【明慧日本2023年6月10日】甘粛省慶陽市の法輪功学習者(以下、学習者)・姚力書さんは先月、同市鎮原県裁判所により懲役6年の実刑判決を言い渡された。現在、姚さんは判決を不服とし控訴した。また、同市の学習者・張萍さんも6年の不当な判決を言い渡された。情報によると、鎮原県裁判所は2人に対してオンラインで開廷した。当局は、張萍さんが鎮原県三サ鎮で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布し、姚力書さんがそれらの資料を提供したという。姚さんの弁護士は無罪を主張し、姚さんを釈放すると弁護したが、裁判官に無視され、姚さんに懲役6年の実刑判決を宣告された。
姚さんは43歳男性で、元中学の教師で、慶陽市西峰区彭原郷に在住。法輪功迫害の実態を伝えたとして2008年に不当に連行され、4年の不当な判決を言い渡されたことがある。
2008年7月11日、慶陽市と慶城県公安局・国家安全局の警官ら十数人がいきなり姚さんの学校の教師寮に押し入り、家宅捜索を行い、多くの個人財産を押収し、姚さんを連行した。環県留置場で、姚さんは殴打され、体罰などの拷問を受けた。2009年3月、慶城県裁判所は姚さんに対して開廷し、姚さんがSNSで法輪功迫害の実態を伝えたという理由で懲役4年の判決を下した。同年4月9日、姚さんは天水刑務所に拘禁された。
姚さんは天水刑務所のチームに入れられ、法輪功を中傷するテレビを強制的に視聴させられ、毎月思想報告を書かされ、刑務所の規則を覚えさせられ、日々強制的に体育トレーニングを受け、時には強制労働もさせられた。「邪教反制科」の副科長・劉江涛が姚さんを「転向」させるために直接姚さんに拷問を加えた。姚さんを小さな椅子に座らせ、朝8時から夜12時まで、3日間連続で座らせた。その間、刑務官に侮辱され、電撃を受け、暴行を受けた。数カ月後、姚さんは別の監房に転送され、一監区の鋳造工場で奴隷のように働かされ、重い鉄板を運び、コークスを運び、石を砕き、清掃をさせられた。その後は縫製工場で縫製後の衣服の検査をさせられた。
拷問のイメージ図: スタンガンでの電撃拷問 |
姚さんは拘禁期間が終わった後、自分が学校から不当に解雇されたことを知った。姚さんは庆城県の教育局に復職を求めに行ったが、教育局長は「自分の管轄ではなく、人事局の管轄だ」と言った。姚さんは人事局に問い合わせたところ、人事局長は「刑を宣告された者は復職できない」と言った。