堅実な修煉で自分を正す(一)
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文/オーストラリアの大法弟子

 【明慧日本2023年12月7日】新型コロナウイルスのパンデミックが起こる前の、私の修煉状態は何年間もある一定のレベルに留まっていました。私は修煉しているように感じていたので、三つのことを行っていました。しかし実際は、私の心性はもはや法を正す時期の大法弟子のあるべき状態ではありませんでした。私は法を勉強していましたが、無条件に内に向けてしっかりと修煉するという法の要求に実際は従っておらず、毎日法輪功の五式の功法をすべてを行うこともほとんどなく、私は1日4回の正念もしなかったので、時間内に妨害を取り除くことが出来ませんでした。また、私は率先して大法のプロジェクトを手伝うこともしていませんでした。

 ところが、パンデミックの発生により、私の街では数回のロックダウンが実施されたので、私は外の活動から、家での電話の対応に変わりました。そのため、轉法輪を読んで暗記し、師父の経文もすべて体系的に学法をすることにしました。

 一定の期間でしたが定期的に法を勉強して暗記もしました。その時「師父が求めておられるものとはかけ離れている!」ということに気づいたのです。法に従ってしっかり修煉してこそ自分を正すことが出来るということです。

 屋外で煉功をする

 師父は説かれました。「集団で法を勉強し、集団で煉功することは私が皆さんに残したものです。迫害が極めて厳しい場合を除けば、中国大陸以外の他の地区はみな、このようにすべきです。これに従わない理由はありません。これは未来の人が法を得て修煉する問題に関わっています。ですから、集団で煉功し法を勉強することはなくてはいけないことです」(『各地での説法十四』「二〇一六年ニューヨーク法会での説法」)

 地元の同修は集団での学法の重要性をよく強調しますが、集団で煉功することについてはほとんど言及しませんでした。同修たちは、非常に多くの法輪大法についての真実を明らかにするプロジェクトに携わっているため、集団煉功はもはや重要ではないかのように見えました。

 私もかつてはそう思っていました。2020年に都市封鎖が行われた後、地方政府は人々が屋外に自由に出かけたり、集まったりすることを許可しませんでしたが、地区を越えない屋外での運動は許可されていました。人々は健康を心配していたので「大法を紹介する良い機会だ」と思いました。私は若い同修に、「パンデミックと健康に関する真実を明らかにするチラシの作成を手伝ってほしい」と依頼しました。私は他の2人の同修と一緒に、地方市役所隣の公園で法輪大法の煉功を始めました。散歩や運動に来た地域の住民たちと交流もできて、とても良い効果が得られました。

 2021年にロックダウンが終了した後は、地元の同修たちの活動は、迫害に対する意識を高めるため、中国人に中国共産党(CCP)とその関連組織からの脱退を求めるための署名を集めることに集中していました。純粋に大法を伝えるための集団煉功や、大規模な集団煉功の活動、ネット上に記載される集団煉功点はほとんどありませんでした。私たちの集団煉功のほとんどは早朝に行われていたので、私たちを見た人はほとんどいませんでした。私は自宅の近くに複数の集団煉功場を設け、午前9時15分から午前11時15分までの時間を設定しました。

 私はオンラインで調べて、いくつかの美しい公園や観光名所を見つけ、別の同修と車でそれらの場所に行って周囲の状況を確認したり、どれだけの人がいるかを確認しました。私たちは7つの煉功点を選択して曜日ごとに1つずつ訪れました。私たちは人々に大法がここにあることを伝え、大法の美しさを伝えたかったのです。住民と良好な関係を築きながら、法輪功についての真実を明らかにしたいと考えました。

 第五式の功法で印を打つ動作を行った初日のことを覚えています。気とエネルギー場が非常に強力で、自分で力を入れる必要がなく導かれるように、私の両手と腕が動いた感覚でした。それまで経験したことがなかったのですが、それからはこの煉功点でよく経験するようになりました。特に中国人が多く集まる地域なので、そこに集団煉功の場を設けるのは、良いことだという師父の励ましだったのだと悟りました。

