【明慧日本2023年10月17日】(明慧記者・高誠インタビューレポート)文斌さんは台湾のある中小企業の責任者です。2022年11月中旬、彼は入院中の病床でスマホを見ていた時に、世界各地の法輪功学習者の修煉の物語を紹介する動画を見て、とても惹かれました。
文さんは次のように語りました。「動画の内容はすべて実在することで、最も印象的なのは、元中国共産党(以下、中共)公安職員の鐘さんへのインタビューです。彼は法輪功の師父に出会ってから、師父と一緒にいる日々を紹介しました。私はとても感動し、その場で法輪功を修煉する決意をしました」
文さんは、明慧ネットで法輪功の師父の説法ビデオを検索して、病床で見始めました。普段からなかなか眠れない文さんは、第一講から続けて読むうちに自然に眠れるようになったのです。
12月中旬に退院した文さんは、すぐに近くにある法輪功の煉功場を見つけて、煉功を学びたいと言いました。「学習者は皆とても親切で、丁寧に5式の功法を教わり、私も毎日真剣に学んでいました。5式の功法を全部覚えてから、2023年2月9日の夜、法輪大法の9日間セミナーに参加し始めました」
「セミナーを終えた後、私は『轉法輪』を読み始めました。法を学ぶたびに、私に不思議な力を感じさせます。師父の説法はとても奥深く、何度も読んでいくうちに、自分自身に照らし合わせて体得していくと、心性は絶えず向上します。だから私は『轉法輪』は本当に深くて計り知れないと思います」
正座して礼儀正しく『轉法輪』を読んでいる文斌さん |
学法の奥義を体得した文さんは、時間を無駄にすることなく学法をします。当初、病床で師父の説法ビデオを見ていたことを思い出すと、「もうそのようなことはできません。今は必ず、正座して学法します」と恥ずかしそうに言いました。
修煉して半年余り、文さんは次のように語りました。「私は特別な奇跡を感じたわけではなく、ただ師父のお教え通りにしていただけで、心身は知らず知らずのうちに変化してきました。友人に会うと、私が明るくなったとよく言われ、妻も私の気性がよくなったと言ってくれました。修煉しようとすれば、心性を高めなければなりません。確実に自分を修めず、外に向かって求めては何もなりません」
薬なしで不眠症が治った
修煉後の体の変化について、文さんは「私はもともと自律神経失調症で、薬を飲んで7年になり、薬を飲まないと眠れません。法輪功を修煉してから、わずか数カ月で、知らず知らずのうちに薬をやめましたが、眠れないことはありませんでした。本当に薬なしで治りました」と話しました。
また、「2021年に注射した後、左の腕がなかなか上がらなくなりましたが、今は正常に回復しました。信じられない人もいるかもしれませんが、これは事実です」
文さんはいくつかのデパートの責任者として、仕事はとても忙しいのですが、修煉するにつれて元気になったと感じています。「以前は元気がなく、朝寝坊することもよくありましたが、今は目が覚めるとすぐに起き上がれます」
「第5式の坐禅を始めたとき、片足だけ組んでも難しい状態でした。しかし、これが業を消す過程であることを理解し、足が痛ければさらに続ける必要があります。足が痛くなったらすぐ足を崩してやめてしまうと、何の効果もありませんので、耐えなければなりません。それは業を消しているからです」
「時々、坐禅をする時、足が痛くなると心が乱れ始め、入静できません。そんな時は、私は心の中で『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱えると、徐々に続けられ、時には気持ちいいと感じます」
文さんは「煉功をすることは、忍を修める過程であり、忍耐しなければなりません。今は30分だけではなく、ある時は1時間も坐禅が出来ました。師父は『轉法輪』の中で、『忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる』とおっしゃいました。私は師父のお言葉を永遠に忘れません」と言いました。
デパートでの仕事の中で「真善忍」を実践し、顧客のために考える
文さんは、初期にはデパートの卸売りの仕事を担当していましたが、後で総合スーパーに進出しました。「30~40年前に商売をしていた時は、悪いものも良いものだと言って販路を維持し、嘘をつかないと取引ができませんでした。これは商業の手法です」と話しました。大法を修煉して、彼はこのようなことが正しくないことに気づきました。
「嘘をつくのも業を作ることになり、人の利益を傷つけることになると気づいて、今は少しずつ直しています。私は以前から、このようなことはしてはいけないと思っていました。つまり、顧客に本当のことを言って、客が受け入れられるなら受け入れていただき、受け入れられない場合は仕方がないと思うようになりました」
法輪功を修煉をした後、文さんは更に、仕事の上で口を修めることの重要性を認識し、他人のため、顧客のために考えるようになりました。「本当のことを言わなければなりません。それができなければ話しません。人を傷つけることは言ってはいけません。しかし、話すべきことは、話します」
真・善・忍に従って短気な性格を変える
文さんは「学法をしているうちに、ずいぶん気性が変わってきた気がします。昔、私は短気な人間で、度々かんしゃくを起こしていました。他の人がゆっくり運転しているのを見ると、直ぐに追い越しをしたくなることがありました」と言いました。
「法輪功を学んでからこの半年あまり、私は自らを厳しく律し、毎日自分に真・善・忍に従うように注意しています。でも、たまには気のままになり、嫌なことを聞くと少し嫌な気持ちになることもありますが、すぐに気づいて、自分に注意して直します」
学法している中で文さんは、次第に修煉者が自らを実際に変えなければ、役に立たないことを認識しました。「もし行いを正さないで、どれだけ心性を高めたと言っても、それは嘘です。その人の心は全く変わっていないのです」
真相を伝え、大法の中で精進する
台湾のパレード「4.25中国法輪功学習者の1万人平和陳情を記念する」に参加した文斌さん |
修煉して3カ月になった時、文さんは台湾の「4.25」1万人平和陳情を記念する集会のデモ活動に参加しました。その後、「7.20」反迫害ろうそく追悼会にも参加し、中共による法輪功迫害の実態をさらに知ることができました。「中共は本当に愚かで、法輪功学習者はみんなとても良い人です! 私は正直に言うと、みんなが法輪功を修煉すれば、善良な人がたくさん増えるので、社会全体が良くなり、警察も必要なくなります」と述べました。
文さんは元中共公安の鐘さんの修煉体験談に触れ、「彼は警察官で、法輪功も修煉しています。彼の話によると、師父が北京で大法を広められた時、北京の一部の麻薬中毒者は完全にやめて回復したそうです。麻薬中毒になると簡単にやめることはできませんが、法輪功を修煉することで、たくさんの人々が麻薬から解放されました」と語りました。
法輪功を多くの人に知ってもらい、彼のように大法の素晴らしさをもっと感じてもらうために、文さんは自分のデパートで『明慧週報』を顧客に提供しています。
文さんは「私は、法輪大法修煉者の一員になれたことを幸せに思います。慈悲で偉大なる師父に感謝しております!」と述べました。