文/中国の大法弟子
【明慧日本2023年4月13日】それは2007年5月末のことでした。暑くなってきて、扇風機を使う時期になったので、父は家のキッチンにあるシーリングファンの羽根を掃除しようとしました。我が家の天井は比較的に高く、テーブルの上に椅子を置き、その椅子の上に乗って、やっとシーリングファンに手が届くのです。
私たち家族全員は、ダイニングルームに居たので、父がキッチンでシーリングファンを掃除していることを誰も知りませんでした。突然、大きな音が聞こえ、驚いた私たちはすぐにキッチンに駆け付け、床に倒れて意識を失っている父の姿を見かけました。夫がすぐ父のそばに行き、人中(じんちゅう)を強く押しました。すると、父は目を覚ましました。「大丈夫ですか?」と聞くと、「眩暈がしているけど、休んだら良くなるよ」と言いました。しかし、母は今すぐ病院へ行ったほうがよいと言いました。
結局、電話で救急車を呼んで、父を病院に搬送しました。CTを撮ったところ、脳出血という結果だったので、父はそのまま集中治療室に送られました。医者は私たちに、CT画像を見せてくれ、出血箇所がいくつかあるので、このまま出血が続くなら開頭手術をしなければならないと言いました。話を聞いて、母は怖くてどうすればいいかわからなくなったのですが、私はすぐに師父のことを思い出しました。こんな時は師父に助けを求めるしかない、と思いました。
私たちはICUの外の廊下で待っており、心の中で師父に父を助けてくださいとお願いし、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えていました。医者から、父の状態について二度の告知がありました。父はICUで断続的に痙攣を起こし、変な声も出していました。母は、まるで中国共産党の背後にいる悪者が叫んでいるような恐ろしい声だと言いました。父は共産党党員で、国有大企業の中間管理職に就いていましたが、「三退」の話をすると、「定年退職してから」「急ぐ必要はない」と言っていました。しかし、父は母の大法の修煉を支持しています。母はもともと健康状態が悪く、大法の修煉ですべての病気が治ったからです。
母は私に「早くお父さんに党の組織を脱退することを話してください」と言いました。家族がICUの中に入られたとき、私は不安な気持ちを持ちながら、父の傍に行き、「お父さん、早く党の組織を脱退して。そうすれば早く治るから」と話しかけたら、父はすんなり同意しました。
その後、なんと奇跡的に父の痙攣は二度と起こりませんでした。医療スタッフから父に痙攣を抑える薬を飲ませるようにと言われましたが、私は父に「今、痙攣を起こしていないし、この薬はもうやめましょう。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を唱えるように」と伝えました。医者は、「出血も止まったので、開頭手術する必要もない。あと数日の経過観察が必要なので、一般病棟に移します」と話してくれました。
その後、父は1人しかいない病室に移されました。私は師父の説法が入っているmp3を持って行き、父に聞かせ、大法の本も読んであげました。父の回復はとても早く、1カ月で退院しました。
あれから、父は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字をいつも唱えており、「より頻繁に唱えば良い結果が得られる」と言ったのです。当時、父と同じ時期に入院していた人たちは、いまだに回復していませんが、父は後遺症さえもないのです。
家族に大法の素晴らしさを伝え 「三退」を勧める
私の姑は、退職前は郷の村政府で働き、素直で慎重で怖がりの田舎の女性ですが、共産党党員でした。家に家族だけしかいない時も、共産党のよくないことを言うと、姑はとても緊張して「こんなことを外で言ってはいけない」と言うのです。政府の言うことは何でも真実で反対してはいけないと思っていたからです。ですから、大法が誹謗中傷され、泥を塗られているのですが、その話題にすら触れることを許さず、姑は怖くてたまらなかったのです。私は姑に大法の素晴らしさを伝えるのに本当に長い時間がかかり、受け入れ能力に合わせて少しずつ伝え、ようやく理解し、やっと姑は共産党から脱退することに同意しました。
義妹の家族はみんな事業単位(国や地方の予算で運営され、教育、科学技術、文化、衛生などの非営利活動を行う事業体)で働いています。経済的にも恵まれており、何一つ不自由なく、暮らしています。母が義妹一家に大法の素晴らしさを伝えたいと言った時、私は反対して拒否しました。というのは、普段、私は義妹に何か言うたびに、「あなたの言ったことは間違っている」と否定され、自分の理屈を押し付けられ、とても自己中心的な人で、しかも義妹の夫も会社の管理層で、私の言うことを信じてくれないと感じたからです。いつも「そんな人が私のいうことを信じるのでしょうか?」と思いました。 昨年、私が義妹の家で年越しをすることになった時、母が「いい機会だから大法について話してみましょう」と言いました。私もふと、「法を正す進展がここまで来たのに、自分はまだ昔のことを放下できていない、それは強い執着ではないか? 大法弟子の寛容さはどこにあるのか? 今、世の人々は大法の素晴らしさを聞きに来ているのではないか? まして私の親戚で大切な人ではないか」と思いました。
それで、お正月に義妹の家に行き、母と協力してまず義妹の夫に大法の素晴らしさを話し、大法の文言が書いてあるお守り札を渡しました。義妹の夫は管理職ですが、少年隊しか入隊したことがなく、「退出したい」と言ってくれました。一昨年のお正月前も義妹の家に来ましたが、義妹が大掃除や家事で忙しかったので大法の素晴らしさを伝えられませんでした。今年こそ絶対に伝えたいという気持ちで、家事をやりながら、義妹に大法の素晴らしさを伝えました。義妹が共産党からの脱退に同意しました。その後、姪が海外から帰ってきて、私と2人きりになったとき、姪にもこのことを伝えると、すんなり受け入れてくれました。
大法の素晴らしさを話してから、ずっと捨てられなかった恨みや嫉妬心という悪い物質を、師父が取り除いてくださったことがはっきりと感じられました。師父、ありがとうございます!