広東省の83歳の李順華さんに不当判決
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 【明慧日本2023年3月25日】広東省茂名(もめい)市の法輪功学習者・李順華さん(83歳女性)は、今年2月28日、茂名市南区裁判所に懲役1年の実刑判決を宣告され、罰金3000元を強要された。

 1999年7.20、中共の江沢民グループが法輪功迫害を引き起こした。それ以来、李さんは数回も連行され、拘禁された。家族も度々当局からの脅迫を受けた。そのため、李さんの息子と娘は恐れて、母親に対する不当な開廷を傍聴に行くこともできなかった。李さんの弁護士2人は法廷に来ることができず、李さん1人だけが警官に連れられて裁判所に行き、判決を受けたという。

 2月28日の夜、息子は「李さんが家に帰ってこないことと、翌日も姿が見えないこと、電話もなかったこと」で警察に通報した。3日目の2月2日、李さんの娘は茂名市駅前路派出所の警官から「もうちょっと待ってください」という連絡を受けた。その後、家族は弁護士を通して、李さんのいる場所を聞いた。しかし、裁判所側は「知らない。公安局に渡した」と答えた。

 李さんは法輪功を学ぶ前、リウマチ、関節変形、腎炎、心臓病、心筋梗塞、メニエール症候群、坐骨神経痛、五十肩などの病気を患い、日々苦しんでいた。毎日機嫌が悪い状態で、家族関係も良くなかった。しかし、1995年9月、55歳の李さんは法輪功に出会って学び始め、真・善・忍に従って自分を律し、心を修めた。そして半年も経たないうちに病気が消えた。

 しかし、法輪功を学び続けていることを理由に、1999年7.20以降、李さんは住民委員会の職員、610弁公室の警官などから嫌がらせをされ、「三書」を書くように強いられた。李さんは彼らに、自ら法輪功を学んで健康を取り戻したことを話した。

 2020年10月23日午前9時、駅前路派出所の警官十数人は李さんの家に押し入り、法輪功の関連書籍と法輪功迫害についての資料を押収し、李さんを駅前路派出所に連行した。派出所で李さんは脅迫され、法輪功を止めるように強要された。

 断固として、拒否した李さんは、茂名市第一留置場に送られた。翌日、李さんは病院に連れて行かれ、身体検査をさせられた。高血圧と深刻な心臓病の結果が出た。この状況で、警官は李さんの息子に迎えに来るよう電話した。10月26日の夜11時過ぎにやっと李さんは家に帰ることができた。

 帰宅した李さんは、茂名市政法委、610弁公室からの嫌がらせの迫害が絶えなかった。2021年10月22日、李さんは茂南区検察に「邪教組織を利用して、国家の法律、行政法規の実施を破壊した」というでたらめな罪に問われ、同区裁判所に起訴された。

 同年12月27日午前9時、裁判所は李さんに不当な開廷をした。法廷で検察官は法律に基づかず、李さんに対する公訴をした。それに対して、弁護士は法律の角度から李さんの無実を訴え、無罪解放を求めた。

 2022年元宵節(げんしょうせつ)の後、弁護士は李さんに、裁判所は李さんの案件の審理を中止したと伝えた。しかし、同年5月22日、裁判所の2人が李さんの家に行き、李さんに「保釈」の書類にサインを要求し、「以前サインしたものを無効にした。これから案件を再審する」と告げた。

 李さんは83歳の高齢の女性だが、当局に繰り返し脅迫され、判決まで下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/5/457407.html)
 
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