苦しみの中で忍を修める
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2023年6月22日】私は田舎に住んでおり、64歳です。二十数年前から修煉をしています。師父の慈悲深いご加護のもと、今日まで歩んできました。師父の慈悲深い救い済度に感謝いたします。

 私は幼い頃から素朴でのんきな性格で、10代のときから佛の修行に関する映画を見るのが好きでした。ある日、実家に帰ったとき、父が『轉法輪』を読んでいました。 私は何気なく手に取り読んでみると、これがなかなか良い本で、数日で読み終えてしまいました。読み終えた時、今まで疑問に思っていたことが分かり、探していた真理にやっと出会えたと感じました。法を学んでいるときに涙が流れ、骨に刻まれるほど感激的で、本当に幸せでした。それ以来、私の人生には質的な変化が起こり、体の細胞の一つ一つが喜びを感じ、すべてがシンプルで明快であると感じます。悩みや不安もなく、心がリラックスするこができ幸せです。他人に優しくすることができ、大法の恩恵に浴しているような日々を過ごしていました。

 幸せな生活が一年も経たないうちに、邪悪が狂ったかのように大法を迫害し、天地を覆い隠すほどの誹謗中傷、迫害と圧力で息も絶え絶えになりました。ついにある日、私は心の中の束縛から解き放たれ、法を実証する道を歩みたいと思うようになりました。資料がないときは、自分で書いて数部ずつ配布していました。一年後、同修が資料拠点を立ち上げ、資料の入手ができたので、今日に至っても衆生を救うという正法修煉の道を歩き続けています。

 田舎では仕事が多く、2人の子供は学校に通っています。夫は私の学法煉功を許してくれず、いつも粗を捜して喧嘩を売ってきました。ある日、朝起きて食事を作ろうとしたら、火をつける前に夫は部屋から出てきて「何を作っているんだ!」と言って、鍋を投げて壊しました! 朝食は台無しになりました。

 午後、畑から帰って来て、外のめったに使わない鍋で料理をし、自分は食べずに畑仕事に戻りました。なぜなら、私が家にいると、夫は悪口ばかりいい、昼も夜もいつも罵倒していたからです。私は夫に「大法を学ぶことは悪いことではなく、真・善・忍に基づいて修め、良い人を目指しているのです」と言いました。しかし、私が何を言っても、夫は聞く耳を持たず、いつものように一日が過ぎ去っていきました。

 翌日、私はいつものように朝ごはんを作って、畑仕事に行きました。午後の帰宅時間になると、夫は私の自転車を牛車に積み込んで、牛車に乗って帰りました。私が家から4キロほど離れた畑から歩いて帰ったとき、すでに日が暮れて暗くなり何も見えなくなりました。

 3日目、私は朝ごはんを作ってから仕事に行くと、夫は草むしりをしながら私を罵っていました。私は2日間食事をしていなかったので、疲れ果てて、空腹と喉の渇きを感じました。「自分はどこが間違ったのだろうか? 大法は真・善・忍を教えているのであり、私は間違っていない!」と考えて、私は鍬を捨て、何とも言えない気持ちで地面に座りました。頭を下げながら、師父の説法「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」 [1]を思い出しました。思わず空を見上げると、師父が小さな女の子に第一式の功法を教えているのが見えました!  驚きと喜びで、見間違えたのではないかと思い、頭を下げてもう一度見上げると、先ほど見たのと同じ光景でした。

 師父が私を悟らせて下さっているのだと思いました。私は心の中で師父に「師父、慈悲深い救い済度ありがとうございます!」と言いました。しばらくすると、夫は「俺が悪かった!」と言って、私を地面から引き上げ「家に帰ろう」と言って、仲直りしました。

 ある日、バケツに水を汲むときにウオーターカードが必要になり、カードの中に500元(約9000円)が入っていたのですが、数日探してもカードが見つかりませんでした。私は師父が説かれた「大運搬」、「小運搬」を思い浮かべ、カードなら「小運搬」で十分だと思い、師父にお願いしました。2日後、ふと見ると、カードが戻ってきました! 驚きと嬉しさで、私はすぐ家の中に入り、師父の写真の前で手を合わせました。師父のご加護に感謝いたします。これからも少ない時間の中で、三つのことをしっかりと行おうと思っています。

 今まで同修の文章を読んで感動し、書こうと思いましたが、何度もペンを置きました。今日は勇気を出してこの二つの話を書いて、同修と共有したいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/19/462094.html)
 
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