自分自身をしっかり修煉してこそ 衆生を救い済度できる
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文/中国遼寧省の大法弟子 浄慧

 【明慧日本2023年7月2日】最近の私の修煉体験の一部を書き出して、偉大な師父に報告し、同修のみなさんとシェアしたいと思います。

 自分自身をしっかり修煉してこそ 衆生を救い済度できる

 私は都市部の通りに面した不動産を持っており、その不動産を貸しています。2022年2月、中国の新年の前に、その不動産の契約期間が終了し、再び家賃を受け取る時期になりました。しかし、テナントは、新型コロナウイルスのために商売がうまくいかず、資金に苦しんでおり、すぐには家賃を支払えないと言ってきました。テナントの男性は親しい友人からお金を借りようとしましたが、新年が間近に迫っており、みんながお金を使う時期なので、なかなか口を開くことができなかったと言いました。テナントは私に「どうですか? 他の人から10万元以上借りると1万元の利息を支払わなければなりませんが、それをあなたから借りたお金として、まず1万元の利息を支払うことにしてはどうですか? 年が明けたら家賃を支払います」と持ちかけました。私は「パンデミック期間中は商売がうまくいかないだろうし、利息はいりません。年が明けたら家賃を支払ってください。私は修煉者であり、あなたから利息を受け取りません」といいました。テナントは少し気まずそうに感じたのか、1万元の利息を私の口座に振り込んできました。

 私たちはすでに数年のつきあいをしており、テナントの男性も私が法輪大法を修煉していることを知っています。以前にも大法とはどういうものかを彼に伝えたことがあり、彼も大法を非常に認め、「三退」しました。私は最初「パンデミック発生以降、多くの商売が影響を受けているので、この利息を彼への補償としたい」と考えました。しかし、1万元は既に振り込まれてきましたし、彼の口座を知らないため、返すこともできません。とりあえず、1万元は彼が先に支払った家賃にして、残りの家賃を支払うときに1万元少なく支払ってもらおうと思いました。

 しかし、年が明けてから半年近く経っても、彼は家賃を支払ってくれませんでした。私は常人の観念が次第に湧き出てきました。「これは私の修煉だ。師父は『今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです』[1]と説かれました。私は「大法の要求に従って行動しているので、あなたと争うことはない。あなたは家賃を滞納しても経営を続けることができる。他の人だったら、家賃を払わないなら、どうして経営を続けられるだろうか。あなたのこざかしさも見透かされている。コロナの蔓延状況を観察し、続けて借りるかどうかを決めるつもりだろう。しかし、彼は私に十数万元の家賃を滞納している。もしも経営をやめたら、私に滞納している家賃を支払うことができるのだろうか」という考えが私を妨害し、私は心が不安定になりはじめました。

 私は法を学ぶことに励みました。師父は「修煉するにあたって、具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの状況が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 『あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない』とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません。もう一つは、トラブルの中に業力転化の問題が絡んでいるので、具体的に対処する時、われわれは大らかな態度を保たなければならず、常人と同じようにしてはなりません」[2]と説かれました。私はすぐに心が軽くなりました。

 振り返って内に向けて探してみると、自分の利益の心がまだ捨てられていないことが見えてきました。これほど長い間修煉してきたのに、難関に直面した時に人間的な一面が主導権を握ってしまったことを恥ずかしく思いました。自分の不足が認識でき、私はすぐにこの私利私欲の心を取り除きました。私は利益の心を捨て、相手の立場に立って次のように考えました。この数年間、パンデミックがビジネスに影響を与えたことは事実であり、相手が家賃を支払わなかったのは、おそらく私が彼に対して借りがあったからかもしれません。

 利益の心を捨てた後、私の心は非常に軽くなりました。それほど時間が経たないうちに、相手は家賃を振り込んできました。私は以前に振り込まれた1万元を差し引くように伝えました。彼は非常に喜んで、大法弟子はこの世界で最も素晴らしい人で、最も善良な人であると認めてくれました。私が彼に店内に掛かっていた毛沢東の写真をすべて捨てるように伝えたら、彼もそうすると答えてくれました。その後、彼は私に電話をかけてきて、「写真を捨てたら、ビジネスが以前よりも良くなりました!」と言ってくれました。私は衆生のために喜び、自分自身をしっかり修めたからこそ、さらに多くの衆生を救い済度することができると理解することができました。

