法輪功に迫害を加えることは、仕事ではない
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文/中国本土の読者   

 【明慧日本2023年8月10日】私が中学生の頃、クラスの担任は英語を教える先生だった。ある日の英語授業で、先生は「私が言ったことを英語にしてください」と私たちに言った。

 最初に呼ばれたのは班長だった。先生は「私は労働者ですか?」という疑問文を言った。

 私は頭の中で素早く英語に訳し、班長の答えを待った。

 しかし、班長は黙っていて、教室は静まり返っていた。

 先生はもう一度「私は労働者ですか?」と言った。意外なことに、先生のお気に入りの班長はそれでも答えなかった。

 クラスメートたちは皆彼を見つめ、先生も不思議がりながら「なぜ答えないの?」と尋ねた。班長は躊躇いがちにこう答えた。「先生、私が労働者かどうか、自分が分からないはずはないでしょう」

 その言葉が彼の口から出た途端、教室は爆笑に包まれ、先生も笑い転けた。私にとって、その英語授業は忘れられないものとなった。

 なぜこれを思い出したかというと、今、法輪功学習者(以下、学習者)への迫害に加担している中国共産党(以下、中共)の人員たちが「これは私の仕事だ」と言うのをよく耳にするからだ。明慧ネットで「これは私の仕事だ」と検索すると、数百件もの検索結果が出てきて、いずれも迫害者の口から出たものである。

 もし法輪功を迫害することが本当に仕事であるならば、合法なものとして考えられ、仕事の過程で書類に記載されるべきであり、口頭で伝達することではない。もし合法であれば、江沢民が世界的な公開裁判の対象になることはなく、もし合法なのであれば、わざわざ、居住区、コミュニティ、居民委員会、村委員会、社会保障、郵便局や、さらには(集合住宅やマンションなどの)管理会社の人にまで参加を強要することはないだろう。 なぜなら、彼らは法の執行に携わる人ではなく、法律から見ると参加すること自体が違法な犯罪行為となるからだ。

 幸いなのは、多くの迫害者は学習者と接触する中で犯罪行為をやめたことだ。なぜなら、彼らは学習者の助言に従い、中国の『憲法』と法律が法輪功を保護していること、学習者が所有するすべての法輪功関連の書籍や物品、三退を勧め資料を配布する行為も合法であること、そして学習者に対する嫌がらせ、連行、拷問、監禁、刑を下すなどの行為は違法であることをインターネットで知ったからである。

 当時のクラスの班長が「私は労働者ですか?」という言葉の翻訳を拒んだのは、この例文の意味のなさに気づいたからだ。彼の自主的に考えようとする姿勢は、その場にいた先生やクラスメートから高く評価された。自らの判断で、法輪功迫害に加担することを拒否した人々も、今では、善良な人たちから称賛されている。彼らは国の法律規定を遵守した上で、大きな福報も得ている。法輪功に関する実話として、このような物語はたくさんある。

 「片手では手は鳴らせない」とよく言われるが、疫病が「パチパチ」と世の中で大きな音を立てて蔓延したのは、もう一つの手があるからだ。では、その手は誰なのだろうか? それはほかでもなく、中共が学習者に対して犯した悪行である。したがって、平安に過ごしたいなら、中国人であろうと外国人であろうと、法律を守り、中共から遠ざかることが最善策である。海外でも多くの人が疫病の犠牲者になったのは、中共の魔の手が海外にまで及んだからである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/25/461247.html)
 
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