どちらの手を手放すか
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 【明慧日本2023年1月20日】最近、明慧ネットで読んだ物語ですが、2023年6月のある日、ある女性法輪功修煉者(以下、W)がバス停で、70歳か80歳のお婆さんに出会い、彼女は住所を書いたメモを手に教会を探していました。Wさんがその住所を見て「それなら私について来てください。同じ方面に行きますから、見つかるかもしれません」と言いました。二人はバスに乗り込み、一緒に座りました。

 お婆さんは親切で話し好きだったので、二人は沢山の話をしました。お婆さんは「あなたは信仰がありますか」とWさんに尋ねました。Wは「はい、私は大法修煉者です」と答えました。Wさんはお婆さんに「あなたは中国共産党(以下、中共)に加入しましたか」と聞くと、「加入しました」と答えました。「三退すれば平安無事になることを聞いたことがありますか」と尋ねると、お婆さんは困惑した様子でした。

 Wさんは「あなたは神を信じており、天国に帰るべきです。しかしマルクスは悪魔の宗教の信者であり、共産党員は彼について地獄に落ちなければなりません。その時が来たら、一方の手は、神があなたを天国に引き上げようとし、もう一方の手は、悪魔があなたを地獄に引きずろうとします。あなたはどちらの手を放しますか」と聞くと、お婆さんは驚いた顔でWさんを見て、すぐに「私は三退します」と言いました。「ニックネームで三退しましょうか」と聞くと、「必要ない」と答えました。

 お婆さんはペンを取って、Wさんの手に本名を書き、身分証も取り出して確認してもらいました。お婆さんは感激して両手を合わせて「主よ、ありがとうございます」と言いました、Wさんは「お姉さん、私たちが会ったのは縁であり、今日あなたが三退をしたので、あなたは平安無事になりました。家に帰ったら、家族にもネットか大法弟子に三退させてもらって平安無事になって下さい」というと、お婆さんは「分かりました」と言いました。Wさんが駅に着いたので、お婆さんは立ち上がって「さようなら、またね」と何度も言いました。
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 読み終えて、「どちらの手を手放すか」という言葉に笑いました。その姿が目に浮かぶような気がしました。しかし、笑い出してすぐ鼻の奥がすっぱくなり、目に涙が浮かんでいました。私は遠方に住んでいた叔母を思い出しました。叔母は、村の人たちと一緒に真相伝えをした法輪功修煉者(以下、修煉者)を嘲笑して、十数年前に突然亡くなりました。

 中共の統治下にある中国本土では、神を信じる多くの人々は中共の組織に加入し、人生を中共の悪魔に捧げると誓いました。修煉者は神の使者であり、真相伝えをして、三退を勧めることで、人々が中共の悪魔に引っ張られている手を緩め、命を奪う毒の誓いを放棄し、神の救い済度を助けているのです。尊い中国の人々が皆、神の言葉に耳を傾け、神の救い済度を得られるるよう願っています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/17/471045.html)
 
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