慈悲の心を持って政府機関の元同僚を救う
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年1月13日】私は80代の法輪大法修煉者です。退職する前には政府部門で働いていたので、省、市、県各級の多くの幹部をよく知っています。この20年近く、私は新年や祭日、また訪問や観光などの機会を利用して、昔の同僚に法輪大法について伝え、中国共産党(以下、中共)の各組織から脱退する「三退」を促しました。

 元省長は躊躇なく「脱退します!」と表明

 師父は「特に、政府部門の幹部に対して、その職位を見ないでください。当時師父はこの大法を伝えていた時も、人間を見るだけで、その人の社会的地位、その団体の組織形式、職業の云々などを見ておらず、何も見ないで、人の心のみを見ていました。相手を何かの高官と思わないでください。あなたは彼の命を救っているのです。それは常人のこのところでの仕事に過ぎず、今日その位にいるから幹部になっていますが、明日その位から退かされたら、何ものでもなくなります。ですから、人を済度し救うときはこれらのことを見ないのです」と語られました。(『二〇〇三年元宵節での説法』)

 私は師父のお教えに従い、どの階級の幹部に会っても、相手の状況に応じて、法輪大法の素晴らしさと法輪功迫害の実態を伝えたり、資料を送ったりして、三退を促しました。

 ある時、私は旅行の機会を利用して、現地に住んでいる元省長を訪ねました。数年前、私はかつての省長に大法の資料を送ったことがあり、今回もお土産と資料を持って行きました。元省長は私に会うと「何年も君に会っていないが、相変わらず若くてきれいで、年をとらないね」と嬉しそうに言いました。「それは法輪功を修煉しているおかげです」と、私も笑って言いました。

   居間に座ってお茶を飲みながら、私は元省長に「昔、私は胃潰瘍、胃下垂、リューマチ、冠状動脈性硬化症、クローン病など数々の病気を患い、毎年入院して漢方を含む治療を受けましたが治りませんでした。最後に気功を試すことにしましたが、病気が良くなるどころか、憑き物を招いてしまい、一晩中休むことができず、母が私のそばに付き添わなければなりませんでした。ある年、省軍分区のある課長が一人の女性気功師を二度も私の家に連れて来て治療してくれましたが、効果がありませんでした。気功師は私に『あなたの師父は東北にいて、背が高くて、いつかあなたを探しに来ますので、待っていてください』と言いました。その時から私は待ち続け、出家する気持ちまでありました。その後、どんどん重症化して、とうとう足が動かなくなりました」と語りました。

 元省長は「それは大変でしたね! 幾つの時でしたか? どうやって治しましたか?」と興味深く聞きました。私は「当時私はまだ50歳を過ぎたばかりで、神様が私の病気を取り除いてくださるよう願うしかありませんでした。1996年の夏、ある同僚は絶望中の私に「東北から来た気功大師が済南市で気功講習会を開いており、治療効果が素晴らしい」と教えてくれました。「東北から来た気功師」と聞いた瞬間、まさか私の師父が本当に来られたのではないかと思いました。私はすぐに参加することに決めました。勤務先の人が車を用意してくれ私を済南市まで送ってくれました。運転手は私を支えて講堂に入りました。最初の3日間は座って講習を受けることができませんでしたが、不思議なことに、4日目、煉功動作を練習した後、なんと自分で歩けるようになり、足の痛みもなくなり、全身が軽く感じました。私の快復を喜んでくれた母は、私と一緒に煉功するようになりました。私の感動と喜びは表現し難いもので、心から師父に感謝し、それから法輪功を修煉する決意をしました。やがて私の病気はすべて治りました」と話しました。

 私の話を聞き、元省長は「なるほど、君は法輪功を修煉して治ったということですね! 法輪功は本当に普通ではないようですね!」と感心しました。私は「その通りです。法輪功は本当に素晴らしい功法で、病気治療と健康維持に奇跡的な効果があります。ぜひ試してみてください。健康になるだけでなく、人生の意義と人としての道理を理解することができます」と言った後、たくさんの事例を挙げて大法について伝えました。元省長は「法輪功は本当に素晴らしいですね! 良いと思ったら頑張ってください」と言ってくれました。

 続いて私は「数年前に私が中共を脱退するよう話したことがありましたが、それは私ではなく、神があなたを助けているのです。今はどう思われますか?」と言うと、「脱退します!」と快諾しました。

 帰る時、私は持って来た大法の資料を渡しました。元省長は両手で大事に受け取り、必ずよく読んで、より多くの情報を知りたいと言いました。

 「法輪大法は素晴らしい」を唱え 90代の高級エンジニアが生き返った

 省病院の婦人科主任は私の長年の友人で、彼女の夫は今年92歳になり、高級エンジニアです。1999年「7.20」前に法輪功の修煉を始めましたが、その後、中共の迫害を恐れてやめました。

 3年前、お正月前に友人から突然電話があり、「夫はもうだめみたいで、病院の検査で脳にがん細胞がたくさん見つかり、進行がとても速いと言われました」と話しました。私は「心配しないで、明日行きます」と言いました。

 翌日、私は友人の家に行き、ベッドの上で目を閉じて瀕死の状態になっているご主人を見て、彼の耳元で「お兄さん、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えてください」と言いました。ご主人は軽くうなずいて、小さな声で唱え始めました。繰り返し唱えた後、彼は「師父、ありがとう!」と加えました。だんだんと声が大きくなり、澄んできました。「お兄さん、寝てばかりではいけません。起きて少し座ってみてください」と言うと、彼は本当に起きて座りました。

 友人はとても喜んで「夫は寝たきりで、何日も起き上がれなかったのですが、それを唱えることで、自分で起きることができました!」と大興奮していました。友人は大法を修煉していませんが、とても大法が良いと認めています。そして、他の患者さんにもよく法輪功の良さを伝え、時には患者さんに法輪功を学ぶように勧めています。

