南昌市の喩芳荘さん(90)を、江西省女子刑務所に拘禁
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 【明慧日本2023年12月29日】江西省南昌市の法輪功学習者・喩芳荘さん(90歳女性)は2年前、西湖区裁判所に懲役6カ月、罰金2000元(約4万円)の不当な判決を宣告された。2023年12月5日、喩さんは身柄を拘束され、現在、江西省女子刑務所に拘禁されている。

 喩さんは、1996年に法輪功を学び始めた。「真・善・忍」の教えに従い自らを律し、心身共に恩恵を受けた。しかし、法輪功の無実を伝えたとして、何度も中国共産党に身柄を拘束されて迫害を受けた。

 2年前に連行され、不当判決

 2020年1月25日午前、喩さんなど9人の学習者は市の八一広場で、警官に身柄を拘束された。その後、警官は喩さん宅に侵入し、自宅にあった法輪功の書籍数十冊、法輪功創始者の写真、現金5000元(約10万円)を押収した。

 同年7月1日の朝7時頃、市公安局西湖支局および国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の十数人は突然喩さん宅に押し入り、喩さんの身柄を拘束して家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍20冊以上、法輪功の無実が書かれた資料130冊、法輪功創始者の写真、煉功音楽を再生するプレイヤーなどの家財を押収した。しかし、これらの警官は名乗らず、警察手帳などの身分証明書も一切見せなかった。

 喩さんは西湖支局カイ子巷派出所に連行され、20時間以上取り調べを受けたが、年齢が高齢のため、夜8時過ぎ、一時出所で帰宅した。

 同年12月21日、当時88歳の喩さんは西湖区裁判所に裁判を開廷され、懲役6カ月、罰金2000元(約4万円)の不当判決を宣告された。

 最初、裁判所は実刑判決を宣告しようとしたが、喩さんは「私はもう90歳近くになりますので、収監されることを家族は絶対に許しません。それに、私に何かありましたら、その責任を取れますか」と問い詰め、最終的に刑務所外執行の最終判決になった。

 90歳の喩さんは拘禁された

 2023年11月14日、市西湖支局の国保は喩さんに健康診断を受けるようにと知らせたが、本当は拘禁するのが狙いだった。当時、喩さんは息子に支えられ、病院で検査を受けた。

 同月21日夜、喩さんは自宅で身柄を拘束された。

 12月5日、喩さんは江西省女子刑務所に送られた。

 情報筋によると、今回の行動は中共による刑務所外執行の全員を収監するという内部の命令によるという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/25/469687.html)
 
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