中国の裁判官「弁護士を雇っても控訴してもお金の無駄だ」
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 【明慧日本2023年3月11日】江西省南昌市在住の法輪功学習者・周群慧さん(67歳女性)は、法輪功の実践を理由に西湖区(せいこく)裁判所で懲役3年2カ月の不当判決を言い渡された。周さんの家族は裁判について当局から秘匿されていた上に、裁判官は弁護士を雇うことを許可しなかった。そして周さんは起訴状すらも渡されなかった。周さんは、この判決に控訴した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 周さんは、2023年3月15日午後、自宅で鋼城派出所の警官らと地元住宅委員会の職員2名によって連行された。周さんが自宅で法輪功の資料を印刷したとの通報があったのだという。そして周さんのプリンターやパソコン、法輪功の本などを押収した。警官は家宅捜査中に「法輪功が良いものだとは知っていますが、法輪功を実践することは許されていません」と言った。

 警察は周さんを南昌市拘置所に連行したが、家族には周さんについて一切連絡しなかった。 

 2023年10月、周さんの家族は、周さんが起訴されたと知った。そして周さんの状況を尋ねようと西湖裁判所に行ったが、裁判官は周さんの家族にこう伝えた。「判決は引き出しの中にあります。周さんは、懲役1年から3年の判決です。弁護士を雇っても、控訴してもお金の無駄です」

 周さんの家族は、なぜ周さんの審理を公開しなかったのか、なぜ審理について知らせなかったのか、なぜ弁護士を雇うことを許可しなかったのかと裁判官に質問した。そして、2023年11月に裁判官(章玉娟)への告訴状を提出したが、何も起こらなかった。

 2023年12月9日、裁判官は周さんに懲役3年2カ月の判決を下したと発表した。しかしその時も、周さんの家族はまだオンライン審理が開かれたことについて知らされていなかった。

 周さんの家族は、今ではパンデミックによる規制もないのに、どうして審理がオンラインで開催されたのか理解できないと語った。周さんによると、オンラインの音質が非常に悪く、審理中は裁判官の発言が何も聞こえなかったという。これまでのところ、周さんには起訴状の写しが渡されておらず、周さんにどのような罪が課されたのか、そして量刑の根拠についても未だに分かっていない。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/10/470819.html)
 
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