同修に正念を与え、否定的な考えを与えないように
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文/中国の大法弟子 心宇

 【明慧日本2024年3月12日】最近、同修に正念を与え、否定的な考えを与えないことについていくつかの悟りがありました。ここで書き出し、同修のみなさんと共有し、共に精進したいと思います。

 『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』には、次のような学習者からの質問がありました。「弟子:ほかの学習者に対する否定的な考えは『灰色の大山』になっていると明慧ネットの交流文章で書かれていました。私はほかの空間が見えないのですが、ほかの学習者とトラブルがあるとき、大きな圧力を感じ、良くない物質に包まれていると感じます。ほかの人の私に対する良くない考えは外的な物質で、私に及ぶことができません。大法に基づいて自分を正せば、この迷いから抜け出すことができると思います。しかし、この過程はとても困難だと分かっています」

 「師父:具体的な情況は人それぞれ違います。見えた光景は修煉者を忠告するための例えであり、真実の情況ではないかもしれません。一つの大きな山のようで、それ自体は魔ではありませんが、マイナス的なものです。大法弟子はそれを突破したいなら、努力する必要があり、そうしてやっと乗り越えられるのです。実はここ数年、皆このように歩んできたのではありませんか? お互いに多く助け合い、協力し、相手を理解し、相手の長所を見れば、これは問題ではないはずです」(「各地での説法十三」、『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』)

 この部分の師父の説法を再び学んでから、私は自分にこう言い聞かせました。「同修に正念を与え、否定的な考えを与えず、同修の修煉や人々を救うことに困難を増やさないようにしなければならない」

 ある日、技術担当の同修Aさんがうちにやって来ました。私はAさんに「今、何人かの技術担当の同修がさまざまな妨害を受けています。小さなことでも大きなことでもすべてあなたに頼んでいます。そのため、あなたはとても忙しいですね。もう1人の同修を見つけて、仕事を分担しませんか? Bさんはどうですか?」と話すと、Aさんは「彼にはできないです。彼は恐怖心があまりにも大きいのです」それを聞き、私は少し考えました。そして思い出しました。そうだ、Bさんは確かに安全にとても気を使っている。以前、彼の家に三人の同修が集まって法を学んだことがあった時に、同修たちがいつも一緒に来て一緒に帰ることに気付き、Bさんは彼の家で一緒に法を学ぶことを直接拒否しました。また、私と会うときも安全に注意し、家族の受け入れ能力を理解するよう忠告しました。ですから、私はAさんの考えが正しいと思いました。

 その時、師父の説法の一言が頭に浮かんできました。「固定した見方で相手を見てはいけません」(「各地での説法十一」、「大法弟子とは何か」)私はすぐに問題を正念で考え直しました。同修たちは皆向上の過程にいて、一瞬一瞬で異なる境地に至っているかもしれない。真に修める弟子として、同修に正念を加え、同修が必ず恐怖心を克服し、堂々とした姿で恐怖心から抜け出すことを信じなければならない。Bさんはもう以前の恐れの境地にいないかもしれない。師父は私たちに「お互いに多く助け合い、協力し、相手を理解し、相手の長所を見れば」(「各地での説法十三」、「二〇一四年サンフランシスコ法会での説法」)と説かれています。 私は師父の言葉に従い、すぐにBさんの長所を見つけました。Bさんは以前に邪悪を恐れず、親族の同修を救う活動に参加し、陳情の手紙を北京に送り、成功裏に同修を救出したことがあります。それは如何にすばらしいことでしょう。また、Bさんは自分で資料を印刷して配布し、人々を救っています。どこにBさんの恐れがあるのでしょうか? そう考えると、私はBさんのことに感銘を受け、信頼の心でいっぱいになりました。