 2022年2月から私たち数名が協力して、これらの集団煉功点を維持しています。煉功を行うときは、チラシを入れたカゴを用意し、その隣に小さな表示板を置きました。集団煉功点に行くたびに、この場所の景観を美しく、人々が好意的に思える様に心がけています。また私は、中国における法輪大法の迫害をやめるよう、人々に声をあげる機会を与えるための請願書の文案を作りました。今では、住民たちは私たちにますます親しみを持ち、煉功点は温かさを増しています。

 煉功点では、多くの住民が私たちのチラシを手にしたり、私たちの煉功に参加する人もいます。座って私たちとおしゃべりする人もいます。また中には、数週間私たちと一緒に功法を学んだ後、自宅で煉功を始めた人もいます。屋外で集団煉功をしていると、人々に法輪大法を学ぶ機会を与えていることにもなるのです。

 木曜日の煉功点はショッピングモールの隣にあります。50代、60代の地元住民をよく見かけるのですが、彼らはウォーキングクラブの一員でした。彼らは、いつも私たちがいる場所に集合しており、一緒に出発するようになりました。

 ある日、私が早く到着したとき、ウォーキングクラブの男性も早く到着していました。私は彼に挨拶をしてから、自分のことと法輪大法のことを紹介しました。話をしているうちに、彼は一般のメディア番組に影響されており、大法に対して否定的な考えを持っていることを知りました。そのため、私は法輪大法についての真相を詳しく説明しました。すると、彼はとても感謝してくれました。また、なぜネット上に大法を中傷する情報がこれほど多いのか、また中共の「5毛党」(※ネット上で中共に有利な情報を載せる仕事をする人達)の由来などについても説明しました。その時、彼のグループがやって来たのですが、多くの人達が私たちに笑顔を向けてくれました。私は「きっとその男性が、彼らに法輪大法についての真相を説明してくれたに違いない」と思いました。

 私はもともと、法輪大法についての真実を明らかにして、衆生を救うために煉功点を開きたかったのですが、それが私自身の修煉にも大きな助けになるとは思ってはいませんでした。たとえば、私は自分の煉功動作に常に不満を持っていました。私は身体の表面の動きと内面の調和が取れず、「身神合一:シェンシェンヘイ」(体と心が一つになり)を達成できませんでした。(『大圓満法』「 二、 動作の図解」)

 地元の同修が私たちに加わったとき、彼女は非常に静かに集中しており、動きが優雅であることにすぐに気づきました。彼女を観察して、「煉功中の人の精神状態レベルと静けさが、人々にどれだけ注目するのか、そして、どれだけの人が大法を学びたいか」に直接影響することに気づきました。私は「自分自身を向上させるにはどうすればよいか」を真剣に考え始めました。

 ある日、学法していた時、『法輪功』の「第五章 質疑応答」で師父が次のように説かれたのを読みました。「彼は寺で住職をやっていて、 けっこう忙しいのですが、坐禅を始めたら仕事を切り離して、絶対考えません。これも功です。いざ本当に煉功するときには、何も考えず、 何の雑念もありません。仕事のことは個人のものを混ぜ入れなければ、きっとうまくできると思います」

 私は師父の教えに従い、自分勝手な考えを捨てて煉功をしました。

 煉功者が煉功するときに示す動きや静けさのレベルは、その人の心性に密接に関係していることに気づきました。煉功者が修煉によって得た慈悲や冷静さなどの多くの性質が、煉功する際の動きに反映されています。

 心性が向上するにつれて、煉功するときに大法の力を感じることが出来ました。花粉症や腹部の膨満感など、私の体の誤った症状は徐々に軽減され、最終的にはなくなりました。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/9/467851.html)
 
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