 先天的な知的障害を持つ娘が正常になる

 私の娘は幼少期から知的障害を持ち、日常生活はすべて私が世話をしていました。しかし、娘は騒がず、とても静かで、一人でいるとほとんど話しませんでした。基本的には人が彼女に質問をすると、はいか、いいえと答えるだけで、反応も非常に鈍かったのです。

 娘は小学校に通っていましたが、正常に学習することができず、休学せざるを得ませんでした。そのため、彼女は文字をあまり読めません。ここ数年間、私は彼女を法輪功の学習グループに頻繁に連れて行きました。他の学習者が法輪功の書籍を読む時、彼女はただ本を持って黙って聴いていました。彼女は私と一緒に法輪功を学ぶことを喜んで、数時間座ったままでも動かず、疲れたとは一言も言いませんでした。家にいる時は、私は彼女に師父の説法ビデオを見せます。私たちは『轉法輪』を一緒に最初から最後まで読みました。

 真相を伝えるために出かける際、娘の状態が人々の法輪功に対する見方に影響を与えるのではないかと心配しました。そのため、彼女を姉の家に預けました。しかし、徐々に考え方が変わってきました。娘も法のためにやってきているので、常人はマイナスな考えを持つことはないと思うようになりました。そして私は同修と一緒に真相を伝えに出かける際、時々娘を連れて行くことにしました。娘はとても静かで、あちこち歩き回ることもありません。どこかで待つように伝えると、彼女は静かにそこに立っていて、私と同修が他の人々に真相を語る様子を見つめています。私が相手に真相を語りながら歩いていると、同修が娘を連れて前に進みます。時には私が相手に真相を語りながら遠くまで歩いてしまっても、娘は動かず、遠いところから私をじっと見つめ、私が戻ってくるのを待っています。

 気づかないうちに、娘は元気になり、話すことも好きになり、同修と積極的に会話をするようになりました。ある時、娘を連れて真相を伝えに出かけた際、向こうから女性が歩いてきました。すると、娘が私に、「あの人に法輪功のことを伝えてください!」と言いました。私は当時頭の中が真っ白になりました。これは本当に娘が言った言葉だろうか、と本当に信じられませんでした。そして別の女性が歩いてきたとき、娘は再び「あの人にも法輪功のことを伝えてください」と言いました。今回ははっきりと聞こえました。その瞬間、私は涙が出ました。娘が自発的に正常に話すようになったのです! 娘の思考と反応も速くなりました。時には夜に自分から「明日は、何時に出かけますか?」(真相を伝えに何時に出かけるかとの意味)と聞いてくることもあります。同修たちも彼女の変化に喜びを感じています。

 数日前、私は服を買いたくなりました。外出して買い物に行くのは時間がかかるので、携帯電話でネットで服の販売のビデオを見ました。娘は横で座って見ていましたが、表情が少し不機嫌そうだったので、「お腹すいてる?」と尋ねました。娘は「お腹は空いていない」と答えました。私が「服を買い終えたらご飯を作るよ」と伝えると、娘は手を伸ばして私の携帯電話のビデオを閉じました。私は娘に「なんで携帯を閉じたの? 私にみてほしくないの?」と聞くと、娘は「情報がよくない」と言いました。私は驚きました! これは私の娘が言った言葉なのでしょうか? 私は娘に3回尋ねましたが、娘はとても速く「情報がよくない!」と答えました。その時、私は娘にこれからはもう見ないと約束すると、娘は嬉しそうに笑いました。

 娘の変化は法輪功の不思議な力と超常さを実証しました。これは以前には想像もできないことでした! これは師父の慈悲なるご加護であり、大法の威徳です!

 大法は私を変え、また娘を変えました。私たちは大法の恩恵をうけて、毎日がとても幸せです! 偉大なる師父のご慈悲とご加護に感謝します! 私にはまだ多くの不足がありますが、師父は非常に多くのものを授けてくださいました。私はただひたすら精進し、師父の慈悲なる済度に背かないよう努力します。

 以上は個人の感想であり、足りないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 (編集責任者:文謙)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/12/461905.html)
 
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