 ある日、同修Cさんが私にこう言いました。「私と一緒に同修Bさん家に行って欲しいです。Bさんに用事がありますが、彼の家がどこにあるかわかりません」私はそれを聞き、このことは師父からの按排だと思いました。Bさんに技術担当の話しをすると、Bさんは一瞬もためらうことなく、技術担当になることに同意しました。Bさんはコンピューターにかなり詳しいのですが、彼は謙虚に言いました。「わかりました、いいですよ。私はシステムを立ち上げることに不慣れなところがあるので、他の同修から学び、できるだけ早く覚えます」

 その後、資料拠点を設立したい同修がいたら、Bさんは最も早いタイミングでプリンターとコンピュータの購入を手伝い、すぐに安全なシステムを立ち上げてあげました。またプリンターの修理も行いました。Bさんは一度も「怖い」と言ったことがありません。その結果、我が地域にはもう1人の技術担当の同修が増え、Aさんなどの技術担当の同修のプレッシャーが軽減され、衆生を救う活動において大きな役割を果たしました。

 もし私が師父の教えに従わず、同修に対する偏見や固定観念に影響され、同修に対して固有の観念を抱いて、同修に否定的な考えを与えたなら、同修は正念の力を得ることができず、向上する機会を失った可能性があり、全体の人を救う活動に支障を来したかもしれません。

 また、このようなことがありました。ある晩、同修らと一緒に法を学んだ後、ある古い同修がこう言いました。「私はこの2、3日の間、外に出て人々を救うことができませんでした。やる気が出ないし、気持ちが沈んでいます」私たちは皆、この同修がほぼ毎日外出して直接人々に法輪功迫害の実態を語り、非常によくやっていることを知っています。この同修は自分が既に6万人から7万人に真実を伝えたと言っていました。そのため、皆不思議に思い、何があったのか尋ねました。その同修はこう答えました。「2日前、私はあるコミュニティで大法につい印刷した紙を貼っていました。数枚貼った時、そのコミュニティに住むある古い同修が私を見かけました。その同修はこう言いました。『あら、あなたはここにこれを貼っていますか? ここには保安担当がいますよ、気をつけてください。その保安担当に見つけられたら大変ですよ。もう貼らないで、早く離れなさい』と言いました。それを聞き、私は家に帰りましたが、もう外出する勇気がなくなりました」

 私はこう考えました。これは旧勢力が同修を怖がらせて人々を救わないように利用しているのではないのか? 否定的な言葉を言った同修は同修が迫害されることを心配していて、それを聞いた同修も同様に相手の同修が自分のために言っていると感じ、自分の安全に気を付けるよう注意をされたと思い、結局法に則っていない、否定的な情報を受け入れてしまった。同修に対する否定的な考えが、これほど精進していて、本来正念がとても強かった同修にこれほど大きな影響を与えてしまったのです。

 師父は私たちに「正念を持って、正しく行う」よう教えています。もし、そのコミュニティに住んでいる同修が代わりに、資料を貼っている同修に正念を与え、「あなたが貼った真実の内容の資料は本当に素晴らしいです。このコミュニティの人々がそれを見て救われる人が増えますね。発正念を多くし、周りに保安担当がいないか確認してから貼りましょう。正念を持って正しく行動すれば問題ないです。私があなたのために正念を発し、協力します」と言ったならば、あの古い同修はとても暖かく感じ、励まされたでしょう。また、2、3日外出せず人々を救うことに支障をきたすことはなかったでしょう。したがって、旧勢力に利用されて、古い同修に対して否定的な考えを持たせることになった同修は、無意識のうちに自分自身に業を作ったのではないでしょうか? 私は悟りました。「同修に正念を与えるか、否定的な考えを与えるかによって、相手の同修の行動は本当に大きく異なる」と考えました。

 同修の皆さん、純粋な心で同修に正念を与え、否定的な考えを与えないようにしましょう!

以上、次元に限りがあり、悟った内容に法に則ってない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 (編集担当者:文謙)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/8/472174.html)
 
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