大法は教会に通う人々に希望をもたらす
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2024年2月21日】ここ数年、中国共産党(以下、中共)は各種の宗教への信仰を非常に深刻に弾圧していますが、信仰を持つ人々に大法の真実を伝えることがよりスムーズに行われるようになりました。私の経験をお話しすることで、同修たちが大法の真実をよりよく伝え、より多くの人々が共産党の邪悪を認識できるように願っています。

 ここ数年、中国経済は悪化する一方で、民衆は生活はますます惨めなものになっていますが、心中では怒っていても、口に出して言う勇気がなく、宗教的信条に頼って不満を癒す人がたくさんいます。黒竜江省の小さな町にも教会がたくさんあります。ある日の夜、私は大法の真相資料を配りにある住宅街に行きました。住宅街からそう遠くないところに教会があり、その時、真向こうから3人の年配の女性が歩いてきました。私は急いで真相資料を服の中に入れましたが、彼女たちは、「あなたは法輪功学習者ですね?  うちの近所によく来ていますね」と話しかけてきました。私は、彼女たちが警察を呼ぶのかと思ったのですが、彼女たちは「怖がる必要はありません。私たちはあの教会のクリスチャンです。警察を呼んだりしないし、あなたたちのことは理解しています。あなたたちのことを尊敬していますよ」と言われました。

 彼女たちの話を聞いて、私は「私たちが伝えている中共の悪行を信じますか? 偽りの『天安門焼身事件』、生きている法輪功学習者の臓器摘出など、どう思っていますか」と尋ねると、その1人は「最初は信じられず、うんざりしていましたが、今は信じています」と言いました。もう1人は、ここで話すのは不便だと言って、私を教会の脇の部屋に連れて行き、カーテンを閉めました。

 彼女たちは自己紹介をし、一番年上の人は責任者らしく、みんな姉、妹と呼び合っています。彼女たちは「2015年、中共は全国の教会を規制し始め、浙江省から十字架を撤去することを開始し、徐々に全国に広がっていき、やがて教会の十字架をすべて撤去しました。さらに建築法規に適合していないという理由で教会の建物を取り壊しています。それに抵抗する信者は当局に連行され、監禁されました。宗教界は赤い恐怖に陥っています」と、ここ数年で起こったことを話してくれました。

 それから、彼女たちは私を教会の本堂に連れて行きました。1人が「見てください」と言ったので、見てみると、教会の中央にはイエスの像の代わりに赤い共産党の旗が掲げられており、「大勢の信者が神を信じることから党を信じるように、観念を変えるように努力すべきだ!」と、旗に書かれています。本棚の聖書は取り払われ、湿気とカビにまみれたまま脇の部屋に積み上げられ、本棚にはあらゆる種類の党の核心的価値観や新時代の社会主義思想など、共産党に関する本が並べられていました。ある人はそれらを見ながら泣き出し、「 私たちは、あなたたちが言っていることをすべて信じています」と言いました。

 もう1人は「ここにいる数人の牧師だけでなく、ここの司教さえも連れて行かれました! 代わりに共産党から派遣された人が司教になっています。その司教は教会で共産主義的なことを教え、私たちにこの世に神はいないことを認めさせ、さらには共産党に加入するよう説得しています! 数日後には、ここに『あの人』の大きな写真を掲げる予定で、私たちを毎日その人に向かって敬礼させるつもりなんですよ!」と話しました。

 彼女たちの話を聞いて、驚きました。私は「中共の邪悪さを知った今、あなたたちは三退する気がありますか? この邪悪に満ちた組織からの脱退を宣言してください!」と言いました。彼女たちは即座に「どうやって脱退するのですか? 私たちは三退します」と言って、実名で共産党組織から脱退を行いました。翌日の夜、彼女たちは多くの信者を教会に連れてきて、みんなが脱退することを頼まれました。この教会には数百人の信者がいますが、その半数以上が次々と三退をしたのです。

 一部の信者たちは法輪大法のことを知りたいと言い出しました。私は彼らに、「あなたたちがこのような境遇にあるのは神佛の按排であり、天上の無数の高級生命たちもあなたたちのことを見ており、あなたたちが大法を得ることを願っているかもしれません」と言いました。彼らは「私たちは信者ですが、普通の信者です。聖書を読む資格はなく、教会の牧師や神父だけが聖書を読む資格があります。私たちは読んでもわからないので、聖職者に解釈してもらっていたのです」と話しました。

 その話を聞いて私は微笑んで「法理は同じですよ。白人の世界にはあなたたちはいないことを知らないのですか? 聖書を1冊貸してください、白人の神は黄色人種を済度しないという聖句を探してあげます」と言いました。彼らは私のほうをみて、「私たちの教会の牧師はそんなことは言ったことがありません。その聖句が本当に聖書にない限り、私たちはあなたの言うことを決して信じません」と言ったので、私は「あなたたちの神は、絶対そう言いました。聖書を1週間貸してください。それを探し出します」と言いました。

 私は一冊の聖書を持って帰りました。「イエスがそう言っていた」と思って、新約聖書のマタイによる福音書のところから探し始めると、案の定、黄色人種を済度しないという箇所がいくつも見つかりました。その章と節をペンで紙に記録しました。翌日、私は彼らに会いに行って、その部分を一つ一つ見せました。「東に行ってはならない」、「私の世界に黄色人種はいない」などなどとはっきり書いてあります。彼らは「どうすれば大法を得ることができるのですか」と聞かれたので、私は法輪大法を紹介し、聖書にもある大赤龍のこと、邪悪の印のことについて話しました。最後に彼らに、これらの啓示の中に創造主を見つけさせました。彼らは皆納得し、大法弟子になりたい、大法は人類の未来の希望であると喜んで言いました。

 共産党による様々な宗教の弾圧は、逆に、より多くの人々を三退を受け入れない状態から三退を受け入れ、さらには大法を受け入れるようにさせました。共産党がますます不人気になるにつれて、ますます多くの人々がこの邪悪の組織から逃げていくと思います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/6/472199.html)
 
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