文/湖南省の大法弟子
【明慧日本2023年4月6日】(前文に続く)
政法委員「この彼女の話しを聞き、法輪功は本当にすばらしい」
ある日、看守に「政法委員に会いたい」と言うと、すぐに指導員室で会えるように手配してくれました。政法委員は、私を「お姉さん」と丁寧に呼び、座るようにと言って私に水を注いでくれました。政法委員は四つの問題を出し、私は3問半正解しました。政法委員が続けて話をしていたので、私は心の中で師父にご加持を求め「私は彼の話を聞くために来たのではない、彼を救うために来たのだ、私は責任を持たなければならず、彼は私の話を聞かねばならない、彼は真相を理解しなければならない」と思いました。
そこで、私はある話題について「すみません、私は政治にあまり興味ががないので、三日三晩話してもダメだと思います」と言いました。政法委員はすぐに話題を変えて「それなら、あなたの話を聞こう」と言いました。私は、大法を修煉した結果、孫や嫁に素晴らしいことがもたらされたこと、私の身体の健康状態に奇跡が起きたことを話しました。私は「大法弟子たちは嘘をつかないし、私が実際に体験しこの目で見てきたことです」と言いました。私は話している間ずっと正念を発し、1時間ほど私が話すと、政法委員はとても熱心に耳を傾けました。その後、政法委員は、私の息子と弁護士に会いたいと言い、私が家に帰った後に私の家に来ると言いました。
話の最後に政法委員は看守を呼んで「この彼女の話しを聞き、法輪功は本当にすばらしい」と言いました。さらに政法委員は私に、もし政法委員に会いたければ看守に言うようにと言い、さらに体を大切にするようにと言いました。私は正法委員にお礼を言いました。
その会話の後、政法委員の大法と大法弟子に対する理解が一変しました。その後、私が冤罪を受けた後も、政法委員は様子を見に来るたびに「大丈夫ですか?」と私に聞きました。ある時は「もし政法委員に力があればあなたを家に帰してあげることができるのですが」と言いました。真相を理解した後、政法委員は大法弟子を大切にし、自分の生命により良い未来を選択しました。
真相を聞くのが好きな女の子は福報を得た
ある日、携帯電話を使っての詐欺か何かで、他の監房から女の子が移されてきました。監房には、新しく入ってきた人は全員トイレの衛生管理をしなければならないという暗黙の規則がありました。午後、トイレ掃除の時、その女の子は咳が止まらず、その音はまるでトイレの中で誰かが銅鑼を叩いているかのようで、監房全体が振動しているかのような感覚を受けました。トイレ掃除の後「お医者さんに診てもらったのですか?」と私はその女の子に聞きました。女の子は診てもらったと言いましたが、飲んでいた薬は留置場では手に入らず、薬は家族から送られてきたもので、1000元以上の薬が送られてきていました。その女の子の咳は気管支喘息の症状でした。
私がその女の子に真相を話すと、女の子は興味深く、時々質問をしてきました。また、女の子は父親からは「忍耐」と「他人を許すこと」を身につけるよう教えられたと話してくれました。大法の真相を理解した後、私はその女の子を三退させ「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」という心からの九文字を心を込めて念じるようにと言いました。女の子はとても素直な子で、翌日の掃除の時は静かに掃除をしていました。何日か続いた、夜のいわゆる学習の時間は、基本的に席が決まっていましたが、その女の子は席を変えて私の隣に座りました。数日後、席替えになった時、たまたま私の側の席になり、その女の子は大喜びでした。
それ以来、寝言を言ったり、頻繁に起こる腹痛など、その女の子はこれまでの悩みが解消されました。女の子は私と一緒にいてとても居心地がいいと言い、帰ったら法輪功を学びたいと言いました。
自分を変えることで薬物依存の女性が変わった
2019年のある日、私は薬物を使用している女性と同じ監房のベッドに移されました(一枚の毛布を2人で使う)。その女性は背が高く、3本の血管を入れ替え、体が動かない状態でした。普段の会話では、とても博識で物知りな印象を受けました。その女性は、大法の素晴らしさを否定し、反発さえしていました。
監房の移動があった日、2人の人から「彼女と同じベッドにしないでください。彼女はとても大きく、場所を取るし、なかなか仲良くなれません。3人で寝ると気持ちがいいから、私たちのところに来なさいよ」と言われました。私は「とりあえずやってみます、彼女の方が大きいんだから、彼女に多く譲ってあげますよ」と言いました。本当にその2人の言う通りでした。翌朝、煉功を終えて座禅し、法を暗唱していると、その女性は「あなたは暗記も得意だけど、寝るのも得意だだね」と言って罵り始めました。また、私のことを「牢名主、囚人のボス」とも言い、激しく罵りました。善意をもって説明しても聞いてくれないので、私はその女性にそれ以上何も言いませんでした。
私は何も言いませんでしたが、心はざわついていました。寝ていて何が悪いのでしょうか? あなたのような大きな体の人と2人で毛布を使うんですよ、私の分の毛布も全部あなたにかけてあげたのに、私はあなたに、どれだけ譲ってあげれば良いののですか? 私以外にあなたとベッドを共にしてくれる人がいるのでしょうか? 私はこの監房のボスではないのに、どうして「牢名主」や「囚人のボス」と言うのでしょうか? 考えれば考えるほど、いやな気持になりました。あなたの罵倒はこんなにも聞き苦しく、みんなが見ていますよ。私は少しきまりが悪く感じました。
その時、内に向けて探すということを思い出し、すぐに気持ちが楽になりました。
翌日、遅番だったその女性は、小さな椅子に座りながら壁に寄りかかり、とても苦しそうな様子でいました。その時、私は煉功をしていたのですが、その女性のそんな姿を見て「体調が悪いのですか?」と聞きました。その女性は苦笑いを浮かべながら、うなずきました。昨日あれだけ罵られたのに、私はその女性を恨んだ覚えはなく、その女性に親切にしなければと感じ、私はその女性がかわいそうになりました。そこで私は煉功を中断し、すぐにそのその女性をベッドに寝かせるのを手伝い、その女性に代わって仕事を終えました。
その後、監房の中の人たちは皆「法輪功の修煉者は本当にいい人だ、自分たちだったら、絶対にできない」と言いました。この出来事を通して、その女性は私に対する態度を改め、私を尊敬するようになりました。それ以来、私はその女性に真相を伝え、その女性は喜んで真相を受け入れ、中国共産党の党と少年先鋒隊の組織を脱退しました。
(続く)