【5.13応募原稿】「あなたは保険業界の奇跡です」(1)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年8月28日】1998年正月、尿毒症にかかって家で横になって「死を待つ」私に弟は『轉法輪』を持ってきました。2日間で読み終えて、本の中の一つの言葉を覚えました、「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」[1]。2回目読んだ後、また一つの言葉を覚えました、「病気の快復、難の回避、業の消去を願う人々は必ず修煉を通じて、返本帰真しなければなりません」[1]

 それで私は大法の修煉を始めました。2カ月後、すべての病状が消えて、仕事に復帰しました。法輪大法は私に良い人になる道理を教えて下さり、また私に知恵も授けて下さいました。後日、私は2つの分野の専門家になりました。

 勤め先は中国3大生命保険会社の1つで、私は基本給のない、保険を売って歩合をもらう営業マンで、収入が不安定でした。とても勤勉に毎日顧客を訪問し、収入が少ないが自腹で多くの営業技能研修に参加していました。

 私は毎日『轉法輪』を勉強し真・善・忍の基準で自分を厳格に要求しています。顧客に保険を推薦する時、自分がどれほど歩合をもらえるかを考えず、親身になって本当に顧客に適した保険だけを推薦しています。同僚が顧客に説明する時、私は研修で学んだ知識で同僚を助けたりします。私は保険の条約にとても詳しくて、1分以内に顧客に理解させることができます。顧客がとても満足して私と契約を結ぼうとすると、私はいつも顧客の好意を断って、同僚に契約を結んでくださいと言います。同僚は私に感謝して、歩合を半分分けると言っても私は断ります。保険業界では、同業者が歩合のために契約を奪い合うことは日常茶飯事で、私のやり方は他に類を見ません。

 値引きを要求する顧客もいます。即ち顧客に一部の歩合を返金するやり方で、これも業界にはよくあることです。業界の公正公平を守るため、私はいつもこのような要求を拒否します。私は大法弟子なので、不正を助長してはならないと思ったからです。自分が正しく身を処するから、顧客が歩合の払い戻しを要求する現象もなくなりました。

 自費で勉強した技能を朝礼でみんなと共有し、自然的に給料のない講師になりました。だんだんと私はよく朝礼で講義をし、時には新人に付き添って顧客に会いに行きます。皆は、無私で同僚を助ける私のことが好きです。

 しばらくして、専任講師になってくれとマネージャーに言われ、毎月300元(約6000円)の基本給がもらえます。この給料はとても低くて、他の会社では清掃員でさえ月に400元もらえます。また、専任講師になると、外出して営業活動をすることもできなくなり、仕事内容は、朝礼で講義をすることおよび他の営業マンに手伝って会社に来た顧客に保険の内容を説明することだけとなります。メリットは、以前ほど忙しくなくなり、学法の時間が確保できます。それで私は専任講師の仕事を引き受けました。

 ある日、ある40代位の男性が会社に来て、私に保険の内容を問い合わせたいと言いました。話をしてみると、彼はまだ当社のどの営業マンからも保険内容を説明されていないことが分かりましたので、彼の需要と経済力に基づいて私は2通りの保険プランを提案しました。1つは保険料を10年に分けて支払うプランで、もう1つは一括払いのプランです。それぞれの特徴とメリット、デメリットを説明して、家族とよく相談してから当社のどの営業マンでもいいので契約を結んでください、と教えました。数日後、男性は手に小さな布袋を持って私のオフィスに来て、「あなたに、私の保険手続きをお願いしたいのです。今支払いますから」と言いました。私は「私は講師で営業マンではないので、外の営業部に行って契約の手続きを行ってください」と言いました。彼は「他の営業マンでなくて、あなたに手続きをしてもらいたいのです。保険の仕事に歩合収入があると知っているので、あなたにその歩合を稼いでもらいたいのです。先日、あなたの説明を聞いた後、私は2つの他社にも行きました。しかし彼らはとても感じが悪い人です。私の需要から考えるのでなく、私に売った保険からいくら歩合を稼げるかばかり考えている様子でした。あなたは他の人と違ってとても善良な人です。だから、あなたを信頼しています。私の保険の手続きをしてほしいのです」と言って、手に持っている小さな袋を渡してきて、「保険料も持ってきましたので、手続きを始めましょうか」と言いました。

 それで、私は彼の保険の話を引き受けました。彼は一括入金を希望したので、保険料は20万元(約400万円)以上におよびました。この保険は当年度の当社最大の保険であり、私が稼いだ歩合は2年間の給料よりも多かったのです。これは大法を修めたゆえに降りた福の報いで、師父からの賜物です。

 その年の9月、営業課長が退職して、社長は私を営業課長に抜擢して、3カ月で保険料100万元達成のノルマを設定しました。前課長が9カ月をかけてもまだ100万元を達成していないのを見て私は躊躇しましたが、最後に引き受けました。私は多くの事業計画を立てて、一人で他県に市場を開拓し、3つの新しいマーケティング部を設立して、事務所を借りることから人員募集、トレーニング、業務展開までどれも自ら行い、ブリーフケース1つを持って市と3つの郊外県の間を奔走して、年末に100万元保険料の目標を超過して完成しました。その後の1年以内に他県で10のマーケティング業務部を設立しました。

 私は社長補佐に昇進し、年度「最優秀課長」の賞をもらいました。1999年初め、会社が管理層に住宅を割り当てたので、私は自分の権利を新しく来た副社長に譲りました。

 1999年末、会社は私に正式雇用に切り替える機会を与え、私はそれをカスタマーサービスのマネージャーAさんに譲りました。本社の副社長が視察に来た時、このAさんは陰で私が法輪功学習者だと言いました。本社の社長が私を呼び出して、「自分とAさん、誰を正式雇用にしたらいいかを、あなたの意見を聞きたいです」と言われ、私は「Aさんを選んでください、私はすでに様々な会議でこの意見を述べました。Aさんは営業マンから始めて、とても真面目で仕事に熱心です。私より優先的に正社員になるべきです」と言いました。社長は「しかしAさんは、あなたが法輪功を煉っていると言いました」と言いました。私は「彼は本当のことを言っただけです。私は確かに法輪功を煉っています。法輪功を煉っていたからこそ、彼に今回の機会を譲ることができました。一般の良い人より良い人になれ、無私無我になれ、人のことを自分のことより優先に考えなければならないと私の師父は教えています」と言いました。そこで、社長に法を得て修煉するいきさつと体得、大法の素晴らしさ、師父が受けた誹謗中傷などを涙堪えて話しました。社長の目も赤くなりました。意外なことに、本社が私のために特別な枠を設けて私を正社員にしてくれました。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/30/460943.html)
 
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