色魔の操りから解放され、正しい悟りと真の修煉ができるようになった
■ 印刷版
 

文/中国四川省の大法弟子

 【明慧日本2024年1月9日】私は過去に三度迫害を受け、そのうちの一度は違法な労働教育で収容され、13年間を暗黒の環境で過ごしました。以前は修煉について常に外に向けて探し、内に向けて探すことはなく、例え内に向けて探しても表面的なものにとどまり、自己の本質的な修煉には至りませんでした。

 2回目の収監後、私は時間があるときはできるだけ『轉法輪』や師父の他の説法を思い出し、徐々に自分の思考と行動を法に照らしていくようになりました。長い間、自分は色欲の心を修めることを重視しておらず、むしろその執着を許容し、その影響を受けていたことに気づきました。収監中、私は色欲の心が私に対して強い妨害をしていることに気づきました。

 初めて強制連行される前の、約1カ月前、私は夕食後に急いでバスに乗ろうとしていました。後ろから女性が近づいてきて、話しかけられました。彼女はまだ夕食をとっておらず、お金も持っていないと、夕食代をくれるよう私に頼んできました。同時に、色っぽい目で私を誘惑し、外地から来て泊まる場所もないと言っていました。私はできるだけ色欲を抑制し、真相を伝え、彼女に「三退」を勧めると、彼女は自ら去っていきました。

 2005年、邪悪に強制連行される事件が起きる1カ月前、似たような状況が再び発生しました。外地から車で帰る途中、切符を買うために駆け付けたところ、誰かが私にチャーター車に乗るよう声をかけてきました。私は時間を節約できると考え、了承しましたが、彼女は私をマッサージ店に連れて行きました。私は異変を感じ、すぐに引き返して立ち去りました。

 2005年7月、当時私は姉の美容院によく通っていました。美容院の向かいには茶店があり、そこでお茶を飲んでいる人がいて、その人たちは時折美容院の方を見ていました。色心による妨害から、私はその人たちが美容院のアシスタントが魅力的で、その女性に注目していると勘違いしました。実際には誰かが私を追跡し、監視していたのでした。色心により私の安全意識や警戒心を妨げ、数日後には私は強制連行されました。

 二回の強制連行の前にも似たような現象が現れ、これは偶然ではないことを悟りました。今では理解していますが、これらはすべて色心が旧勢力に引っ張られ、監獄に投獄されることを招いたのでした。実際には肉体的な性行為はなかったとしても、欲望が旧勢力によって強化され、利用され、その弱点をつかれて迫害されたのです。

 私は頻繁に、心の中で自覚せずに悪い考えが湧き上がってくることがあります。同修たちの色心についての交流文章を読んでも、自分を深く探すことはありませんでした。私は色心を自分の一部と考え、それを甘んじて受け入れていたので、割り切ることができず、むしろそれを可愛がっていました。色心を捨てることができない理由は、実は色魔が離れて行きたくないからです。

 師父は「大法弟子よ、色欲は修煉者にとって最も乗り越えがたい関であると私は随分前に既に言いました。常人のこの情にひどく動かされています。これほどのことでさえ、自ら抜け出すことができません。当初旧勢力はこのような人が大陸の監獄に行ってはじめて改めることができるように按排しましたが、そうではありませんか? あれほど厳しい環境の下で改めるしかないでしょう」(『各地での説法五』二〇〇四年米国西部法会での説法)と説かれました。

 師父が何度も指摘しておられるにもかかわらず、私は頑なに悟らず、法輪大法の修煉者としての様相を見せておらず、修煉の最初の関門ですら突破できていません。一貫して修煉の門の外でさ迷い歩いています。実に恥ずかしく、顔向けできません。師父の辛勤が無駄になったことを痛感しています。

 色心は旧勢力がこの世で「自らのため、私のため」に造り上げたもので、「自らのため、私のため」の高度な表現であり、また最も執着の深いものであり、私の命を狙っています。これは修煉者を滅ぼすために来たものであり、三界の中での腐れ物です。肉体の安楽や快適、喜びはその外見であり、実質的には人の精血の気を吸い取り、人を滅ぼすことが本質です。この心を修めない限り、生死の輪廻から逃れることはできません。色心は私の正念、能力、知恵を深刻に妨害し、多年にわたり悩まされ、三つのことを良く成し遂げることを阻害しています。

 刑務所から出て半年が経ちました。私は毎日、長時間法を読み、暗唱し、法を書き写し、心構えを整え、法を学ぶことを心に誓い、私の層次での法理の一部が現れるようになりました。毎日十数回正念を発し、自分の空間場を浄化する時間を延長しました。私は修煉の初心に戻りました。表面的な大きな出来事や他人の言葉に依存せず、出来事を法で測り、表面だけで考えず、内心の奥から自分を変える努力をしています。そして、毎日自分を空にし、ゼロから始め、法に溶け込みます。他人と比較せず、過去の自分とも比較せず、法に照らし、従うのではなく、真に大法に同化し、法にない思考と念を修めるよう努めています。

 以前、色心が現れたとき、私は恐れる心を抱いて、「また色魔が私を妨害してきた」という考えから消極的になりました。しかし、今では色心が現れた瞬間に、すぐにそれに気づき、もはやそれに引き寄せられることはありません。代わりに思うのは「それは私ではなく、それを排除する絶好の機会だ」ということです。大法から悟るに、真の自分は真善忍で構成され、善良で清浄で無為です。欲望は後天的なものであり、それは旧勢力によって私に押し付けられたものであり、法を正す対象となっています。法を正す基点に立って、正念を発してそれを排除します。長期間正念を発し続け、それが完全に排除されるまで。今では色心が現れても非常に弱くなりました。

 同時に、私はパソコンや携帯電話を使う際、電話をかけたり、買い物をしたり、検索を行ったりする以外では、一般の人のウェブサイトにはアクセスしないようにし、ライブ視聴やチャットなども行いません。すべての悪いものに対して、見ない、聞かない、広めないようにと心がけています。

 この文を書くことで、他の同修に警告を与え、私のように低レベルの過ちを犯さないように願っています。また、私と似た状況にいる同修にも、速やかに正道に戻り、正法修煉の道を歩むよう忠告します。覚醒することができたことは、私にとっても最近の収穫です。私の次元が限られているため、同修の慈悲による指摘をお待ちしています。

 師尊に感謝します!  同修に感謝します!

 合掌

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/21/469499.html)
 
関連文章