修煉者は海のように百の川を納める心を持つべき
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2023年10月16日】夫の長男の家を借りている若いカップルが、私の裏庭につながる路地にいつも電動自転車を置いています。雨が降ると路地に水たまりができて、水を掃き出さないと人が出入りするのに不便です。2人を見かけたら私の家の前に電動自転車を置くように言おうと思っていました。しかし、2人を見かけることがなく、私は何度か電動自転車を押して彼らの家の路地に置きました。ある日、私の台所から水が流れて、私がドアを押すと、部屋に水がいっぱいでした。蛇口が開き、窓の下の台に置いてある調味料や洗剤など、全て落下して、びしょ濡れになり、網戸が壊れていました。当時、風が吹いていたからだと思いましたが、空を見ても風は吹いてなかったし、網戸が破れていたので、これはあのカップルがやったと思いました。彼らは私を誤解して、私が自転車を移動したことで、私に復讐したと思いました。

 長男夫婦と孫が現場を見に来て、嫁は監視カメラを調べれば分かるので、もし彼らがやったのなら退去させると言いました。でもその日は監視カメラの電源が入っていなくて、確認できませんでした。私は自分が修煉者であり、どんなことに遭遇しても偶然ではないので、それは良い事だと思っています。私は「大丈夫、調べなくていい」と言いました。嫁はどうしても確認したいと言いましたが、私は「もういいですよ、彼らはまだ子供だし、お金を稼ぐ為に外に出るのは大変だし、もしこの件を暴露して退去させたら、また報復してきても良くないし、一歩譲れば世界は広々と開けるので、今後この件はなかったことにして」と言いました。

 私は台所を掃除し、網戸を張り替えたら何事もありませんでした。どうやって2人に真相を伝え、彼らを救い、悪いことを良いことに変えたらいいかを考えました。

 ある日、私は皿洗いをしている時、男の子は電動自転車に乗り出かけようとしていましたので、帰ったら「自転車は私の家の前に置いてください。裏庭はいくつかの世帯が住んでおり、路地が狭いから出入りが不便なので、あなたの自転車を移動したのです」と言いました。彼は快く承諾しました。彼は急いで出ようとしたので、真相を伝える暇はなかったのですが結局良い縁を結びました。

 師父は女の子に真相を伝える機会を按排して下さいました。ある日の夜小雨が降り、私が自転車で帰宅していた途中、その女の子に会いました。私は「仕事が終わるのが遅いですね、さあ乗って、家まで送ってあげます」と言いました。帰り道、私は彼女に真相を伝え、三退してもらい、彼女に、善行を行い、悪行を行わないこと、人として行うべき道理を教えました。危難があったら「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えると、きっと無事平安になると伝えました。彼女は喜んで承諾し、家に着くと「叔母さん、ありがとうございました」といいました。

 この件を通して、私は師父の大法を学ぶのはとても良いことで、まさに一時我慢すれば、トラブルにならずに済み、一歩譲れば世界が広々と開けるのです。もし当時我慢できず、2人に確かめたら、きっとよい顔をしないで、トラブルを起こし、2人を救うこともできなかったでしょう。この件を通して、物事を我慢して、内に向けて探し、誰が間違っているかを確かめず、師父の法で自分を律し、一歩譲れば世界が広々と開けるようになり、視野が広がり、あらゆる川を受け入れる海のように心を養うことができるのです。

 修煉の道で心性を高める機会を与えて下さった師父に感謝します、弟子に内に向けて探す法の宝を下さり、天国に繋がる階段を用意して下さいました。師父のご恩に感謝します。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/13/467032.html)
 
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