疫病の中で衆生を救う
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文/中国東北部の大法弟子

 【明慧日本2023年4月10日】師父は「いったんこの段階が過ぎてしまえば、一回目の衆生の大淘汰が始まります。法を正す時期の大法弟子にとって、個人の解脱は修煉の目的ではありません。衆生を救い済度することこそ、皆さんがやって来た時の大きな願いであり、法が正される中で歴史が皆さんに賦与した責任と使命です。ですから、多くの衆生は皆さんが救い済度する対象になります」 [1]と説かれました。

 師父の説法を学んで、街に人がいないからといって家に閉じこもっているわけにはいかないと思いました。そこで、別の方法で人々を救わなければと決意しました。人々に法輪功の素晴らしさを知ってもらおうと、まずは、住んでいる団地の各建物の住人に冊子を配ることにしました。そのため、私は毎日2棟の建物に配布し、各家のドアポストに冊子を入れていきました。時間をかけて、全団地の住人に配布することができました。この過程で、私は怖がることなく、簡単かつスムーズに進めることができました。師父がいつも見守ってくださっていることを知っているので、毎回合掌して師父に感謝の気持ちを伝えています。

 冊子を配布する中で、ちょっとしたエピソードがありました。ある日、建物の階段から降りてきたところ、地面には先ほど配布した小冊子が捨てられていました。近くを見てみると、2人の小学生がいたので聞いてみると、彼らが各家のドアから取ったのだとわかりました。私は2人に「これは人を救うためのものよ。全ての小冊子を取り出してしまうと、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさんたちが本当のことを知ることができなくなってしまう。それでは彼らは救われなくなる。どうか元の場所に戻してくれない?」と言いました。2人はとても聞き分けがよく、小冊子を拾って、再び全ての家のドアポストに入れたのです。私は分かりやすい言葉で2人に真相を伝え、彼らは自分たちの本名で少年先鋒隊から脱退し、去る際に「ありがとう!」と言ってくれました。

 コミュニティ内のすべての住宅に配布した後、地元最大のショッピングモールに向かいました。このショッピングモールには5つのビルがあり、それぞれ20〜30階建てです。しかし、パンデミックの影響で、下層部分のみが営業していました。

 衆生を救いたいという心を見た師父は私を助けてくださいました。

 私は70代の高齢弟子です。このような高層ビルを1階1階と登っていくのは非常に大変なことです。しかし、私は恐れずに毎日少しずつ上へと登って行き、師父のご加護のもと少しも疲れませんでした。鍵がかかっている扉に、自分が持っている鍵を差し込むとすんなりと開けることができたのです。師父は「師徒は情を講ぜず、佛恩は天地を化す。弟子正念足りれば、師は回天の力有り」 [2]と説かれました。

 まさにその通りです。このおばあちゃんに何ができるというのでしょうか。すべて師父がしてくださっているのです。帰宅した後、師父の法像の前に跪き、感謝の気持ちを伝えました。師父の要求にはまだ届いていませんが、これからも「三つのこと」をしっかり行い、かつての誓約を果たし、師父とともに家に返りたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「人心を放下し、世の人々を救い済度する」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/29/437115.html)
 
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