 私はご主人に「お兄さん、あなたは大法大弟子ですよ。『師父が弟子を守ってくださるので、絶対に大丈夫だ』と思ってください。そして心から『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を唱えてください。あなたは必ず危険を乗り越えてよくなると信じています!」と言いました。話をしているうちに、彼は大法を修煉していた幸せな日々を思い出してとても喜び、大法の修煉を決して放棄しないと言いました。それ以来、彼はいつも心からの九文字を唱え、そして毎日師父の説法録音を聴くようになりました。

 あれから3年が経ち、私は毎年電話で友人に挨拶をしています。ご主人の状況を尋ねると、友人はいつも嬉しそうに「夫は頭のがん細胞がなくなり、体が回復してとても元気です。心配しないてください」と言います。

 友人の夫は、90歳過ぎた高齢者として、頭にがん細胞が多数あり、常に命の危険に晒されている中で、彼は再び「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を信じることができて幸運です。この心からの九文字には宇宙の強いプラスエネルギーがあり、ウイルスを取り除き、自己免疫力を高めることができます。絶望に陥った彼は、誠心誠意にそれを唱えることで体が回復し、寿命が延びたのです。

 恨みを捨て、慈悲心を持って「610弁公室」の主任を救う

 1999年7月20日、江沢民を党首とする中共が法輪功と法輪功学習者への迫害を始めました。私の職場の「610弁公室」の主任はたくさんの警官を連れて私の家にやってきて、私を囲んで批判闘争会を開いているかのように、私に大法の修煉を放棄するように迫りました。私は自分の体験から大法のすばらしさを伝え、大法の無実を訴えました。「610弁公室」の主任は私が動揺しないのを見て、人を派遣して毎日のように私を監視し尾行しました。私の家の向こう側の歩道では、いつも私を監視する人の姿があり、特に中共の大会や年中行事など敏感な日には、「610弁公室」の主任が自ら警官を連れてきて嫌がらせをしました。私は彼らに何度も大法の素晴らしさと法輪功迫害の実態を伝えましたが、彼らはまったく聞く耳を持たず、20年以上の間、彼らは私に対する妨害と迫害を止めませんでした。

 今年に入って、「610弁公室」の主任が末期がんになったと聞きました。これは彼が以前、法輪功迫害に積極的に関わった悪報であると分かっています。

 それにしても、彼のことを聞いた時は、胸が苦しくなり、もう一度彼に大法について真実を伝え、彼が救われる機会を与えようと思いました。私は恨みを捨て、慈悲の心をもって大法の資料を持って彼を訪ねました。「610弁公室」の主任は私が彼を見舞いに来るとは想像すらしていませんでした。私を見て、彼はとても恥ずかしそうになり、家族にお茶と果物を私に出すように言いました。私はまず彼の病状に関心を示した後、彼に法輪功の良さと迫害の実態を伝えました。

 私は彼に、ここ3年、新型コロナウイルスの蔓延で、たくさんの中共の幹部や中共を支持する学者、著名人が密集して死亡している現実に触れました。特に「610弁公室」のポストに就いていた人の死亡は後を絶たず、しかも死者の年齢はますます若くなっている事例を挙げました。「まだ中共を支持している人や、中共の各組織から脱退していない人、それに依然として迫害に参与している人は最も危険で、最も悲しい結末になるのです」と三退を促しました。

 「610弁公室」の主任は私の話を聞きながら「そう、そう、その通りですね!」とうなずき、賛同してくれました。実は、彼は法輪功迫害の20年余りの中で、早い段階で法輪功の良さをよく知っていましたが、中共の噓偽りの宣伝に騙され、中共を恐れ、そして利益のために迫害の実行者となったのです。私は彼に心を込めて「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えるように、「これは、病気治療と健康維持に素晴らしい効果がありますよ」と伝えました。彼はすぐに承諾し、「三退」することにも同意しました。最後に彼に真相資料を渡すと、喜んで受け取りました。

 元「610弁公室」の主任の彼はやっと大法の良さが分かり、中共に従って迫害を行なうことは中共の陪葬になるにほかないことを見抜き、中共の組織から脱退することを選択しました。これは良知と正義の選択であり、とても喜ばしく思いました。

 元女性市長の選択に遺憾

 大法の良さと迫害の実態を伝え、人々を救う過程で、頑な人に出会うこともあります。ある日、私はあるレストランで元女性市長に会いました。以前、彼女とはとても仲が良く、私の話をよく聞いてくれました。久しぶりの再会に、私たちはとても喜びました。挨拶をした後、私は彼女に大法について伝え、三退を促し、「私たち二人は仲がいいので、あなたのために、真実を伝えなければなりません」と一言を付け加えました。私が急いでいてよく伝えられなかったか、それとも相手が中共の嘘に騙されて惑わされたのか、三退を促した時、彼女は不機嫌な顔をして、何も言わずに急いで去っていきました。彼女の後ろ姿を見て、私はとても残念に思いました。

 その後、私は内に向けて自分の問題を探し、絶えず大法に則って自分を正しました。私は元女性市長ととても縁があり、また機会を見つけて大法について伝え、彼女を助けなければならないと思いました。

 今後、私は師父が按排してくださった人を救う機会を見逃さずにしっかり行い、相手がどんな態度を取っても恨まず、慈悲の心を持って対応しなければなりません。要するに、より多くの人々に大法の良さと迫害の実態を知ってもらい、中共の嘘を見破り、偏見を捨てて乱世の中で良知を保ち、邪悪から離れ、末劫の中で天の加護を得ることを願っております。

 (責任者編集者:文謙)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/7/470603.html)
 
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