文/カナダの大法弟子
【明慧日本2024年6月4日】何年にもわたって、私は自分たちの考えがいかに重要で強力であるかを理解するようになりました。法輪大法を学ぶ前は、自分の考えが自分の体、環境、将来に影響を与えるとは思いませんでした。返本帰真して元に戻るためには自分の内面を根本から変えなければいけないことが分かりました。世界法輪大法デーという特別な機会に、私は自分の考えが、どのように自分の人生を大きく変えたかについてお話ししたいと思います。
10代のころ、私は自分の考えに意味があるのか? と疑問に思っていました。私は大声で悪口を言う勇気はありませんでしたが、心の中で悪口を言うのはどうなのでしょうか? 2000年代初頭、私たちは自分の心に従うようによく言われましたが、それは何を意味するのでしょうか? 私は自分の感情や情熱に従わなければならないと思っていました。私には夢があり、幸せな人生を送り、世界中を旅し、痛みのない生活を送りたいと願っていました。しかし、いまの私は自分がこの物質世界の幻想に惑わされていたことに気づきました。私の本当の私は内側にありましたが、それは何層もの概念の下に閉じ込められていました。真我を見つける唯一の方法は、概念を識別し、それらを拒否することを学ぶことでした。
私が初めて『轉法輪』を読み始めたとき、20代前半でした。 数週間ごとに発疹が出て身体が辛くなったため、仕事によるストレスと疲労に対処する方法を探していました。私は恨みを持ち続けて、周りの人たちを喜ばせようとしていました。『轉法輪』という本は私を驚かせ、たとえすべてを理解できなかったとしても、言及されているいくつかの課題、話題の重要性を理解できなかったとしても、読み続けました。読み続けているうちに、少しずつ理解できるようになり、さまざまな変化を感じ始めました。『輾法輪』を読めば読むほど視界がクリアになり、本当の自分が見えてきました。私は給料の上昇を求めるのことをもやめました。代わりに、自分の仕事の良い点に焦点を当てました。私はパートナーに文句を言うこともやめました。他人が関わる争いに感情的に巻き込まれるのをやめました。走ることも、時には歩くこともできなかった膝の痛みが完全になくなり、ストレスや疲労による発疹も治まりました。私の心に変化が起こると、体も変化しました。
師父はこう説かれました。「心性が高まってくると、身体にも大きな変化が起こります。心性が高まってくると、身体を構成している物質も間違いなく変化が起こります」。『轉法輪』「第一講」
30代前半、私は師父の『洪吟』『論語』『轉法輪』を暗記し始めました。私の心は広がりました。長男と次男を育てながら、元気をもらって、同時に多くのことができるようになりました。私が生活の喧騒(けんそう:人声や物音で騒がしいこと)にストレスを感じて急いでいるとき、息子たちも同じように忙しく、より要求が厳しいことに気づきました。 一日一日を笑顔で過ごし、ペースを落として、最も単純なことをしている間は空っぽの心で集中することができました。
夫が仕事で遅く帰ってきたとき、恨みを抱かないようにすることに重点を置きました。私は、終わりが見えない家事すべてについて不平を言う悪い考えを何度も何度も拒否しました。古代中国の昔話や、真・慈・忍についての素晴らしい物語をたくさん読みました。 それは私の世界観を変え、より伝統的な考えを受け入れられるようになりました。私の子供たちのしつけは新たな方向に進みました。彼らはテレビ画面やビデオゲームなしで暮らしています。彼らの創造性と音楽スキルは日に日に成長してきて、明るくて優しい純粋な子たちです。
30代後半になったいま、私はダウン症候群(21トリソミー)の三男を出産して、多くの艱難を経験してきましたが、中にはとても辛いこともありました。大法のおかげで、私は自分の感情と本当の自分を区別し、自分の思考を完全に制御できるようになりました。私は長年法を読んで得た理性を利用して、大きなプレッシャーに直面しても平静を保ち、平安を見出すことができるようになりました。夫との関係は相互の優しさと理解に基づいており、私たちは感謝の気持ちを持って人生の苦しみに耐えることができました。大法のおかげで私たちは知恵を成長させることができました。
いま、私はこれまで以上に、自分の心を純粋に保ち、世界のすべての気を散らすものから遠ざからなければならないと感じています。私は自分の心にあることに注意を払う必要があり、集中力を保つために法を唱えます。私の心が人間界の永遠の闘争で満たされているなら、私は人間です。もし私の心が空っぽで、周囲で起こっている些細な出来事を気にしなければ、世界が明るくなります。
師父の『洪吟』「三界を跳び出る」を皆さんと共有したいと思います。
常人の苦楽を気にせざれば
乃なわ ち修煉者
世間の得失に執せざれば
羅漢なり