「彼女たちをも救って下さい」
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年10月19日】最近受けた迫害と、正々堂々と留置場から抜け出したストーリーを書き出して、同修の皆さんと共有します。もし、法に則っていないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 2022年9月、私と長年一緒に真相を伝えている同修は、ある小さな町に行って真相を伝えましたが、通報されて警官に連行されました。その同修は他の留置場に送られましたが、私は地元の留置場に拘束されました。留置場に到着したとき、私は女性医師から「身体検査のために服を脱ぐように」と言う要求に協力せず、ただ真相を説明し続け、法輪功は佛法であり人々に真・善・忍に従って心性を修めることを教えていると話しました。この女性医師は非常に賛同し、以前にも真相を聞いたことがあるようで、話しているうちに身体検査を要求しなくなり、大法と大法弟子を称賛しました。

 その後、二人の女性警官がやって来て、私が真相を伝えているのを聞いて、そのうちの一人は厳しい表情で私を叱り、嘲笑しながら、「お前は中国共産党(以下、中共)から給料をもらっているのに、いつも党に反対している」と言いました。女性警官のマイナス要素を刺激して大法に対する罪を犯し続けるのを避けるために、敢えて私は何も話しませんでした。2人の女性警官が私を監房に連れて行きましたが、態度の悪い警官は立ち去る前に「もし彼らに真相を伝えるなら、私がお前をどうするか見てみなさい」と憎々しげに言いました。

 監房には、窃盗や詐欺で拘禁されている人、暴力、麻薬乱用や売春で拘禁されている人もいて、その人たちが言った言葉はあまりにもひどいもので、私は嫌悪感を感じました。しかし、私はすぐに「彼女たちは本当に可哀想だ。実は彼女たちもかつて私たちと同じように、大法に救われるために冒険して降りてきたのだ。ただ人間の世界に迷い込んでいるだけで、彼女たちを救うのが大法弟子の責任だ」と考えました。そこで私は彼女たちに大法の素晴らしさや、大法が世界中に広まっている状況、天安門広場での「偽りの焼身自殺」の真実、邪党が生きている大法弟子からの臓器収奪という凶悪な犯罪を伝え始めました。これを聞いて、彼女たちは大法弟子に非常に同情し、全員が中共の組織から脱退しました。

 「頭をぶつけないように注意してください」

 最初は留置場で煉功するのが少し怖かったので、『論語』と『洪吟』を暗誦し続けて師父のご加持をお願いしました。ある日、呉小思さん(仮名)が私に「数日前、法輪功を修煉しているお姉さんが解放されました。彼女は毎日煉功をしていました。あなたも煉功してもいいですよ」と言いました。私は驚き、うれしく思いました。師父からのご啓示だと分かりました。今までの恐れる心や不安が消えたので、夜に煉功を始めました。当番の警官がドアの外で「何をしているのか? 煉功は禁止だ」と叫んでも、私は無視して続けました。警官は「部屋の全員が目が覚めるよ!」と叫び続けましたが、周英さん(仮名)は「彼女は私たちにまったく影響を及ぼさないです。彼女に煉功をさせてください」と言ったので、警官は立ち去りました。以来、私は毎日五式の功法を完成するように行いました。ある朝5時ごろ、私が第四式の功法を煉っていたとき、監房にはセメントのテーブルが並んでいるので、当直の警官がドアの覗き穴から「頭をぶつけないように注意してください」と教えてくれました。煉功している最中の私は、心の中で彼に「ありがとうございます!」と言いました。

 「あなたほど素晴らしい人を見たことがありません」

 私は大法弟子であり、どこに行っても良い人でなければならないと考え、与えられた仕事をこなすだけでなく、皿洗い、床のモップ掛け、トイレの掃除、洗濯など、いつも率先して他人の仕事を手伝いました。家族からの仕送りを使って、皆のために洗剤、石鹸、歯磨き粉、歯ブラシなどの日用品や、お菓子を買って分けしました。同じ監房に貴州出身の張廷美さん(仮名)という女性がいますが、彼女の家はとても貧しく、夫は正直な人で収入もあまり多くありません。家族を養うために彼女は出稼ぎでここに来ましたが、仕事が見つからなかったため、ナイトクラブで働き、2カ月も経たないうちに連行されました。私は彼女の状況にとても同情し、彼女の体調が悪いのを見て、彼女に与えられた仕事を手伝いました。毎朝、たまご2個を彼女にあげました。また、自分の一番良い洋服を彼女に着替えさせました。ある日、張廷美さんは感激しながら私に「お姉さん(監房の人たちは私のことをお姉さんと呼んでいる)、法輪功は本当にすごいですね、あなたのような素晴らしい人を私は見たことがありません」と言いました。

 「あなたは彼女たちをも救って下さい」

 5日目に、4人の売春婦が留置場に送られ、別の監房に閉じ込められました。私たちの監房から3人をそこに派遣し、いわゆる「新人を指導する」ことが決まりました。私は留置場の「規則」を守らないので、当然選ばれません。選ばれた3人のうちの付萍さん(仮名)は私にこう言いました。「お姉さん、私はそこには行きたくないので、お姉さんとチェンジしたいです。あなたは法輪功(真相)について話し、彼女たちをも救って下さい」

 私はそれを聞いて驚きましたが、師父がまた啓示して下さっているのだとすぐに分かり、すぐに同意しました。新しい監房に行くと、私はすぐに彼女たちに対する嫌悪感を捨て、4人に真相を伝えました。彼女たちは真相を受け入れただけでなく、全員が中共の組織から脱退しました。4人はよく私の周りに集まって坐禅を学ぶのですが、半結跏趺坐しかできず、どうしても結跏趺坐ができません。ある日、周英さん(仮名)は突然、「私の両足は組めました」と言いました。彼女は本当に結跏趺坐ができているのを見て、誰もが興味津々で「どうやって組みましたか?」と尋ねました。彼女は「自分は将来良い人になって、二度と悪いことをしないと考えたら、すぐに組めました」と答えました。私は彼女に「師父はあなたの面倒を見て下さっています」と言い、そして「師父は皆の面倒も見て下さっています」と付け加えました。皆は楽しそうに笑いました。

 15日後、私は今までと同様にサインをせずに8人の脱退リストを持って、正々堂々と留置場から帰りました。もちろん、留置場に着いて2日目に知ったのですが、留置場の関係者は海外の同修から救援電話を受けました。家族も私を救出するために一生懸命働いてくれました。私はとても感謝しています。皆さんの助けは私を励まして下さいました。そして、私を本当に助けて下さったのは偉大な師父であることを私は知っています。私が今回の魔難を乗り超えることができたのは、師父の慈悲深いご啓示、ご加持のおかげです。

 適切な機会がなかったため、結局、その態度の悪い女性警官に真相は伝えていませんが、後に笑顔で挨拶してくれた女性警官のフレンドリーな態度を見て、すべての衆生が目覚め始めていることを深く実感しました。師が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度する大法弟子として、一見邪悪な生命に直面しても、慈悲の心を開き、心の底から「彼らを救ってください!」と言うべきです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/14/466957.html)
 
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