」に従わず、囚人服を着ることを拒否し、強制労働や「学習」に参加しないため、李さんは買い物を制限され、刑務官からの暴言、暴行を受け、独房に閉じ込められた。

 2022年末、呼蘭刑務所内で機構の入れ替えが行われた。李さんは新しく編成された「防暴隊」の要求に従わなかったとして、独房に閉じ込められた。監禁中、李さんは断食をして迫害に抗議したことで、何度も強制的に灌食され、心身ともに大きなダメージを受け、現在、全身の浮腫みと腹水の症状が現れている。

 トラック運転手の李さんは、中国共産党の関係者により何度も連行されたため、5年間地元を離れざるを得なかった。2015年5月21日、李さんは唐山市で交通事故に遭い、身分証を登録して30分も経たない内に連行され、同年10月28日、懲役12年の実刑判決を言い渡され呼蘭刑務所に拘禁された。

 2016年5月23日の朝、李さんは作業場に向かっている時に囚人服を着ておらず、扉を通過しても報告しなかったため、事務所に呼ばれた。刑務官と受刑者らは、李さんに手錠と足かせを付けた後、地面に押さえ付け激しく殴ったり蹴ったりした。李さんは「刑務所に駐在の検察官と面会したい」と言った途端、平手打ちをされた。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打される

 続いて、李さんはまた独房に閉じ込められた。警官は「服を脱いで、ここの服に着替えろ! これがルールだ!」と指示した。李さんは「私は囚人服も着ていないのに、ここの服を着るわけがないではありませんか」と言った。すると、彼らは李さんを裸にし、パンツ一丁だけにして13日間監禁した。独房の中は寒くて湿気が多く、彼らは李さんに敷物や布団を与えず、食事は一つの蒸しパンだけだった。ある日、第2監獄区の警官・宋雲鵬が独房にやってきて、李さんが煉功をしているのを見て、その場で李さんの左肩を蹴った。

 2017年2月、李さんは呼蘭刑務所の独房で裸にされて、四肢を引っ張った状態でベッドに縛り付けられたり、地面に固定された輪にロックされたり、冬に窓を全開にして凍えさせられた。

 2018年~2019年までの1年以上の間、李さんは囚人服を着用しないとして、5回も独房に閉じ込められたことがあり、教官から顔を殴られて出血した。また、受刑者に殴られ、李さんの歯が1本抜け落ちた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/3/457344.html)
 
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