女性社長「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と叫ぶ
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文/北京の大法弟子

 【明慧日本2024年3月1日】私はスーパーマーケットで気品のある女性に出会いました。女性は、手に取った商品を見つめてはいるものの、ぼんやりしていて何か他のことを考えているような表情でした。私は「あなたのお金が風によって飛んできたものじゃなければ、私は同じ商品を売っている店を知っていますよ。そこのものはこの値段より半値ですよ」と話しかけました。彼女は振り返って私を見て、手に取った商品を置き、苦笑いしながら、「私にはお金に関する問題はないのですが、生死の問題があります」と言いました。

 女性は劉という苗字で、ある企業の社長だと言いました。そして彼女は、自らの境遇を話してくれました。

 「私は、『家庭出身』(1949年前の階級区分によって定められた身分。例えば、貧農家庭に生まれた人は貧農階級、地主家庭に産まれた人は地主階級である。1980年代以前は入党・就職・入学時に自分の『‘家庭出身』を各種書類に記入しなければならなかった。地主家庭や資本家家庭の出自はよくないといわれた)で、よくないという理由で共産党に土地を押収され、家族全員が田舎に追いやられました。そのため、私は北京郊外の農家に嫁がさせられました」

 「その後、制度が変わって『名誉回復』をされたため、私たち夫婦は市内に戻ることができ、職も与えてくれました。しかし、私は第二子を出産することになったのです。当時の、国の一人子政策に違反したので、悪い手本としてみなされました。そのため、会社で批判の大会が開かれ、悪い手本としてみなされた私は、公職を解かれました」

 「幼い子供2人を養うために、ゼロからでしたが私は個人経営を始めました。数年間、苦労しましたが、事業はどんどん拡大していきました。その後、上場会社を設立し、いくつかの支店も作り、私は社長になりました」

 「お金をたくさん儲けましたが、疲労がたまり、健康状態が悪化し、致命的な病気になりました。そのため、手術のために入院しなければなりませんでした。しかし、私が入院している間、夫はビジネスを引き継いだものの、現代社会の道徳低下の影響で数人の愛人を作りました。私が退院したとき、夫はわざと愛人の中でも一番若い女性を家に連れ来ており、私に離婚するよう強いました。私は絶望して自暴自棄になり、生死の境をさまよっているかのようになりました」と話しました。

 彼女の話を聞いた私は、「生命、健康、安全が大切です。今はすべての人が、生死の選択の問題に直面しています」と言うと、彼女は「私の視野が狭すぎたのでしょうか?」と聞きました。

 私は彼女に、「人の心が悪くなっているから、神様が降りてこられて、世人に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を伝えに来られました。宇宙の特性に合致する人だけが残ることができますが、そうでない人は淘汰されなければなりません。人は神によって作られたのですから、マルクスやレーニンの子孫にならないで、清らかな中国人になって共産党組織から脱退しなければならないのです。現在、天災や人災が多いのは、残れる人を選んでいるからです」と話しました。

 すると彼女は、「共産党は本当に嫌いです。私は生まれたときから現在まで、共産党のせいで、穏やかな暮らしをすることができません。子供のとき、私は『地主・資本家の子犬やろう』と呼ばれ、大人になると、地主・資本家の子供だから、農村の人と結婚することになりました。都市に戻って2番目の子供を産んだため、解雇されました。会社を設立し、大変苦労して稼いだお金は共産党の官員らによって横取りされました。夫は江沢民に学んで愛人を作りましたが、これらはすべて共産党によるものです」と話しました。

 私は彼女に、「どうして共産党のことを、こんなにもよくわかっているのですか?」と尋ねると、彼女は「3年間のコロナの封鎖で、よくわかったのです。人々の不幸は、すべて共産党が作り出した人災だと。PCR検査の結果が出る前に病人が病院の前で死亡し、妊婦は路上で子供を産み、共産党は人々を動物以下の扱いをしています。私は法輪功の資料を読んだことがあり、海外からの電話も受けたことがありました。法輪功の人が言ったことは、真実であり、真理だと思います!」と言いました。

 私は、「劉さんは共産党の党員ですか?」と聞くと、彼女は「当時、『家庭出身』はよくないので、入党することが許されなかったので、少年先鋒隊しか入っていませんでした」と言いました。私は「少年先鋒隊に入隊するとき、生涯、共産主義のために奮闘する、常に犠牲になる準備ができたという誓いをしましたよね。天は共産党と党員を滅ぼすことになっているので、あなたはその中の一分子であり、共産党の殉教者になってしまいます。神様に、その組織から脱退する態度を表明してください。あなたに良い未来があるように願っています!」と話しました。

 彼女はすぐに、「よくわかりました! 私も子供2人も脱退します! お願いします。子供たちは公務員で、政府部門で重要な職位に就き、責任者です」と言いました。私は微笑んで「本人が同意しなければならなりません。劉さんは先に脱退して、帰宅してから、子供たちに法輪功の真相を話してあげてください。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』をいつも唱えていれば、『神の加護を得ることができ、災いを福に変えることができる』と伝えてくださいね」と話しました。

 「もう一度教えてください。『心からの九文字』の言葉を魂に刻みたいのです!」と彼女は言いました。私はゆっくり、そしてはっきりと、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と伝えました。

 すると優雅な彼女が、突然力強く大声で3回叫んだのです。「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と。その瞬間、大型スーパーのすべてが静止したようになり、騒がしい音が一瞬にして静まり返りました。

 彼女は涙をこらえて言いました。「あなたは、神様に私を救うために遣わされてきました。私の事業も家庭も救われます!」

 なんと私と彼女は、3時間以上もおしゃべりをしていたのでした。日が落ちたので、私たちは別れを告げました。彼女は長安街の車の中へ消え、中心の最も明るい場所に向かって行ったのでした。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/19/473354.html)
 
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