30年の病気に別れを告げ、真・善・忍の人生へ
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文/韓国の大法弟子

 【明慧日本2023年4月29日】

 30年間の闘病生活

 李庸和さんは現在、貿易会社の代表を務めています。子供の頃から、ずっと病気と闘ってきた李さんは、病気に苦しめられたつらい日々について、一晩中寝ずに話しても終わらないと言いました。小学生の頃、原因不明の蕁麻疹が出たのが苦しみの始まりでした。我慢できないほどの痒みに襲われ、全身をかきむしると、その傷がひどく腫れて何もできなくなったそうです。

 両親は薬を買ってきてくれましたが、症状は一向に改善しませんでした。それどころか、薬の副作用で胃をはじめとする多くの臓器にダメージを与えてしまいました。さらに、ドライアイ、偏頭痛、胃腸障害、逆流性食道炎、アレルギー性大腸炎、めまい、痔、不眠症などの症状も現れました。

 30代になって、発疹が少しずつ治まりましたが、呼吸が苦しくなる鼻骨偏位の手術と痔の手術をしなければなりませんでした。さらに、病名すら分からないリウマチに似ている病気で、少しでも冷たい風や水に触れると、ひどい痛みを感じたと言いました。

 「当時、ソウル大学病院でも治らないと言われた私は、希望を失ってしまいました。このまま死ぬまで生きていくのか、それとも死ぬのを待つのか?」と、李さんは当時の心境を語りました。

 しかし、これは病気の終わりではありませんでした。しばらくは頻脈で通院していましたが、その後、いつも疲労感があったため病院で検査したところ、副腎に腫瘍が見つかったので、手術を受けて副腎の一つを摘出しました。

 李さんは当時の苦い思いを振り返り「一生苦労して、このまま人生を終える感じでした。当時、子どもたちが小学校や幼稚園に通っていたので、親の責任を果たせないのではないかと心配しました」と話しました。

 難病が一週間で消えた

 2003年5月、暖かい春の日のことでした。李さんと家族が公園を散歩していると、ベンチの上に法輪大法修煉者が書いた『真の健康への道』という、修煉物語の小冊子を見つけました。

 李さんは「私はずっと病気に悩まされていたので、『健康』という言葉が最初に目に入りました。小冊子を読んでみると、法輪大法を修煉して病気から抜け出したことや、心が穏やかになったという内容でした。当初『現代医学でも治らない病気が治るのだろうか?』と思い、信じられませんでした」と言いました。

 しかし、李さんは小冊子を捨てたくないので、家に持ち帰って本棚に置きました。1週間ほど経った頃、その小冊子が目に入りました。「健康のためにやって悪いことはない。これは自分にとって希望の光かもしれない」と思ったのです。

 李さんは、小冊子の裏にある連絡先に電話をかけ、公園にある法輪功煉功を見つけ、しばらく見学しました。しなやかな動きに合わせて、流れる音楽を聴いていた李さんは、とても穏やかで心地良いと感じがしました。

 「煉功者の方々は、一人一人がとても優しそうでした。何度も騙されてきた私は、常に心の中に疑いがあり、多くのことは信じられませんでしたが、修煉者の話の一つ一つが私の心を開いてくれました」

 李さんは家に近い煉功場功法の動作を習い、『轉法輪』も読みました。数日後、思いがけない変化に驚いたのは、生まれて初めて痛みを感じなかったことでした。

 「1週間もしないうちに、過去の症状はすべて消えました。現代医学で治らなかった病気が、一気に治ったのです。これは奇跡だというしかありません。後になって知ったのですが、私よりも重い病気で法輪功を修煉して回復した人はたくさんいました」と李さんは感心しました。

 20年間、毎日のように修煉を続ける

 かつて、李さんの生活は不健康な体で乱れていました。しかし、法輪功を修煉してから、日常生活も次第に軌道に乗り、順調になりました。短気で怒りっぽく、理解心に欠けた偏屈な性格も、修煉していくうちに変わり始め、相手を理解できるようになり、心も広くなりました。そのため妻とも睦まじくなり、和気藹々とした家庭環境で育った子供たちも勉強で良い成績を収めました。

