3カ月で3回転倒した後、執着をなくす
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年8月2日】法輪大法の学習者は、修煉することにより恩恵を受けることがあります。以下はいくつかの体験談です。

 仕事場で1回目の転倒

 2020年12月、私は57才でしたが、スーパーで働いていた時に大きく転倒してしまいました。立ち上がると右手が動かなくなりました。体を伸ばすと、腕全体が肩甲骨の内側に引っ込むように感じられ、右の鎖骨が明らかに飛び出していました。急いで法輪大法の煉功をするために奥の倉庫まで行ったのですが、右腕全体を動かすことができませんでした。私は仕事を遅らせる事が出来ないので、やるべきことはやろうと思いました。そして私は勤務を終えました。

 家に帰ってすぐに煉功を始めました。右腕がかなり痛かったので、できる限りのことはしました。「次は何をすればいいんだろう?」と思いました。「服を着替えたり、シャワーを浴びたり、身の回りのことはどうすればよいのだろうか? 他の修煉者に聞いたほうがよいのか? いいえ、私が皆に電話で連絡することで、皆の安全を危険にさらすつもりはありません。家族に伝えたほうがいいのか? いいえ、この苦しみは私自身で乗り越えます」。私は痛みに耐えながらも、いつも通りの日常を過ごしました。

 しかし、私の全身は服を脱いだように、たった数日で4.5kg以上体重が減りました。以前、私の母も同じように転倒して右手を骨折しました。母は二度と右手を頭より高く上げることができなくなり、亡くなるまで痛みに苦しみました。母のことを考えると私の心は混乱しました。私も同じ運命になるのではないかと心配しました。ネガティブな考えが次々と表面に現れた時、そのような考えは私ではなく、幻想であることに気づきました。私は修煉者であり、常人ではありません。師父と法が私のそばにいるので、私を妨げるものは何もありません。

 1か月後、シャワーを浴びるために服を脱いだときに、奇跡的なことが起こりました。右腕を頭の上に上げることができたのです。もともと右腕は身体に密着していて、脇の下に紙を挟んでおいても1日落ちることはかったのに、今、頭上まで完全に持ち上げられるようになり、思わず涙が私の頬をつたいました。私は師父に感謝しました。シャワーを浴びた後、腕がまた硬くなりました。これは師父が私に、なぜ転倒したのか内に向けて探し、大法の中で自分自身を正すようにと、大法の力で私を励ましてくださっているのだと理解しました。

 私自身を振り返ってみると、今回の原因は、私が大法の素晴らしさや真相を伝える努力をしていなかったことと、他の執着もあったことが分かりました。私は新しい場所に引っ越してすぐに、スーパーマーケットの仕事を見つけました。スーパーでは利用客が多かったのに、私は積極的に人々に真相を伝えていませんでした。私は快適さを求め、自分の新しい家を親戚に自慢したいという強い願望を持っていました。これらの大きい執着心が旧勢力によって隙につけ入れられ、迫害されたのでした。

 熱心に法を学び、法を暗記し、煉功し、真相を伝え続けることにより、私の右腕は良くなり始めました。

 仕事場で2回目に転倒

 腕が正常に戻りつつあった2021年1月に、再び仕事場で転倒しました。それは最初の転倒よりもひどかったのです。右前腕は骨折し、左右に震え、制御できませんでした。最初に思ったのは、「私は大丈夫だ」ということでした。しかし、次に考えたのは、「民間の医者に診てもらった方がいいのではないか」ということでした。私はすぐに自分の間違った考えに気づき、それを取り除きました。私は泣きながら師父に助けを求めました。

 痛みは耐え難いものでした。折れた骨が肉を突き刺していました。腕がパンパンに腫れて、冬用のコートを脱ぐのが大変でした。さっそく煉功をしてみました。右腕を動かすことができないので、右手の5本の指で左手をたどりました。今回も私は正念を用いて苦難を乗り越えました。私は仕事に行き、いつものように一日を過ごしました。1週間後、師父が私の骨折した骨を治してくれて、私はしっかりした手で料理ができるようになりました。上腕骨の上端はまだ動きませんでした。そしてまだ腕の皮膚は真っ黒でした。

 2回目の転倒を引き起こしたのは、自分を誇示することへの執着だったことが分かっていました。転んだ日、私はショッピングカートに寄りかかったり、足でカートを押したりして移動していました。同僚たちは「まるで若者みたいに、すごく速いですね」と言いました。私は若さを見せようと、さらに元気になって強く押しました。カートがスピードを出しすぎてひっくり返り、それで転んだのです。私はここで教訓を学び、この執着を無くさなければならないと分かりました。

 電動自転車で3回目の転倒

 2回目の転倒からほぼ完全に回復した矢先に、今度は電動自転車に乗っているときにまた転倒してしまいました。今度は右足で、また骨折したような感じでしたが、最初に思ったのは「右腕じゃなくて良かった」ということでした。自分で歩こうとしましたが、足の痛みは耐え難いものでした。私は足を引きずって前に出しました。一歩一歩あるくごとに刺すような痛みがあり、今にも倒れてしまいそうでした。

 旧勢力は私が十分に修煉できていない側面を利用して、妨害してきたため、私は多くの否定的な考えを抱くようになりました。そんなマイナス思考が3回目の転倒の原因でした。その日、私の隣人は結婚式をしていました。その親戚の幼い子供の一人が行方不明になり、結婚式の参列者たちは子供を探して名前を呼んでいました。その様子を見た私は、自転車を降りようとした時、「もしかして子供は池に落ちたんじゃないか?」と思いました。すると一瞬で私は転びました。「子供が迷子になった。家族はとても心配しているだろう」。私はまだネガティブな考えを抱いていることに気づきました。

 そのような考えは自分のものではないことを認識し、それを排除しなければならないと思いました。それを取り除くために正念を発しました。私は『転法輪』 第六講の「主意識を強く持つべし」[1]という師父の教えを何度も暗誦しました。徐々に、悪い考えが頭の中に浮かび上がることが少なくなりました。完全に回復するまでに約1か月かかりました。

 大法の恩恵を受ける

 3ヶ月で3回転倒しましたが、私は大法の恩恵を受けてそれらを克服しました。師父は私のためにすべてに耐えてくださり、私が膨大な業力を取り除くのを助けて下さいました。このような機会のおかげで私の修煉も向上しました。

 大法学習者が大きな困難に遭遇したとき、第一に、師父と法を完全に信じきることを学びました。第二は、心を内に向けて探し、執着を無くすことです。第三に、朝の煉功に参加することです。これが習慣になると、病業を経験している場合、回復が早くなります。

 20年以上の修煉の中で、私が今ここにいるのは師父のご加護のおかげなのです。法を正すこの終わりの時、私を救ってくださった師父のご慈悲に報いる唯一の方法は、三つのことをしっかり行うことしかありません。改めて師父に感謝いたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/17/460874.html)
 
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