【明慧日本2023年3月18日】(黒龍江省=明慧記者)ハルビン市の法輪功学習者・焦暁華さん(61)は、法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして不当に連行された後、道外区裁判所から懲役2年の実刑判決を宣告された。焦さんの娘は母親を救出しようとしたが、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に罪名を加えられ、その結果、焦さんはさらに2年の刑期を追加された。結局、悲しみに暮れた焦さんの娘はショックを受け死亡した。焦さんの夫の金成山さんも度重なる迫害を受け、二度刑務所で拷問をされ、何度も生命の危険に晒され、最後に迫害の中で亡くなった。
法輪功を学び奇跡を目にした
1996年、ハルビン市呼蘭県公安局の警察官であった夫の金成山さんは、交通事故に遭い、第8、9、10胸椎の粉砕骨折により半身不随となった。病院で治療ができない状況下で、金成山さんは心身の健康に高い効果をもたらす気功・法輪功を学び始めた。学んだ後、金成山さんの身体は著しく回復し、物を支えながら立つことができて移動もできるようになった。それまで悩まされていた5箇所の床ずれ(腰に2箇所、お尻に2箇所、背中に1箇所)も治癒した。特に、金成山さんの心も高められ、人間として今後どのように生きるべきかが分かり、善悪には報いがあるという道理を理解することができた。
夫の変化を目の当たりにし、法輪功の奇跡を体験した焦さんも、法輪功を学び始めた。焦さんは何十年も夫の世話をし、家族、友人、近所の人たちから称賛された。
焦暁華さんに懲役4年の不当判決 娘は悲しみに暮れ死亡
2022年3月5日、焦さんは法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして、ハルビン公安局呼蘭支局原野派出所の警官らにより連行された。7月12日、道外区裁判所から懲役2年の実刑判決を宣告された。
焦さんの娘の金鑫さんは、父親生前の元同僚(母親の迫害に関わった警官)に助けを求めた。金鑫さんは国保に善を勧める手紙を書いたが、国保の警官に証拠として利用されて罪を捏造され、母親の焦さんはさらに2年の刑期を追加された。焦さんは現在、懲役4年の実刑判決を言い渡されている。
母親が二度目の不当判決を受けたことを知った金鑫さんは、ショックに耐え切れず死亡した。39歳の若さであり、6歳の息子が残された。
中国共産党(以下、中共)の迫害で家族が離散
中共による法輪功への迫害の中で、焦さんは4回連行され、2回不当な判決を受け、夫の金成山さんは懲役5年の実刑判決を言い渡された。
1999年7月20日、中共が法輪功に対する残酷な迫害を始めた後、焦さんは法輪功の無実を訴えるために北京に行ったが、呼蘭区公安局に2回拘束され、2000元の罰金を強要された。
2005年3月10日午後、20数人の警官が焦さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行った。金成山さんは4、5人の警官に押さえつけられ、両手を後ろに回されて手錠をかけられ、焦さんも押さえつけられ手錠をかけられた。
2006年12月22日午後4時、ハルビン市公安局呼蘭区国保の警官20数人が、焦さんの自宅に行き、焦さんに手錠をかけ、ハルビン市第二留置場に拘禁した。そして金成山さんを用意された救急車に運び、同じくハルビン市第二留置場に拘禁した。
半身不随の金成山さんは自然排便ができないので、非常に苦しんだ。60日以上経って、金成山さんの皮膚は化膿し、毎日痛みに苦しんでいた。
2007年2月27日、ハルビン市呼蘭区裁判所は、金成山さんに懲役5年の実刑判決、焦さんに懲役3年の実刑判決を言い渡した。
2010年5月5日、一度保釈された金成山さんは再び刑務所に拘禁され、迫害を受け続けた。4カ月後、妻と娘の強い要求の下、金成山さんは再び保釈されたが、間もなく死亡した。
中共の残酷な迫害により、夫も娘も亡くした60代の焦さんは、4年間の不当な拘禁に直面している。