图2~3:修炼二十年,他每天都阅读《转法轮》和炼法轮功功法。

李庸和さん

 修煉を始めて1カ月ほどで、会社側も大きく変わりました。会社は新しい支社を設立し、李さんが経営するようになりました。突然、創業の道に入り、不景気な時期でしたが、ビジネスは成功し、最初から業績は30%~40%の成長率を維持することができ、分社した時に会社から借りた20億ウォン相当の貸付金を4年間で返済しました。

 李さんは、事業が成功した要因は、法輪功の修煉を通じて得た知恵で、会社を経営したことであると考えています。

 「私はいつも従業員たちに、どんな時でもまず人のことを考え、どんな問題があってもまず人のことを考え、商売にならなくてもいい、誠実な態度で公平に取引し、暴利を求めるのはいけないと教えます。そのおかげで、私たちはお客様との長期的なパートナーシップを確立し、ほとんどの従業員が20年にわたって一緒に仕事をしてきました」

 法輪功を修煉してからすでに20年になりますが、李さんは一日も欠かせずに『轉法輪』を勉強し、そして、五式の功法を煉功してきました。

 「私は毎日『轉法輪』を読んでいます。本を読むことで『返本帰真』について分かってきました。人間として生まれてきたのは、修煉を通して人の心を修め、元の美しい世界に戻ることです」と言いました。

 李さんは本を読むだけでは足りないと思い、今は暗唱しています。「『転法輪』を読んだり、暗唱したりすることで、どんな問題に遇っても、たとえ難しい問題でも克服することができます」と話しました。

 より良い人になる

 ソウルの天梯書店は月に1回、「法輪大法の9日間セミナー」を開いています。李さんは毎回、ここで学びに来た新しい学習者に、法輪功の創始者の説法のビデオを流し、煉功の動作を教えています。20年前に感じた喜びを分かち合いたいと思ったからだと言いました。

图4:他在天梯书店每月开一次的“法轮大法九天学习班” 义务担当为别人教功。

月1回「法輪大法の9日間セミナー」で、ボランティアで煉功を教えている李さん

 その過程でも不思議なことがありました。ここ数年、天梯書店には数多くの優曇華の花が咲いています。李さんは、「佛経によると、目に見えないほど小さい優曇華の花は、転輪聖王が地上に降臨した時に咲く霊異の花であり、祥瑞の兆しであると書かれています」と述べました。

 「2015年、天梯書店を改装した際、鏡の中で初めて優曇華の花を発見して以来、十数か所でこの花が咲いていました。ある時、1階の窓に咲いている優曇華の花を紹介すると、その人は『優曇華の花は菌類ではありませんか?』と言ったので、『そうではありません。優曇華の花はガラス窓に咲いているものもあれば、熱い電球に咲いているものもあります』と言いながら、上の電球を指差していました。ちょうどその時、2輪の優曇華の花が電球に咲いていました。私もその人も驚きました」と振り返りました。

图5:二零一五年,装修书店时镜子上第一次发现优昙婆罗花,总共开了三十九朵。

天梯書店を改装した際、鏡の中で初めて優曇華の花を発見。全部で39輪が咲いていた

 白熱した電球の上に2輪の優曇華の花が咲いているのを見て、李さんは「偶然な事はありません。優曇華花を見るたびに思うのですが、長年修煉をしていますが、自分の心はまだそこまでの純粋さに到達していないように感じています」と述べました。

 李さんは今後、真・善・忍に従ってより良い人になり、利己的な考えではなく、逆に相手を思いやる心で問題を考えることができれば、素晴らしいことだと言いました。

 「人々が自分のことしか考えるのではなく、他人のために考えることができれば、この社会はより美しく、より健康で、より平和になると思います。人々は、今でも法輪大法のことを知らないから学ばないのだと思います。知っていれば、大法の大切さが分かるはずです。法輪大法は百利あって一害なしだからです」と述べました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/22/459016.html)
 
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